より良いプレゼンテーション目指そうnep 老人斑 neprilysin (nep)...
TRANSCRIPT
プレゼンテーションのためのノウハウ本
講談社ブルーバックス B1584 880円 講談社サイエンティフィク 2000円
良いプレゼンテーション
• ストーリーがある
• 本筋を常にキープ
• 論理的
• 結論が簡潔明解
– 伝えたいことは2つくらいまで(お土産メッセージ take-home message)
• SIMPLEなスライド
• 話し方 はっきり、適度な速度で
• 時間厳守
T P O
• 会議の種類?
学会での一般発表 シンポジウム 教育講演
• 聴衆は?
専門家 一般人 大学生 高校生
• 服装は?
聴衆への敬意 控えめが無難
発表の構成
• イントロ(序)
• 材料と方法
• 結果
• まとめと考察
• 質疑応答
欧米では結果を先に述べることがある
• 結果
• まとめと考察
• イントロ
• 材料と方法
• 質疑応答
イントロ(序)
• 一般的には
– これまでの研究の概略
– 目的
• 効果的なこともある
– 先に結論を述べてしまう
– 印象深いデータを先に示す
• NGは
– 歴史を延々と述べる
– 他人のデータを詳細に紹介する
図で示した方がわかりやすい(引用する場合はソースを明示)
MPTP は BBB を通過し、astroglia の MAO-B により MPP+ になるMPP+ は DA transporterを介して黒質 DA neuron に取り込まれる
MPP+はミトコンドリアを傷害し、DA neuron が脱落、パーキンソン症状が出る
APP
b-secretase
γ-secretase
Ab単量体
fragmentsNep
Ab線維型
Ab多量体
Nep
老人斑
Neprilysin (Nep)
・イヌとネコの大脳についてNepの発現分布・活性およびAbの沈着分
布の検索を行った
材料と方法
• 流れ図(フローチャート)を使うと効果的
• あまり細かいことには言及しない
神経筋疾患
筋原性疾患
神経原性疾患
神経筋接合部疾患
炎症性
非炎症性
感染性
免疫介在性
腫瘍随伴性
栄養性
→ 免疫介在性炎症性筋疾患を疑う
病変は筋組織に限局する
炎症細胞浸潤を認める
IgG、C3に陽性
結 果
• 明確に言い切る
• シンプルな図表を使う
• できれば表よりグラフ
• 文字で書く場合は箇条書き
• 各スライドにテーマ、結論を書くとよい
表よりグラフ
誰も見ない図
89.20%
56.33%
67.19%
2.35%
3.70%
3.56%
3.22%
9.48%
24.71%
26.28%
3.26%
5.23%
4.21%
2.28%
control
3 d
7 d
Dcx GFAP EGFR Iba1 vwF ???
Neural precursor cells, EGFR+
A Neural progenitor cells, Dcx+
B
C
Neural stem cells, GFAP+
E Endothelial cells, vWF+
M Microglia, Iba1+3 d 7 dcontrol
Dcx+ cells were decreased after MPTP injection
MPTP投与でアポトーシスをおこす細胞はDcx+ の神経前駆細胞(He, X.J. et al 2006)
MPTPによる神経前駆細胞アポトーシスはDATとは無関係(Shibui, Y. et al 2009)
DAT阻害(GBR投与)後もMPTPによる神経前駆細胞アポトーシス数に変化はない。
MPTP GBR+MPTP
GBR Saline
80
60
40
20
0
TUN
EL+
cells
DAT Dcx
神経前駆細胞にDATの発現は認められない。
図表が小さい
MPTP GBR+MPTP
GBR Saline
80
60
40
20
0
TUN
EL+
cells
まとめと考察
• 最後に箇条書きのまとめを示す
• 結論はさらに単純に考察は図を用いると分かりやすい
まとめは箇条書き
単純な結論
考察は図で
質疑応答
• 前もって質問を想定し、答えを準備する
• 冷静に聴き、冷静に答える
• 質問の内容をメモする
• 答えられない場合は素直に謝る
• 長くなりそうならば、終了後に答える
• 慣れてきたら切り返しも
– 先生はどうお考えですか?
– でも、逆効果の場合が多い
発表の実際(1)
• 発表前の対策
– どんな会議? 聴衆は誰?
• 発表の流れ
– 伝えたい結論(キーメッセージ)を明確に
– 人を説得するには結論中心
– SIMPLE is BEST !– 時間厳守 スライド1枚約1分
発表の実際(2)
• スライド
– SIMPLE is BEST– 要点はスライド1枚に1つ
– スライド中の色は4色が限度
– フォントの種類、色と大きさ
– 赤や緑、明るい色の文字は不可
– 箇条書きを使用
– アニメーションはほどほどに
– センスも必要
– スライドはあくまで脇役 (主役は発表者)
パーキンソン病とは?臨床的特徴
アルツハイマー病に次いで罹患人口の多い神経変性疾患
安静時に震戦を呈し、筋硬直を起こす。その結果、動作は緩慢になる。これらの臨床的症状が徐々に現れて進行し、数年後には寝たきりとなり、最終的に死に至る。
遺伝的背景をもつ家族性のものもあるが、大部分が孤発性で、高齢者に多い。
病理学的特徴
中脳黒質のドーパミン神経が変性脱落する。ドーパミンとは運動機能の実現に関わる神経伝達物質である。不足によって症状が発現する。
ドーパミン神経脱落の原因は十分に解明されていない。加齢との関連?
Lewy小体とはパーキンソン病患者のドーパミン神
経細胞にみられる細胞質内封入体である。好酸性で、辺縁にハロがーあり、主にα-synucleinの凝
集により形成される。機能、役割については不明である。
ドーパミン神経
パーキンソン病とは?
• アルツハイマー病に次いで罹患人口の多い神経変性疾患• 主症状は安静時震戦、筋硬直、動作緩慢• 症状は徐々に現れて進行• 数年後には寝たきり、死に至る• 高齢者に多く、大部分が孤発性• まれに家族性
パーキンソン病の病理学的特徴
ドーパミン神経
l中脳黒質ドーパミン神経細胞の特異的脱落lドーパミン:運動機能の実現に関わる神経伝達物質 不足によって症状発現lドーパミン神経脱落の原因は未解明 加齢?lLewy小体
☞ パーキンソン病患者のドーパミン神経細胞にみられる細胞質内封入体☞ 好酸性、辺縁にハロー ☞ α-synucleinの凝集体 機能、役割は不明
HE 電顕
発表の実際(3)
• 話し方
– 原稿を作って読む → 猛練習して原稿なしで
– 話し方 ゆっくり明瞭に
– 繰り返しの効用
– 声の大きさ、調子を変える
– 「間」を上手にとる
– 「えーと」、「えー」、「あのー」は御法度
発表の実際(4)
• 発表の態度、姿勢
– 目の動きは最小限に
– アイコンタクト、ジェスチャーが有効
– ふらふらしない
– 服装にも気をつけて
• やっぱり練習– 最初は原稿を作って、暗記する
– 人のふり見て我ふり直せ
– 習うより慣れろ
おまけの極意
「間」のとり方
キーになるスライドを見せたら
3秒間何も言わない