地方創生の取組事例 - yonago · by ファブラボ 政策 ......
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地方創生の取組事例
平成２９年１０月 鳥取県米子市
・地方創生になぜ取り組まなければならないのか？ ・・・１
・米子市の地方創生の取組について ・・・・・・・・・・・２
・政策分野の目標達成に向けて ・・・・・・・・・・・・３
・これまでの主な取組事例 ・・・・・・・・・・・・・・４
・ロゴマークを活用した情報発信 ・・・・・・・・・・１８
◆目次
米子市の人口は、2005 年の旧米子市と旧淀江町の合併以後、１５万人程度
を維持していますが、国の将来人口推計によれば、本市の人口は 2040 年に約
１２万人になると言われており、また同様の手法で 2060 年の人口を推計する
と、約 95,000人になるという結果も出ています。本市の活力を維持していく
ためには、今後の急激な人口減少を可能な限り抑制し、また、地域経済の活性
化や活力ある地域社会の形成などの課題に今から取り組む必要があります。
このような状況のなか、本市では平成 27 年 10 月に「米子がいな創生総合
戦略」（計画期間：平成２７～３１年度）を策定しました。総合戦略の人口ビジ
ョンでは、将来の目標人口を「2040年において1３万８千人以上の維持、2060
年において１２万 8 千人以上の維持」と設定し、地方創生に取り組んでいます。
（参考）
平成２７年の国勢調査によると、本市の人口は 149,313 人となり、5 年前
と比べて 1,042 人増加しましたが、年少人口は減少し、また老年人口は増加し
ているため、少子高齢化が進行している状況です。
◆地方創生になぜ取り組まなければならないのか？
１
本市の地方創生は、次の 4 つの政策分野についてそれぞれ基本目標を掲げて
取り組んでいます。
政策分野Ⅰ
《基本目標》
経済を活性化し、安定した雇用を創出します
政策分野Ⅱ
《基本目標》
移住定住の促進・人口流出の抑制・魅力ある
まちづくりの推進を図り、新しい人の流れを
つくります
政策分野Ⅲ
《基本目標》
少子化対策の推進を図り、若い世代の結婚・
出産・子育ての希望をかなえます
政策分野Ⅳ
《基本目標》
広域連携を推進し、圏域の一体的な発展を図り
ます
◆米子市の地方創生の取組について
２
各政策分野の基本目標の達成に向け、次の施策分野に取り組んでいます。
●企業誘致の推進と地元企業への支援
●中小企業等への支援
●創業・事業承継への支援
●産学金官連携その他多様な連携による新事
業・新産業の創出促進
●ブランド化戦略の推進
●女性の再就労の支援
●高齢者等の活躍の促進
●ＮＰＯ・市民団体等の活躍の促進
●農業の多様な担い手づくり
Ⅱひとを呼ぶ魅力あるまち米子
●移住定住の推進
●若者の人口流出抑制と学生等市外転出者のふ
るさと回帰促進
●郷土を愛する人材の育成
●中心市街地の魅力アップ
●市の魅力の内外への情報発信
●観光客・コンベンションの誘致の推進
●外国人観光客対策の推進
●自転車の活用の推進を視点にしたまちづくり
◆政策分野の目標達成に向けて
３
Ⅳ助け合いみんなで伸びるまち米子
●鳥取県西部圏域が連携した地方創生への取組
●中海・宍道湖・大山圏域が連携した地方創生
への取組
Ⅲひとを愛し育む希望のまち米子
●結婚から子育てまでの総合的学習機会と結婚
につながる出会いの場の提供
●子育て世帯への経済的支援
●保育サービス等の充実
●乳幼児保健・育児支援の充実
●妊娠・出産の支援
●仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バラン
ス）の促進
取組事例
１
育てよう！ものづくりの担い手
by ファブラボ
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
平成 27 年に産官学の連携組織によって、未来のものづくりを学べる「ファブ
ラボとっとりｗｅｓｔ」が設立されました。本市では「地域おこし協力隊」制度
を活用し、平成２８年度から常駐スタッフを配置しました。先進的なファブラボ
の活動を広く市民の皆さんに周知し、新しいものづくりを振興することによっ
て、ものづくりの担い手・起業家の育成を図っています。
●ファブラボとっとりｗｅｓｔの会員数：356人（平成 28年度末）
取組事例
２
産学金官連携につなぐ！
よなご医療環境の情報発信
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
本市は質・量ともに全国的に優位性の高い医療技術及び医療サービスが提供さ
れている地域であり、医療環境の充実に加え、医工連携など産学金官連携による
新事業・新産業の創出のポテンシャルも有しています。本市の医療環境の優位性
を改めて整理して情報発信（シンポジウム開催）し、これを契機として産学金官
連携の促進に向けた機運を醸成しています。
ファブラボとっとりｗｅｓｔの様子 3Ｄプリンター講習
《平成 27年度》
・会場：米子市文化ホール
・参加人数：440人
《平成 28年度》
・会場：ふれあいの里
・参加人数：356人
◆これまでの主な取組事例（平成 27 年度～平成 28 年度）
４
取組事例
３
ローカルエナジーの設立
～よなごエネルギー地産地消・資
金循環モデルの構築～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
電力自由化を契機としたエネルギーの地産地消・資金循環を可能にする米子
市モデルの構築へ向けた取組として、市と地元企業５社の出資による地域エネ
ルギー会社「ローカルエナジー株式会社」を平成２８年２月に設立しました。
平成２８年度からは公共施設への電力供給を開始するとともに、家庭や事務
所・店舗等への電力供給もすすめています。
取組事例
４
淀江発！特産品の情報発信と販路
拡大
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
淀江地域の農水産物特産品の情報発信と販路拡大のため、都市部での生産者
が行うプレゼンテーション（ＰＲ）活動を支援し、農水産物の特産品（地域ブ
ランド）化を推進しています。平成２８年度は、「淀江がいな鰆」が農林水産省
主催のフード・アクション・ニッポン・アワード２０１６において入賞しまし
た。※応募 1,008産品のうちの 100産品に入賞。
《ローカルエナジーが目指す地域内資金循環イメージ図》
フード・アクション・ニッポン・アワード 2016
で入賞した「淀江がいな鰆」
「山陰 米子・大山がいなもんを楽しむ会」
（東京都）で鰆を実演でさばく漁業者
５
取組事例
５
まだまだ現役！高齢者が活躍でき
る環境づくり
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
本市の高齢化率は 26.7％（平成 27年度）と 4人に 1人が高齢者という状
況になっており、高齢者の雇用・就業を促進するため、高齢者が社会で活躍で
きる環境整備に取り組んでいます。高齢者の雇用機会の確保や社会参加の促進
を図るため、本市、商工会議所、シルバー人材センター、社会福祉協議会及び
鳥取県で「米子市生涯現役促進協議会」を平成 28年 9月に設置しました。ま
た、平成 29年 4月には、生涯現役を応援するホームページ「よなごハツラツ
わーく」を開設し、生涯現役世代の意欲を活かせる求人情報を提供しています。
取組事例
６
始めよう！！米子で農業
～移住定住を伴う就農支援～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
パンフレット「ヨナグリ」を作成し、鳥取県ＩＪＵターンＢＩＧ相談会等の
イベントで配布するなど、本市への移住を伴う就農を促進する積極的な情報発
信を行っています。
米子市在住の 65歳以上のかた
を対象に開設された生涯現役を
応援するホームページ「よなごハツ
ラツわーく」
《生涯現役促進地域連携事業のイメージ図》（国の委託事業）
このパンフレットには、先輩就農者の声、県・市の支援制度の紹
介など、移住を伴う就農を希望するかたが知りたい情報が掲載さ
れています。
６
取組事例
７
「来たれ米子市！」
～移住定住の総合的取組～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
移住定住を推進するため、お試し住宅（平成２６年度整備）の利用促進、空
き家情報バンクの整備、県外からの移住者への住宅取得支援など、総合的な取
組をすすめています。
また、近年の田舎暮らしやふるさと回帰志向の高まりを受け、都市圏等県外
に向けた移住定住に係る情報発信を強化しており、特に平成 27 年度は国の交
付金を活用して、移住セミナーや移住体験ツアーを開催しました。
【県外からの移住者数】※2年連続で県内市町村トップ
・平成 27 年度：480人
・平成 28 年度：505人
取組事例
８
米子で働こう！
～高校新卒者の就業・定着の促進～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
県内の高校新卒者の早期離職の解消に向け、日本政策金融公庫、県立米子高
校と共催し、高校生を対象とした講演会（出前授業）を開催しています。この
講演会では、地域で働く意味や喜びを語り合い、議論していくことを体験する
機会を提供しています。
移住セミナー＆交流
会の様子（東京）
ワークショッ
プ（東京・
大阪）と移
住体験ツア
ーの様子
７
平成 28年度第 1回（参加者数：153人） 平成 28年度第 2回（参加者数：150人）
取組事例
９
ふるさと米子を愛する子どもたち
の育成
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
本市にゆかりのある先人の業績や本市の発展に寄与した事業などを題材とす
る「ふるさと米子の先人に学ぶ郷土資料集」を作成しました。この資料集を市
内小中学校全児童生徒に配布し、道徳や総合的な学習の時間などの教材として
活用することで、子どもたちの郷土愛の醸成を図っています。
取組事例
１０
地域おこし協力隊による米子の魅
力の情報発信！
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
米子の魅力を内外にＰＲするため、平成 27 年度から地域おこし協力隊員を
３名採用し、ＳＮＳとポップカルチャーを活用しながら情報発信に取り組んで
います。また、情報発信拠点兼観光案内所として中心市街地に「米子情報局ど
げな？」をオープンしました。協力隊員は、米子の魅力や特色ある取組などの
ＰＲ動画の作成、首都圏等に出向いての活動など積極的な情報発信を展開して
います。
左:上巻(小学 1~4年生用）/右:下巻(小学 5~中学３年生用)用）
米子の魅力を情報発信する３名の地域おこし協力隊員
フォトライブラリ「米子写真館どげな？」は、移住者目線で
見た米子の魅力を撮影した写真がご覧になれます！
８
取組事例
１１
ふるさと納税の情報発信力を活用
した観光誘客
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
全国トップクラスの実績をもつ本市のふるさと納税の情報発信力を活用し
て、観光誘客 につなげる取組を行っています。平成 28年度は米子市周辺観光
ガイド「米子ゆる旅」をふるさと納税の返礼品「市民体験パック」の中で配布
しました。また、高島屋京都店で開催されたふるさと納税フェアに観光部門と
ふるさと納税部門で参加しＰＲするなど、部門間で連携しながら効果的な情報
発信を行っています。
取組事例
１２
同時多発開催！農と食・ポップカル
チャー秋の大文化祭
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
秋期に市内で開催されている各イベントを同時多発的に一体的に開催するこ
とにより、情報発信力を高め、また、点のイベントから面のイベントに変化さ
せることで、来場者の回遊性を高めるなど、交流人口の拡大に向けて取り組ん
でいます。平成 28 年度は総合イベント「農と食のフェスタ」と「ヨナゴワン
ダー！」を共同開催し、97,192 人（前年度比約 5,000 人増）の来場があり
ました。
観光ガイド「米子ゆる旅」
ふるさと納税フェアの様子(高島屋京
都店)
総合イベントガイド
９
取組事例
１３
結婚から子育てまで！
～若者たちへの総合的な学習機会
の提供～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
結婚・妊娠・出産・子育てについて具体的なイメージが持てず、漠然とした
不安をもつ若者たちが増えています。本市では、このような不安を解消し、結
婚や出産への前向きな取組を促すために、結婚から子育てまでに関する総合的
な学習機会を提供しています。
平成 28 年度は、講演会「ヨネギーズ赤ちゃんファミリー応援大学」（平成２
６年度実施事業）の内容を冊子としてまとめた『結婚から子育て応援ブック』
を作成し、そのデータをホームページに掲載しました。今後は、この冊子をプ
レマタニティスクール等で活用するなど、その情報の活用を促進します。
冊子「結婚から子育て応援ブック」
１０
プレマタニティスクールの様子
《プレマタニティスクール》
プレマタニティ（高校生など妊娠前の
者）の世代から妊娠・出産・子育て
について学ぶ機会を提供するため、本
市では高校生を対象として、妊婦体
験や赤ちゃんのお世話、離乳食を見
るなどの体験教室を開催しています。
取組事例
１４ 安心して子育てができる環境づくり
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
少子化の要因のひとつとして、子育て世帯の経済的な負担感があると言われ
ています。本市では、平成２７年９月から第３子以降の保育料無償化、平成２
８年 4月からは第 2子の保育料の一部無償化（低所得世帯・第 1子と同時在園
に限る）を実施し、また、小児特別医療費助成についても、平成２８年 4 月か
ら対象年齢をこれまでの１５歳から 18 歳まで拡大するなど、安心して子育て
ができる環境づくりに取り組んでいます。
取組事例
１５
「働き方改革しませんか！」
～ワーク・ライフ・バランスの促進～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）の実現に向けて、本市では
10月を「ワーク・ライフ・バランス推進月間」として設定し、官民で連携しな
がら情報発信、啓発活動を行っています。平成 28 年度は記念イベントとして
講演会・パネルディスカッションを開催し、また、市内のワーク・ライフ・バ
ランス推進企業の取組事例を広報よなご（7～10月号）で連載しました。
広報よなご連載記事（写真は７月号） ワーク・ライフ・バランス推進月間記念イベントの様子
１１
市内の保育所の様子
取組事例
１６
ＩＣＴを活用した働きやすい保育
現場づくり
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
待機児童問題の一つの原因といわれる保育士不足の解消に向け、本市では保
育現場の環境改善に取り組んでいます。平成 28 年度は共通の課題認識をもつ
岐阜県美濃加茂市と連携して、ＩＣＴを活用した保育：状態把握プログラムを
開発しました。このプログラムでベテラン保育士のスキルがデータとして確認
できるようになり、現時点では実証実験段階ですが、将来的には保育サービス
の質の向上につながる利活用をすすめていきます。
取組事例
１７
鳥取県西部圏域が連携した取組
～移住定住の推進～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子 Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
生活圏・経済圏等をともにする鳥取県西部圏域の９市町村は、圏域の活力保
持のために連携して移住定住に取り組んでいます。平成２７年度は関西圏在住
の移住希望者に向けて移住セミナー、相談会及び体験ツアーを実施するととも
に、圏域の特色をまとめた移住促進ＰＲパンフレットを作成しました。平成２
８年度においては、首都圏等から移住体験モニターを募集し、移住体験ツアー
の様子を映像コンテンツとして編集し、新たに構築した「とっとりＷＥＳＴ移
住ポータルサイト」に掲載し、全国に向けて情報発信しています。
《ＩＣＴ活用保育事業イメージ図》
移住促進ＰＲパンフレット（圏域版）
１２
移住セミナーの様子（大阪） 移住相談会の様子（大阪）
移住体験ツアー（Ｈ27）の様子
移住体験ツアー（Ｈ28）の様子
移住ポータルサイト
１３
取組事例
1８
鳥取県西部圏域が連携した取組
～広域観光の推進～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子
Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
取組概要
鳥取県西部圏域では、これまでも広域観光を推進してきましたが、今後さら
に圏域の連携を強め、観光地域づくりに取り組むこととしています。平成 27
年度は、今後の足掛かりとなる調査事業（圏域の認知度調査、地域資源調査、
Wi‐Fi 環境調査、２次交通調査等）を実施しました。この調査結果を受けて、
翌 28年度は、大山ワンダー（展示・販売・プロモーション）、テレビ・ラジオ・
SNS 等による情報発信、外国人観光客受け入れ環境整備（パンフレットの制作
等）に取り組みました。
また、圏域では平成３０年度に迎える大山開山 1300年に向けて、官民一体
となって取組をすすめていますが、平成 28 年度においては、伯耆国「大山開
山 1300 年祭」実行委員会が設立され、伯耆国「大山開山 1300 年祭」PR
動画の作成、歴史シンポジウムの開催等に取り組みました。
《圏域観光パンフレット》
圏域住民版（日本語）と外国人旅
行者版（英語）の 2種類を作成。パ
ンフレットの QR コードをモバイル端末等
で読み取ると、観光スポットが VR と動
画で紹介される仕組みになっています。
大山圏域を PRするため、地元の食材を活かした新メニュー
を開発し、「全国ご当地どんぶり選手権」にエントリーし、予
選会を突破し、決勝大会まで進出しました。
１４
取組事例
１９
中海・宍道湖・大山圏域が連携し
た取組
～圏域人口 60万人の維持～
政策
分野
Ⅰ.しごとを守り生み出す元気なまち米子 Ⅱ.ひとを呼ぶ魅力あるまち米子 Ⅲ.ひとを愛し育む希望のまち米子
Ⅳ.助け合いみんなで伸びるまち米子
中海・宍道湖・大山圏域市長会では、「圏域人口 60万人の維持」を目標に掲
げた圏域版の総合戦略を策定し、県境を越えた地方創生の取組を展開していま
す。目標の実現に向け、主に産業・観光分野を中心として三大都市圏での圏域
ＰＲ、山陰いいものマルシェ開催、インドとの経済交流、圏域のインバウンド
対策の推進、ロシアへの販路拡大支援等に取り組んでいます。
大山ワンダーのロゴマークとアイキャッチャー
伯耆国「大山開山 1300年祭」PR動画
伯耆国「大山開山 1300年祭」実行委員会
設立記念講演会の様子
伯耆国「大山開山 1300年祭」ロゴマーク
ロゴマークのデザインは、公募により決定した
もので、「1300」を横に倒した形を「海の水
面」「大山の稜線」「月」「太陽」に見立てて
図案化し、自然あふれる大山を表現してい
ます。
《中海・宍道湖・大山圏域市長会 地方版総合戦略》
中海・宍道湖・大山圏域を構成する出雲市・松江市・安来市・境港市・米子市は、県境を越えた広域連
携によるまち・ひとしごとの好循環づくりを推進しています。
１５
●三大都市圏での圏域 PR 圏域の観光資源や特産品を国内外に情報発信し、圏域の認知度を向上させ、観光入込客数や宿泊観
光客数の増加につながる取組を実施しています。
●山陰いいものマルシェの開催 圏域の官民が連携して山陰が誇る「いいもの」を再発掘し、展示・販売する「山陰いいものマルシェ」を開催
しています。開催は圏域内にとどまらず、都市圏へ拡大しています。
《H27》
・山陰いいものマルシェ in境港
来場者：15,000 人
・山陰いいものマルシェ・キックオフイベ
ント（松江）
来場者：30,000 人
※圏域外では、大阪市・名古屋市
で開催 境港市開催の様子 大阪市開催の様子
《H28》
・「東京ヤクルトスワローズ」とタイアッ
プした圏域観光情報発を実施。
・中京圏へのプロモーションとして CM
を作成し、中京圏で放送（中部日
本放送・中京テレビ・テレビ愛知）。
・都市圏への情報発信として TV番
組「もやもやさまぁ～ず２ 山陰編」
の制作・放送。
・女性インスタグラマーによる SNS及
び動画配信メディアを活用した情報
発信。 東京ヤクルトスワローズとのタイアップ 中京圏での CM
TV番組の撮影風景 インスタグラマーによる撮影の様子
《H28》
・山陰いいものマルシェ in安来
来場者：13,000 人
・山陰いいものマルシェ in出雲
来場者：20,000 人
※圏域外では、名古屋市・大阪市・
芦屋市で開催
出雲市開催の様子 安来市開催の様子
真中監督の圏域ＰＲ大使任命
１６
《H27》
・ＪＲ大阪環状線の 1編
成（8両）をラッピングし、
車両内に観光・物産情報
広告を掲出。
・JR名古屋駅・JR関西
主要駅でのデジタルサイネ
ージを活用した圏域観光
PR。 ラッピング電車 デジタルサイネージ（京都駅）
●インドとの経済交流 人口減少が進む中で、経済規模を維持・拡大するために、圏域では経済界と連携しながら、人口１２億
人と巨大な市場規模を有し、今後の経済発展が期待されるインドとの経済交流を推進しています。平成 27
年 12月にインド・ケララ州、中海・宍道湖・大山圏域市長会及び中海・宍道湖・大山ブロック経済協議会の
３者で MOU（覚書）調印が実現しました。平成 2８年度には、ケララ州で開催された産業技術展への圏
域内企業の出展支援とビジネスマッチングを実施しました
。
インド・ケララ州とのMOU調印
(平成 27年 12月) 日印両首相への調印の報告 産業技術展「Kerala Business to
Business Meet 2017」の様子
●圏域インバウンド対策 近年のクルーズ客船の寄港回数の増加、米子-香港定期便の運航開始を契機とする、インバウンド集客を
促進するため、圏域の認知度向上に取り組んでいます。
《H27》
・海外クルーズ客船寄港時おもてなし
・海外向けテレビ番組制作及び放映（タイ・フランス）
《H28》
・海外クルーズ客船寄港時おもてなし
・海外向けテレビ番組制作及び放映（香港）
・海外での観光プロモーション（台湾パワーブロガー招請）
・台湾旅行会社ファムトリップ（圏域内観光地視察及び商談会）
・圏域観光パンフレット多言語化（中国語繁体字・韓国語・タイ語・
フランス語）
●ロシアへの販路拡大支援 圏域が持つ北東アジアに向けたゲートウェイ機能の活用と、圏域内産業の一層の振興を図るため、圏域内
企業の海外市場をターゲットにした取組に対し支援を行っています。平成 28年度は、定期貨客船航路で境
港とつながるロシア：ウラジオストクでのビジネス展開の定着とさらなる販路拡大をめざすため、企業の掘り起
し、ロシアバイヤーとのマッチング・事前商談会の開催、ウラジオストクでの販促活動などに支援しました。
現地スーパーマーケットでの試食販促会 圏域商品の販売・観光ＰＲコーナー
圏域ブランドのシール
１７
クルーズ船寄港の様子（H27）
クルーズ船寄港の様子（H28）
台湾パワーブロガーの招請（皆生） 台湾旅行会社ファムトリップの様子 圏域観光パンフレット（韓国語版）
「米子がいな創生総合戦略」では、『“ヨナゴがいーな！” 「みんな」に選ば
れる「まち」 みんなの米子のがいな創生を目指して 』というキャッチフレー
ズを掲げています。
また、平成 27 年に国（経済産業省）は、地域の家計収支や地域の暮らしや
すさを貨幣価値で示す生活コスト「見える化」システムを作成しました。この
システムは、志向・年代・家族構成などの条件を入力すると、利便性、教育・
子育て、福祉・医療などの暮らしやすさに関する指標の貨幣価値が表示され、
市区町村別にランキング化されるというものです。全体で 46 の条件設定の組
み合わせがあるなかで、その半数の 23 の条件設定で本市が全国第 1 位（1,741
市区町村中）となり、とりわけ居住地を選ぶ際に利便性を志向する条件では、
約 7 割の条件設定で全国第 1 位（暮らしやすさ日本一）という結果となりまし
た。
この“ヨナゴがいーな！” と「暮らしやすさ日本一」とを組み合わせて次の
ロゴマークを作成し、情報発信に活用しています。
《情報発信に活用するロゴマーク》
《ロゴマークの活用事例》
◆ロゴマークを活用した情報発信
１８
市長車へのステッカー貼付 自動販売機のデザイン
ロゴマークステッカーの販売 缶バッジの販売
部用車へのステッカー貼付
地元経済団
体・企業などに
もご協力いた
だいてます！
米子市企画部 ふるさと創生推進局 地方創生推進課 TEL：0859-23-5357
HP：http://www.city.yonago.lg.jp/17540.htm