user’s canバスインタフェースモジュール manualim 707081-01j 1 はじめに...

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User’s Manual CANバスインタフェースモジュール ユーザーズマニュアル IM 707081-01J 初版

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User’sManual

CANバスインタフェースモジュール

ユーザーズマニュアル

IM 707081-01J初版

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ユーザー登録のお願い今後の新製品情報を確実にお届けするために、お客様にユーザー登録をお願いしております。下記URL の「製品のユーザー登録」のページで、ご登録いただけます。

http://www.yokogawa.com/jp-ymi/tm/Bu/

計測相談のご案内当社では、お客様に正しい計測をしていただけるよう、当社計測器製品の仕様、機種の選定、および応用に関するご相談を下記カスタマサポートセンターにて承っております。なお、価格や納期などの販売に関する内容については、最寄りの営業、代理店にお問い合わせください。

横河メータ&インスツルメンツ株式会社 カスタマサポートセンター

一般測定器

FAXファクシミリ

042-534-14910120-137046フリーダイヤル

[email protected]

現場測定器

FAXファクシミリ

042-534-14910120-137046フリーダイヤル

[email protected]

【フリーダイヤル受付時間:祝祭日を除く月〜金曜日の 9:00 〜 12:00、13:00 〜 17:00】

PIM106-10

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1IM 707081-01J

はじめにこのたびは,PCベース計測器WE7000のCANバスインタフェースモジュールWE7081をお買い上げいただきましてありがとうございます。このユーザーズマニュアルは,WE7081の機能,計測ステーションへの実装方法,トラブル時の対処方法などについて説明したものです。このマニュアルでは,計測ステーションに付属のWE7000コントロールソフトウエアをご使用いただくことを前提に説明しています。また,WE7000全体(主に,計測ステーション,光通信モジュール,光通信カード,WE7000コントロールソフトウエアの操作)については,計測ステーションに付属している次のマニュアルをご覧ください。

マニュアル名 マニュアルNo. 備考

WE7000ユーザーズマニュアル IM 707001-01J WE7000用取扱説明書

ご使用前にこのマニュアルをよくお読みいただき,正しくお使いください。お読みになったあとは,ご使用時にすぐにご覧になれるところに,大切に保存してください。ご使用中に取り扱いがわからなくなったときなどにきっとお役に立ちます。

ご注意 本書の内容は,WE7000コントロールソフトウエアVer. 4.6.0.0およびモジュールのソ

フトウエアVer. 2.01に対応しています。このバージョン以外のソフトウエアをお使い

のときは,本書に記載の操作内容や表示内容が異なることがあります。

本書の内容は,性能・機能の向上などにより,将来予告なしに変更することがあります。

本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気づきのことがありましたら,お手数ですが,お買い求め先までご連絡ください。

本書の内容の全部または一部を無断で転載,複製することは禁止されています。

商標 Microsoft,WindowsおよびWindows NTは,米国Microsoft Corporationの,米国およびその他の国における登録商標または商標です。

AdobeとAcrobatは,Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。

CANdbおよびCANdb++は,ドイツVector Informatik社の登録商標です。 CANコントローラSJA1000は,オランダのロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社の登録商標です。

その他の各製品名は,各社の商標,または登録商標です。

履 歴2003年3月  初版発行

Disk No. WE21

1st Edition: March 2003 (YK)

All Rights Reserved, Copyright © 2003 Yokogawa Electric Corporation

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2 IM 707081-01J

梱包内容を確認してください

梱包を開けたら,ご使用前に以下のことを確認してください。万一,お届けした品の間違いや品不足,または外観に異常が認められる場合には,お買い求め先にご連絡ください。

計測モジュール形名銘板に記載の形名で,ご注文どおりであることを確認してください。MODEL(形名)

形名 記事

WE7081 CANバスインタフェースモジュール

NO. (計器番号)

お買い求め先にご連絡いただく際には,これらの番号もご連絡ください。

MODELMODELNO.NO.

付属品次の付属品が添付されています。品不足や損傷がないことを確認してください。ユーザーズマニュアル(本書) 1冊    IM 707081-01J

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3IM 707081-01J

このマニュアルの利用方法

このマニュアルの構成このユーザーズマニュアルは,以下に示す第1章~第4章,付録および索引で構成されています。

章 タイトル 内容

1 機能説明 システム構成や各機能と設定操作について説明しています。

2 ハードウエアの準備 モジュールの計測ステーションへの実装方法および入力接続などについて説明しています。

3 トラブルシューティング・トラブルが生じたときの対処方法,セルフテストなどについて保守 説明しています。

4 仕様 モジュールの仕様について説明しています。

付録 サンプルポイント表を記載しています。

索引 アルファベット順,五十音順の2つの索引があります。

このマニュアルで使用している記号 単位

k ・・・・・・・「1000」の意味です。使用例:100kHzK ・・・・・・・「1024」の意味です。使用例:720KB

表示文字

文章中に[ ]でくくった文字は,主に画面の表示文字や設定数値です。

注記

このマニュアルでは,注記を以下のようなシンボルで区別しています。

本機器で使用しているシンボルマークで,人体および機器に危険があることを示すとともに,ユーザーズマニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマニュアルでは,その参照ページの目印として使用しています。

警  告 取り扱いを誤った場合に,使用者が死亡または重傷を負う危険があるときに,それを避けるための注意事項が記載されています。

注  意 取り扱いを誤った場合に,使用者が軽傷を負うか,または物的損害のみが発生する危険があるときに,それを避けるための注意事項が記載されています。

Note 本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

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4 IM 707081-01J

 

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5IM 707081-01J

目次

はじめに............................................................................................................................... 1

梱包内容を確認してください .............................................................................................. 2

このマニュアルの利用方法 .................................................................................................. 3

第1章 機能説明

1.1 システム構成,ブロック図,フレームの種類/フォーマット,操作パネル....1-11.2 オペレーションモードと共通設定 ............................................................................1-41.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition) .........................................1-81.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition) ...................................................1-241.5 データ部信号出力モード(Output) ............................................................................1-291.6 データフレーム出力モード(Frame Output) ........................................................... 1-351.7 波形の表示,収集データの自動保存,ファイル変換およびその他の機能......1-381.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて................................. 1-391.9 各部の名称と機能 .........................................................................................................1-44

第2章 ハードウエアの準備

2.1 計測ステーションへのモジュールの実装................................................................2-12.2 入出力信号線の接続 .....................................................................................................2-32.3 ターミネータについて ................................................................................................. 2-4

第3章 トラブルシューティング・保守

3.1 トラブルシューティング.............................................................................................3-13.2 セルフテスト..................................................................................................................3-23.3 保守について..................................................................................................................3-3

第4章 仕様

4.1 性能仕様 .......................................................................................................................... 4-14.2 オペレーションモード別仕様..................................................................................... 4-24.3 デフォルト値(工場出荷時の設定値)一覧 .................................................................4-44.4 一般仕様 .......................................................................................................................... 4-64.5 外形図 ..............................................................................................................................4-7

付録

付録1 サンプルポイント表 .................................................................................................付-1付録2 ファイルのデータ構造.............................................................................................付-6付録3 エラーコード .............................................................................................................付-7

索引

11

2

3

4

Page 8: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-1IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

1.1 システム構成,ブロック図,フレームの種類/フォーマット,操作パネル

システム構成下記は計測ステーションにCANバスインタフェースモジュールWE7081を実装し,光通信ケーブルで1つの計測ステーションとパーソナルコンピュータを接続する場合の例です。

CANバス上のデータモニタ

データ入力 データ出力

各種センサーなどのアナログ信号入力を行う他の計測モジュール

光通信ケーブル

計測ステーション

光通信モジュール

WE7081パーソナルコンピュータ

光通信カード

RL RLターミナルレジスタ

バスライン

CANノード1

CANノード2

CANノードN

ブロック図

CANコントローラSJA1000

WEバスインタフェース

WEバス

割り込み

モジュール制御プログラム

フラシュメモリ

CPU

EPROM

DPRAM

SRAM

SDRAM

フラッシュROM

トランシーバ

フォトカプラ入出力

コネクタ

ターミネーションSW

ターミネータ

CAN I/F ブロック

動作説明

このモジュールは,ISO-11898に基づくCANバス上に1つのノードとして接続し,CANバス上を流れるデータフレームを読み取ったり,逆にCANバス上にデータフレームやリモートフレームを出力することができます。フレームの受信の場合,入出力コネクタ(Dsub9ピン)から他のノードが送信したフレームを読み込み,データフレームであればCAN I/Fブロック中にあるフォトカプラで絶縁された,フィリップス社製のCANコントローラ(SJA1000)でフレームを取り込み,SRAMの一時バッファに取り込みます。一時バッファに入ったデータは,必要に応じて,一定周期のクロックによってリサンプリングをし,SDRAM中のデータメモリに格納します。フレームの送信の場合,ソフトウェア的に定義した送信用データフレームやリモートフレームをDPRAMを介して,SDRAM上にダウンロードし,CANコントローラ(SJA1000)に渡します。データ収集中にリモートフレームを送信する機能も有します。このモジュールの動作の特徴として,CANバスとのデータの送受信とDPRAMを介して,WE7000本体のファームウェアとの制御を専門に行うCPUがローカルCPUとして存在します。このCPUは,フラッシュROM中のファームウェアを使用して命令され,CANコントローラにCANバスへの入出力命令を与えます。また,DPRAMと割り込み信号をインタフェースとしてWE7000のメインCPUと通信を行うなど,上図DPRAMより左側の機能をコントロールします。

第1章 機能説明

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1-2 IM 707081-01J

フレームの種類WE7081では,次の3つのフレームを扱います。データフレーム

CANバス上にデータを送出するフレームです。データフレームの構成内容は,下図のとおりです。

Start of

Frame

1

IdentifierField

11

RTR

1

ControlField

6

DataField

0-8 Byte

0-64

CRCSequence

15

CRCDel

1

ACKSlot

1

ACKDel

1

End of

Frame

7

ITM

3

BusIdle

InterframeSpace

InterframeSpace

r1 r2 d1d2 d0d3

DLC(Data Length Code)0 0reserviert

Data Frame

recessive

dominant

リモートフレーム

発行側のノードが別のノードに指定したメッセージIDに対応するデータを要求するフレームです。WE7081では,メッセージIDごとにリモートフレームを発行し,データを要求できます。リモートフレームのフォーマットは,データフレームに準じますが,データフィールドはありません。

Start of

Frame

1

IdentifierField

11

RTR

1

ControlField

6

CRCSequence

15

CRCDel

1

ACKSlot

1

ACKDel

1

End of

Frame

7

ITM

3

BusIdle

InterframeSpace

InterframeSpace

Data Frame

recessive

dominant

エラーフレーム

CANバス上でエラーが検出されたときに発生するフレームです。WE7081では,エラーフレームを検知すると,フロントパネルのエラーインジケータが点灯します。

Error Flag

6

Superposition of Error Flags

0-6

ErrorDelimiter

8

Data Frame Error Framerecessive

dominant

フレームのフォーマットWE7081では,標準フォーマットと拡張フォーマットの両方に対応しています。標準フォーマット

Start of

Frame

1

IdentifierField

11 Bit RTR

1 1 1 (0-8 Byte)

DataField

0-64 Bit

CRCSequence

15

CRCDel

1

ACKSlot

1

ACKDel

1

End of

Frame

7

Data Field

recessive

dominant

IDE(r1)

r0

ArbitrationField

Control Field

DLC

Data CRC ACK

4

拡張フォーマット

Start of

Frame

1

IdentifierField

11 Bit

ExtendedIdentifier

Field

18 BitSRR

1

RTR

1 1 1 (0-8 Byte)

DataField

0-64 Bit

CRCSequence

15

CRCDel

1

ACKSlot

1

ACKDel

1

End of

Frame

7

Data Field

recessive

dominant

r1

1

IDE r0

Arbitration Field Control Field

DLC

Data CRC ACK

4

29 Bit

1.1 システム構成,ブロック図,フレームの種類/フォーマット,操作パネル

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1-3IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

操作パネルについてCANバスインタフェースモジュールWE7081の制御は,PCにインストールするWE7000コントロールソフトウエアで行います。WE7000コントロールソフトウエアでは,1.3項~1.6項のような操作パネルが表示されます。操作パネルや波形モニタの操作方法については,このユーザーズマニュアルでは説明していません。それらの操作方法については,WE7000コントロールソフトウエアのオンラインヘルプをご覧ください。

1.1 システム構成,ブロック図,フレームの種類/フォーマット,操作パネル

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1-4 IM 707081-01J

1.2 オペレーションモードと共通設定

オペレーションモードWE7081では,次の4種類のオペレーションモードがあり,いずれかを選択します。

データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

CANバス上に流れるデータフレームから,チャネルの設定情報として定義されたデータフィールドの指定部(以降,データ部と称します)を収集(切り出し)したあと,それらをリサンプリングして時系列データへと変換するモードです。CANデータの定義には,VectorInformatik社のCANdbのデータベースファイルも利用できます。本モジュールでは,ディジタイザモジュールなどと同様にフリーラン計測またはトリガ計測が行え,PC上で収集データの波形モニタ表示,瞬時値表示,ファイル保存などができます。さらに,複数のデータフレームを指定し,定周期,トリガ検出時,リモートフレーム受信時,または任意のタイミングで出力できます。また,あらかじめ定義されたシーケンスに従って出力することもできます。

データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

CANバス上に流れるデータフレームを受信し,トリガを検出して収集を開始した時刻からの経過時間を示す受信時刻の情報とともにメモリに格納するモードです。分解能は,100µsです。IDフィルタで受信するフレームを制限したり,収集するデータフレームの数を指定したり,メモリに格納されているデータをPC上でWCF形式のバイナリデータファイル(*.wcf)またはCSV形式のアスキーデータファイル(*.csv)としてファイル保存することができます。保存したデータは,フレームアウトプットモードで,CANバス上にデータフレームを再生することができます。

データ部信号出力モード(Output)

チャネルの設定情報として定義した条件に従い,IDごとにデータフレームを合成し,一定周期でCANバス上に出力するモードです。出力するデータ部は,時間とともにランプ型または三角型に変化(スイープ)させることができます。

データフレーム出力モード(Frame Output)

WCF形式またはCSV形式のフレームデータファイルをPCからロードし,CANバス上にデータフレームを送信するモードです。ロードしたデータフレームを出力する繰り返し回数を指定することができます。送信のタイミングには,トリガの検出を利用することもできます。

全オペレーションモードに共通の設定各オペレーションモードで[Misc]タブをクリックすると,次のような共通の設定条件が表示されます。データ部の収集,出力を始める前に設定してください。

コントローラのデータフレームの受信時にデータフレームのAckフィールドにAckを返すか返さないかを選択

Miscタブキューオーバーフロー時の処理

ローカルCPU側のファームウエアバージョン

通信速度などに関する設定

エラーログの表示

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1-5IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

通信速度などに関する設定

通信速度を設定するビットレート(Bit Rate),取り込んだバスのレベルをビット値とするサンプルポイント(Sample Point),サンプリングポイントの間隔を示すタイムカンタ(TimeQuanta)を設定します。ただし,タイムカンタは,サンプルポイントを選択すると自動的に決定されます。ビットレートは,[Bit Rate]ボタン上に現在の設定値が表示されています。ビットレートを設定するときは,[Bit Rate]ボタンをクリックし,ビットレート設定画面で10k,20k,33.3k,50k,62.5k,83.3k,125k,250k,500k,800k,1Mbps,Otherの中から選択します。デフォルトは,500kbpsです。ビットレートを選択すると,各ビットレート値に対して,設定可能なサンプルポイントとタイムカンタが表示されます(「付録1. サンプルポイント表」参照)。各ビットレートのデフォルトのサンプルポイント設定に対応するNo.のチェックボックスがチェックされています。デフォルト設定以外のサンプルポイントを設定するときは,設定したいサンプルポイントが表示されているNo.のチェックボックスをチェックします。

現在の設定値サンプルポイント

タイムカンタバスタイミングレジスター

ビットレートの選択

Otherを選択したときは,2つのバスタイミングレジスターBTR0およびBTR1を直接設定し,任意のビットレート,サンプルポイント,タイムカンタ,サンプルポイント数,SJW(Synchronization Jump Width)値を設定できます。BTR0およびBTR1の設定可能範囲は,16進数で00~FFです。デフォルトは,BTR0が41,BTR1が18です。

16進数標記で数値を入力

Otherを選択

1.2 オペレーションモードと共通設定

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1-6 IM 707081-01J

BTR0とBTR1の定義は,フィリップス社製のCANコントローラSJA1000の仕様に準じます。下記の説明内容は,CANコントローラSJA1000のデータシートを参考にしています。BTR0(Bus Timing Register 0)

BTR0は次のビット割り付けで,BRP(Bit Rate Prescaler)と SJW(SynchronizationJump Width)を決定します。

BIT 7 BIT 6 BIT 5 BIT 4 BIT 3 BIT 2 BIT 1 BIT 0

SJW.1 SJW.0 BRP.5 BRP.4 BRP.3 BRP.2 BRP.1 BRP.0

・ BRP(Baud Rate Prescaler)CANシステムクロックの周期tscl は,変更可能です。ビットタイミングを決定します。CANシステムクロックの周期tsclは,次式によって決定します。tscl =2 * tCLK * (32 * BRP.5+16 * BRP.4+8 * BRP.3+4 * BRP.2+2 * BRP.1* BRP.0+1)ただし,tCLKは,WE7081内部クロックの周期で,1/XTAL=1/24000000です。

・ SJW(Synchronization Jump Width)同一バスに接続される他ノードのバスコントローラとのクロック位相補正をするために,信号の再同期を行います。再同期をするとき,1ビット中の最大クロックサイクルは,実際には設定より長くなったり,短くなったりします。この補正をするために,tSJW(Synchronization jumpwidth)を設定します。tSJWは,次式によって決定します。tSJW =tscl * (2 * SJW.1 +SJW.0 +1)

BTR1(Bus Timing Register 1)

BTR1は次のビット割り付けで,ビット中の2つのタイムセグメント長,サンプルポイント, サンプルポイント数を決定します。

BIT 7 BIT 6 BIT 5 BIT 4 BIT 3 BIT 2 BIT 1 BIT 0

SAM TSEG2.2 TSEG2.1 TSEG2.0 TSEG1.3 TSEG1.2 TSEG1.1 TSEG1.0

・ SAM(Sampling)SAM=1の場合,3点のサンプルポイントになります。低速/中速のメディアスピードのバスに対して使用することを推奨します。SAM=0の場合,1点のサンプルポイントになります。高速バスに対して使用することを推奨します。

・ TSEG1(Time Segment 1)とTSEG2(Time Segment 2)TSEG1とTSEG2は,1ビット中のクロックサイクル数とサンプルポイントを決定します。tSYNCSEG =1 * tscl[s]tTSEG1 =tscl * (8 * TSEG1.3 + 4 * TSEG1.2 + 2 * TSEG1.1 + TSEG1.0 + 1)[s]tTSEG2 =tscl * (4 * TSEG2.2 + 2 * TSEG2.1 + TSEG2.0 + 1)[s]この結果,ビットレートも次式のとおり決定します。Bit rate =1/(tSYNCSEG + tTSEG1 + tTSEG2)[bps]

キューオーバーフロー時の処理 (Queue Overflow)

[Continue]を選択すると,データ収集用または出力用キューバッファがオーバーフローしても,収集または出力を続けます。この場合,収集/出力は継続されますが,データの収集漏れや,出力漏れが発生します。[Stop]を選択すると,データ収集用または出力用キューバッファがオーバーフローした時点で,収集/出力は停止されます。

1.2 オペレーションモードと共通設定

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1-7IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

アクノレッジ (Acknowledge)

データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)およびデータフレーム収集モード(Frame Acquisition)モードのときは,コントローラがデータフレームの受信時にデータフレームのAckフィールドにAckを返す(チェックする)か返さない(チェックを外す)かの選択になります。一般的には,仮想ノードとして利用する場合は「返す」を,バス・モニタとして利用する場合は「返さない」を選択します。Ackを返さない設定にした場合は,リモートフレーム出力やフレーム出力は機能しません。デフォルトは「返す」です。データ部信号出力モード(Output)およびデータフレーム出力モード(Frame Output)のときは,Ackを受けなかったときにフレームを「再送する」(チェックする)か「再送しない」(チェックを外す)かの選択になります。デフォルトは「再送する」です。

エラーログの表示

コントローラが検出したエラーログをリスト表示します。[Open Error Log]ボタンをクリックすると,エラーログを表示する別ダイアログボックスが起動します。ダイアログボックスには,ダイアログボックスを起動した時点での最新64個分までのエラーが表示されます。表示されたログ以前のエラーは残りません。また,表示したログは,ダイヤログボックスを閉じると消去されます。エラーコードの内容の詳細については,「付録3 エラーコード」をご覧ください。

ローカルCPU側のファームウエアバージョン (Ver.XX.XX)

ローカルCPU側のファームウエアバージョンが表示されます。

1.2 オペレーションモードと共通設定

Page 15: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-8 IM 707081-01J

1.3 デ ー タ部信号収集 / フ レーム出力モード(Acquisition)

操作パネル

収集スタート/ストップ

データ収集周期の設定

波形モニタON/OFF

オペレーションモードの選択データフィールドの切り出し条件設定ウインドウ(1-10ページ参照)

メモリ分割数の選択

レコード長の設定

アクイジション回数の設定

タイムベースの選択

アクイジション方法の選択

トリガソースの選択プリトリガの設定

トリガホールドオフの設定

繰り返し収集時にチェック

オペレーションモード (Operation Mode)[Acquisition]を選択します。

データ収集スタート/ストップ[Start]ボタンをクリックすると,設定したアクイジション方法に従って,データ収集を開始します。[Repeat]チェックボックス*をチェックしたときは,もう一度[Start]ボタンをクリックするまで,収集を続けます。* [Repeat]チェックボックスが表示されるのは,アクイジション方法にトリガモードを選択し,アクイジション回数を1に設定したときだけです。

アクイジション方法 (Acquisition Mode)次のどちらかを選択します。トリガモード (Triggered)

設定したトリガ条件(次ページ参照)に従ってデータメモリにデータを格納し,設定したレコード長だけ格納すると動作をストップします。この設定では,データメモリを分割し,トリガがかかるたびに分割した各メモリブロックにデータを格納することができます。アクイジション回数(次ページ参照)を「1」に設定し,[Repeat]チェックボックスをチェックしたときは,もう一度[Start]ボタンをクリックするまで,同じ動作を繰り返します。ただし,レコード長を4,194,304/チャネル数/データサイズ以上に設定した場合,繰り返し測定はできません。フリーランモード (Free Run)

スタート操作を開始するとすぐにデータメモリにデータを格納し始め,ストップ操作で動作をストップします。

Page 16: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-9IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

トリガの設定(アクイジション方法がトリガモードのときだけ)トリガソ-ス (Source)

トリガをかけるための信号を次の中から選択します。Internal :チャネル設定パネル上で設定した各チャネルのトリガ条件に従ってトリガをか

けます。BUSTRG:WEバスのバストリガ信号(BUSTRG1/BUSTRG2)

プリトリガ (Pretrigger)

トリガ点以前のデータをデータメモリに格納することができます。トリガ点の何点前から取り込むかを「0~設定レコード長-2」の範囲で設定します。

トリガホールドオフ (Hold Off)

アクイジション回数を「2」以上に設定した場合,一度トリガがかかってから次のトリガの検出動作を行う休止期間(ホールドオフ期間)を設定できます。[Hold Off]入力ボックスにホールドオフ期間のサンプル数を入力します。ホールドオフ期間は,「設定レコード長~8,388,608」(データ点数)の範囲で設定できます。

データ収集条件の設定メモリ分割 (Memory Partition)(トリガモードのときだけ)

データメモリを複数のブロックに分割し,トリガがかかるたびに順次各メモリブロックにデータを格納することができます。分割数は,「1/2/4/8/16/32/64/128/256」分割の中から選択できます。

レコード長 (Record Length)(トリガモードのときだけ)

データメモリに格納されるデータ点数をレコード長と言います。設定可能範囲は,「100~8,388,608/(収集チャネル数×収集データサイズ×メモリ分割数)」点です。[Repeat]チェックボックスをチェックして,繰り返しデータを格納するときの最大設定可能点数は,「4,194,304/(メモリ分割数×収集チャネル数)/収集データサイズ」点です。

アクイジション回数 (No. of Acquisitions)(トリガモードのときだけ)

データ収集を行う回数を設定します。設定範囲は,「1~2,147,483,647」回です。ただし,アクイジション回数が「1」のとき以外は,繰り返し(Repeat)ができません。また,アクイジション回数が「1」でも,レコード長を「4,194,304/チャネル数/データサイズ」以上に設定すると,繰り返し(Repeat)はできません。

タイムベース (Time Base)

モジュール内部で発生するクロック信号か,計測ステーションのタイムベース信号のどちらでサンプリングするかを選択します。Internal :内部クロックBUSCLK:トリガソース / タイムベースソース設定(WE7000 ユーザーズマニュアル

(IM707001-01J)の「4.6 トリガソース/タイムベースソース/アーミングの設定」参照)による入力信号(CMNCLK)

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-10 IM 707081-01J

データ収集周期 (Sampling Interval)

データメモリにデータを格納する周期を設定します。設定可能範囲は,1ms~10sで,1msステップで設定できます。

Noteデータ収集周期が設定可能範囲内であっても,正常な動作をしない場合があります。たとえば,データ収集チャネル数が多い場合またはリモートフレームの出力チャネル数が多い場合などは,正常に動作しない傾向があります。このような場合,次の目安を参考にして,データ収集周期を設定してください。ただし,動作を保証するものではないので,必要に応じて周期を変更してください。なお,フリーランモード時には,PCの能力や通信路の負荷状態により,設定可能なデータ収集周期の最小値が下記に示す値より大きくなる場合があります。下記の目安は,CPU:PentiumIII500MHz,OS:Windows2000のPCにWE7052ファーストイーサネット通信を使用した場合の数値です。

トリガモードの場合 フリーランモ-ドの場合

チャネル数が16以下のとき 1ms~10s 1ms~10sチャネル数が17以上32以下のとき 2ms~10s 4ms~10sチャネル数が33以上64以下のとき 4ms~10s 8ms~10s

データフィールドの切り出し条件 (Channel Setting)WE7081では,CANバス上に流れるデータフレームのデータフィールドの指定部(以下,CANデータと称します)の切り出し方法をチャネル設定画面で定義します。最大64チャネルの定義をチャネルとして設定することができます。下図のようにデータフィールドに2つのデータが含まれている場合,1つのデータフレームで,2チャネル分を含んでいることになります。

SB=0,LN=16bit→2バイト整数(CH1)SB=32,LN=32bit→4バイトfloat値(CH2)

bit 64 56 48 40 32 24 16 8 0

CH2 CH1

NoteWE7081では,モトローラ社のForward形式の設定をサポートしていません。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 18: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-11IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

[Channel Setting]ボタンをクリックすると,データ部を切り出す定義や内部トリガ,アラームなどの設定ができます。

拡張フォーマットのとき

コピーの実行

収集するデータフレームのIDの設定

チャネルの選択

アラーム出力設定

内部トリガ設定

コピー項目の選択

データのビット長の設定

データの切り出し開始位置の設定

データタイプの選択Endianの設定

フリーランモードのときトリガモードのとき

トリガコンビネーションの設定

無効値の処理の選択

トリガモード/フリーランモード共通部

スケーリング設定

スケーリングするとき単位の設定

切り出すデータのサイズを表示

ラベル名の設定

スケーリングタイプの選択

データベースファイルの利用

リモートフレーム設定フレームの出力値設定(1-18~1-21ページ参照)

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-12 IM 707081-01J

収集チャネルのON/OFF(On)

データを収集するチャネルのチェックボックスをチェックします。

データフレームのフォーマット(Ext)

収集するデータフレームを拡張フォーマットに設定する場合,チェックボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

メッセージ ID(ID)

収集するデータフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

データ部の切り出し位置(SB)

データフレームのデータ部を切り出し始める位置をビット番号で設定します。設定可能範囲は,0~63です。

ビット長(LN)

切り出すデータ部のビット長を設定します。設定可能範囲は,1~64です。

データの型(Value Type)

切り出したCANデータを扱う型を次の中から選択します。Unsigned(Unsigned Integer)型:符号なし整数型Signed(Signed Integer)型:符号つき整数型Float型:実数型Floatを選択した場合,設定可能なビット長は,32と64だけです。

エンディアン(Endian)

データフレームのデータ部をメモリに格納するときの方式を選択します。Little:データフレームの始めからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位

で右へ,ビット番号が増加します。

LSB

7 015 5563 56

msb

7 0

lsb

MSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Big: データフレームの終わりからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位で右へ,ビット番号が増加します。

MSB

63 56 55 87 0

msb

7 0

lsb

LSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

データ部の出力位置とビット長は,上記のように並んだビット番号で設定します。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 20: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-13IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

収集データサイズ(Data Size)

各チャネルの切り出しデータの中でビット長が最大のものを表示します。収集されたデータ部は,ここに表示されたサイズで各チャネルごとにメモリに格納されます。

CH1

0816243240485664Bit

0816243240485664Bit

CH5CH6 CH4 CH30816243240485664

Bit

CH1

CH2

CH1

CH3

CH4

CH5

CH6

CH1

CH2

データフレーム上のデータフィールド

各チャネルごとのメモリイメージ

CH1

0816243240485664Bit

0816243240485664Bit

CH4 CH30816243240485664

Bit

CH1

CH2

CH1

CH3

CH4

CH1

CH2

データフレーム上のデータフィールド

各チャネルごとのメモリイメージ

Start Bit+Lengthの最大値=4≦Data Sizeは,4バイトとなる。各チャネルごとにデータ長=4バイトとして切り出されたデータが,ビット0からメモリに格納される。Start Bit+Lengthの最大値=6≦Data Sizeは,

8バイトとなる。各チャネルごとにデータ長=8バイトとして切り出されたデータが,ビット0からメモリに格納される。

ビット長と収集データのサイズの関係は,次のとおりです。

ビット長 収集データサイズ

1~8 1バイト9~16 2バイト17~32 4バイト32~64 8バイト

無効値(Integer NAN)

データフレームを未受信のデータが生じた場合,このような無効データをNAN(Not-A-Number)データとして扱います。データの型(Value Type)が符号なし整数型(Unsigned)または符号つき整数型(Signed)の場合のNANデータの処理について,次のどちらかを選択します。Fullbit :NANデータを「0xFF...F」として,収集したデータをグラフ上に表示しません。Zero(0):NANデータを「0」として,収集したデータをグラフ上に「0」としてデータ

表示します。なお,データの型が実数型(Float)の場合は,0xFF...FFとなり,収集したデータはグラフ上に表示されません。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 21: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-14 IM 707081-01J

内部トリガ設定(Trigger)(アクイジション方法がトリガモードのときだけ)

アクイジション方法がトリガモードのときは,内部トリガとして各チャネルのデータトリガを利用できます。トリガ検出の条件は,各チャネルごとに設定します。検出したトリガは,WEバスのBUSTRGの出力したり,PCにイベント通知することができます。・トリガタイプ(Trigger Type)

トリガソースが Internalの場合,各チャネルごとにトリガタイプを選択できます。Rise :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下から以上になる(立

ち上がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Fall :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上から以下になる(立

ち下がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Both :立ち上がり/立ち下がりの両方(エッジトリガ)High :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上にある,またはその

状態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)Low :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下にある,またはその

状態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)X :あらかじめ指定した収集チャネルのメッセージIDのデータフレームを受信し

たタイミングでトリガをかけます。この設定をすると,トリガレベルは設定できません。

Off :トリガ検出を行わない

・トリガレベル(Trigger Level)

トリガソースがInternalでトリガタイプが⦆XまたはOffのとき以外設定することができます。また,データの型(Value Type)の選択によって設定範囲が異なります。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)で,スケーリングをしていない場合0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)で,スケーリングをしていない場合-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データ型が実数型(Float),またはスケーリングしている場合-3,40282E38~3,40282E38

・トリガコンビネーション(Trig Combination)

チャネル間論理を選択します。ORトリガ :各チャネルの入力信号で設定したトリガ条件のどれか1つが成立したと

きに,トリガがかかる設定です。ANDトリガ:各チャネルの入力信号で設定したトリガ条件がすべて成立したときに,

トリガがかかる設定です。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 22: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-15IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

アラーム設定(Alarm)(アクイジション方法がフリーランモードのときだけ)

アクイジション方法がフリーランモードのときは,アラーム発生状態を計測ステーション内のBUSTRG1/BUSTRG2バスにバストリガ信号として出力することができます。・ アラームタイプ(Alarm Type)アラームの種類を次の中から選択できます。Off :アラームを検出しないRise :リードアウト信号が設定した上限値未満から上限値以上の値になったときに出

Highレベルリードアウト信号

アラーム

Fall :リードアウト信号が設定した下限値を超えた値から下限値以下の値になったときに出力

High :リードアウト信号が設定した上限値以上の値にあるときに出力Low :リードアウト信号が設定した下限値以下の値にあるときに出力

Lowレベルリードアウト信号

アラーム

In :リードアウト信号が設定した上下限値内の値にあるときに出力Out :リードアウト信号が設定した下限値未満または上限値を超えた値にあるときに

出力

リードアウト信号 Lowレベル

アラーム

Highレベル

・ 監視上限値(Alarm High)アラームタイプにRise,High,In,Outを選択した場合のしきい値を設定します。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)で,スケーリングをしていない場合0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)で,スケーリングをしていない場合- -–--—–-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データ型が実数型(Float),またはスケーリングしている場合-3,40282E38~3,40282E38

Note監視下限値よりも小さな値を設定した場合,監視下限値は,設定した監視上限値と同じになります。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 23: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-16 IM 707081-01J

・監視下限値(Alarm Low)アラームタイプにRise,High,In,Outを選択した場合のしきい値を設定します。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)で,スケーリングをしていない場合0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)で,スケーリングをしていない場合-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データ型が実数型(Float),またはスケーリングしている場合-3,40282E38~3,40282E38

Note監視上限値よりも大きな値を設定した場合,監視上限値は,設定した監視下限値と同じになります。

ラベル名(Label)

各チャネルには,ラベル名が付けられます。収集または出力チャネルがON のとき,31文字以内で入力します。

スケーリング設定(Scaling)

測定値を任意の物理量にリニア変換することができます。On :リニアスケーリングをするときにチェックボックスをチェックします。Unit :リニアスケーリング後の物理単位を設定します。スケール変換の形式(Scaling Type)

次のどちらかを選択します。選択した形式に対応するチャネル設定画面が表示されます。P1-P2 :任意の2点の測定値(VP1,VP2)と,各測定値に対する物理値(SP1,SP2)を

設定します。この4点の値によって,スケール変換式(Y=aX+b)が決まります。

aX+b :スケーリング係数(a)とオフセット値(b)を設定し,スケール変換式(Y=aX+b)を決めます。

チャネル設定画面のスケーリング設定は,WE7000コントロールソフトウエアと連動しています。スケーリング設定の詳細については,WE7 0 0 0 ユーザーズマニュアル(IM707001-01J)の「4.4 ステーションリストウインドウでの操作」の「スケール変換」を参照してください。

リモートフレーム出力のON/OFFと出力周期(Rq)

データ収集チャネルのメッセージIDのリモートフレームをデータ収集周期の整数倍の周期で出力することができます。On :リモートフレームを出力するチャネルのチェックボックスをチェックします。デー

タ収集がOFFのチャネルでは,チェックできません。Intvl:出力周期を1~9999の範囲で設定します。

Noteメッセージ IDが同じチャネルには,異なる設定はできません。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 24: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-17IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

データベースファイルの利用(Database)

データ部の切り出し定義情報が保存されているデータベースファイルから,目的の情報を指定したチャネルの設定情報に設定することができます。また,WE7081のチャネル設定で定義した切り出し情報は,データベースとして保存できます。利用することができるファイル形式は,次の2種類です。dbc形式 :Vector Informatik社のCANdbまたはCANdb++のシグナル定義データベー

スファイルで,WE7081のチャネル設定の定義として利用することができます。読み込み専用のファイル形式です。

CSV形式:CSV形式のテキストファイルで,WE7081のチャネル設定の定義をデータベースとして保存できます。保存したデータは,Excelやテキストエディタで編集することもできます。

・ 切り出し定義情報の読み込み(Import)1. [Import]ボタンをクリックし,インポートファイル選択ダイアログボックスを開きます。

2. ダイアログボックスで読み込むファイルを選択し,[開く]ボタンをクリックすると,インポートダイアログボックスが開きます。

3. 読み込むファイルが.dbc形式の場合,必要に応じて表示するネットワークノードを選択します。

読み込み元のチャネル

読み込む先のチャネル

4. インポートダイアログでは,読み込む内容のチェックボックスをチェックし,読み込む先のチャネル番号を選択します。

5. [OK]をクリックすると,設定した内容のデータが読み込まれます。

・ チャネル設定の定義をデータベースへの保存(Export)1. [Export]ボタンをクリックし,エクスポートファイル選択ダイアログボックスを開きます。

2. 取り込むファイルのファイル名を入力し,保存するファイルのデータ形式を選択したのち,[保存]ボタンをクリックすると,保存されます。

チャネル設定のコピー/ペースト

各チャネルの設定情報は,他のチャネルへコピーすることができます。チャネル番号をクリックし,[Copy]ボタンをクリックすると,設定情報が一時メモリ内にコピーされます。コピー先のチャネル番号をクリックし,[Paste]ボタンをクリックすると,下図のようなダイアログボックスが表示されます。コピーする設定内容を確認し,コピーが不要の項目があれば,チェックを外します。[OK]ボタンをクリックすると,コピーが完了します。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 25: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-18 IM 707081-01J

フレーム出力機能[Out]タブをクリックすると,データ部信号収集とは独立して動作するフレーム出力設定画面が表示されます。出力モードには,次の6種類があります。・1ショット出力モード(One Shot)・マニュアル出力モード(Manual)・定周期出力モード(Periodic)・トリガ同期出力モード(Triggered)・リモートフレーム同期出力モード(Remote)・シーケンス出力モード(Sequential)このうち,マニュアル出力モード,定周期出力モード,トリガ同期出力モード,リモートフレーム同期出力モードでは,チャネル設定で出力がONになっているチャネルの出力値(物理値)をスケール情報と切り出し定義に従って,データ部に展開して出力します。複数のチャネルが同一メッセージIDに定義されている場合は,それらを合成して1つのデータフレームとします。また,リモートフレーム同期出力モード以外の出力モードでは,複数のメッセージIDに対して出力がONになっている場合は,ONになっているすべてのデータフレームが1回で出力されます。なお,各モードで出力タイミングは異なります。

1ショット出力モード(One Shot)

指定したデータフレームまたはリモートフレームを指定したタイミングで1フレームだけ出力するモードです。データ値を変更したタイミングで,自動的に出力することもできます。出力するフレームは,チャネル設定画面で定義したチャネルを参照するか,新たに定義することができます。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

データフレームの出力出力するデータフレームを含むチャネルの選択

出力するデータフレームの値

出力方法の選択

データ部の値をバイト単位で設定

メッセージIDの設定拡張フレームを出力するとき

バイトサイズ設定

出力値を変更したときに自動的に出力するとき

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,One Shotを選択します。・ チャネル設定画面で定義したチャネルを参照するとき2. [Channel Setting]ボタンをクリックし,チャネル設定画面を表示します。出力設定(Output)で,出力するチャネルの定義を設定します。On :出力するチャネルのチェックボックスをチェックします。

出力をONにすると,そのチャネルとメッセージIDが同じ他のチャネルも出力が自動的にONになります。出力がONになったチャネルは,収集がOFFになります。同時にONにできるチャネル数は30まで,メッセージID数は10までです。チャネルかメッセージIDのどちらかの制限数を超えて出力しようとすると,エラーメッセージが表示されます。

Value:出力するデータフレームの値を設定します。この値は,[Out]タブ画面の[Value]と連動しています。

DLC :データフレームのデータ部のバイトサイズを設定します。設定可能範囲は,1~8です。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-19IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

3. [OK]ボタンをクリックして,チャネル設定画面を閉じます。4. [Channel [Label]]リストボックスで,出力するデータフレームを含むチャネルを選択します。出力するデータフレームの定義がパネルの下方に表示されます。チャネルにラベル名が定義されている場合は,そのチャネルはラベル名で表示されます。選択したチャネルと同じ メッセージ IDが定義されているチャネルがある場合,自動的に最大3チャネルまで表示されます。同じメッセージIDが定義されたチャネルが4つ以上ある場合,選択したチャネル番号以降の3チャネルが小さい順に表示されます。

5. [Value]に出力値を物理値で設定します。・ 新たにフレームを定義するとき6. 次の設定項目を設定します。Ext :拡張フレームを出力するとき,チェックボックスをチェックします。ID :メッセージIDを設定します。データフレームが標準フォーマットのときの設

定可能範囲は,0~0X7FF(11ビット分),拡張フォーマットのときの設定可能範囲は,0~0X1FFFFFFF(29ビット分)です。

DLC:データフレームのデータ部のバイトサイズを1バイト~8バイトの中から選択します。R0を選択すると,リモートフレームが出力されます。

Data:データフレームのデータ部の値をバイト単位で16進数標記で設定します。7. [Send]ボタンをクリックし,データフレームを出力します。出力値を変更したときに自動的に出力を行うときは,[Auto Send]のチェックボックスをチェックします。

マニュアル出力モード(Manual)

指定した任意のタイミングで1回だけ出力するモードです。1ショット出力モードと同様にデータ値を変更したタイミングで,そのデータフレームを自動的に出力することができます。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

設定した全チャネルを同時に1フレームずつ出力

各チャネルごとに1フレームずつ出力

出力するデータフレームを含むチャネルの選択

出力するデータフレームの値

出力方法の選択

出力値を変更したときに自動的に出力するとき

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,Manualを選択します。2. 1ショット出力モードの操作手順2~3を実行します。3. [Channel [Label]]リストボックスで,出力するデータフレームを含むチャネルを選択します。チャネルにラベル名が定義されている場合は,そのチャネルはラベル名で表示されます。

4. [Value]に出力値を物理値で設定します。5. [Send]ボタンをクリックすると,チャネルごとに1フレームずつ出力します。[SendAll]ボタンをクリックすると,設定した全チャネル同時に1フレームずつ出力します。出力値を変更したときに自動的に出力を行うときは,[Auto Send]のチェックボックスをチェックします。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 27: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-20 IM 707081-01J

定周期出力モード(Periodic)

設定した出力周期で繰り返し出力するモードです。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

設定した全チャネルを設定した出力周期に従って出力

出力するデータフレームを含むチャネルの選択

出力するデータフレームの値

出力方法の選択

出力周期の設定

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,Periodicを選択します。2. 1ショット出力モードの操作手順2~3を実行します。3. [Channel [Label]]リストボックスで,出力するデータフレームを含むチャネルを選択します。チャネルにラベル名が定義されている場合は,そのチャネルはラベル名で表示されます。

4. [Value]に出力値を物理値で設定します。5. [Period]に出力周期を設定します。設定可能範囲は,0.1s~1000s(0.1sステップ)です。

6. [Output]ボタンをクリックし,出力します。

トリガ同期出力モード(Triggered)

トリガまたはアラームを検出したときに出力するモードです。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

設定したトリガまたはアラームに従って出力

出力するデータフレームを含むチャネルの選択

出力するデータフレームの値

出力方法の選択

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,Triggeredを選択します。2. 1ショット出力モードの操作手順2~3を実行します。3. [Channel [Label]]リストボックスで,出力するデータフレームを含むチャネルを選択します。チャネルにラベル名が定義されている場合は,そのチャネルはラベル名で表示されます。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

Page 28: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

1-21IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

4. [Value]に出力値を物理値で設定します。5. [Output]ボタンをクリックし,出力します。

リモートフレーム同期出力モード(Remote)

指定したフレームに該当するリモートフレームを受信したときに出力するモードです。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

設定したリモートフレームを受信したときに出力

出力するデータフレームを含むチャネルの選択

出力するデータフレームの値

出力方法の選択

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,Remoteを選択します。2. 1ショット出力モードの操作手順2~3を実行します。3. [Channel [Label]]リストボックスで,出力するリモートフレームを含むチャネルを選択します。チャネルにラベル名が定義されている場合は,そのチャネルはラベル名で表示されます。

4. [Value]に出力値を物理値で設定します。5. [Output]ボタンをクリックし,出力します。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-22 IM 707081-01J

シーケンス出力モード(Sequential)

あらかじめ編集したシーケンステーブルに従って,フレームを出力するモードです。シーケンステーブルを何回繰り返して出力するかを指定できます。

オペレーションモードの選択参照チャネルの設定ウインドウ(1-11ページ参照)

設定したシーケンステーブルに従って出力

シーケンステーブルの設定ウインドウ

出力方法の選択

シーケンステーブルの繰り返し回数の設定

Outタブ

1. [Mode]リストボックスで,Sequential を選択します。2. [Tabel Setting]ボタンをクリックして,シーケンステーブル表示します。このテーブルで編集した設定を1行ずつ出力することができます。シーケンステーブルでは,最大1024行まで設定することができます。

チャネルごとのワンショット出力

出力するとき

次行を出力するまでの周期データフレームの値をバイト単位で設定

データフレームのバイトサイズ出力するデータフレームのID

拡張フォーマットにするときトリガを利用するとき

On :出力する行番号のチェックボックスをチェックします。Trig :トリガ検出時に出力する行番号のチェックボックスをチェックします。Ext :出力するデータフレームのIDを拡張フォーマットに設定する場合,チェッ

クボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

ID :出力するデータフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

DLC :データフレームのデータ部のバイトサイズを1バイト~8バイトの中から選択します。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-23IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

Data :DLCで選択したバイトサイズに対応するデータフレームの値をバイト単位で16進数標記で設定します。

Invl[s]:次行を出力するまでの時間を設定します。設定可能範囲は,0.1s~ 100s(0.1sステップ)です。

Send: クリックすると,チャネルごとに1ショット出力します。3. [OK]ボタンをクリックします。4. [No. of Repeat]に設定したシーケンステーブルを何回繰り返して出力するかを設定します。設定可能範囲は,0~2,147,483,647です。「0」を設定した場合は,無限に出力を繰り返します。

5. [Output]ボタンをクリックし,出力します。

1.3 データ部信号収集/フレーム出力モード(Acquisition)

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1-24 IM 707081-01J

1.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

操作パネル

収集スタート/ストップ

オペレーションモードの選択収集したデータフレームの保存

トリガソースの選択拡張フォーマットのとき

トリガソースの選択

エンディアンの選択メッセージIDの設定

マニュアルトリガの発生

収集フレーム数の設定

収集済みフレーム数の表示

トリガレベルの設定

ビット長の設定

切り出し開始位置の設定

トリガタイプの選択

オペレーションモード (Operation Mode)の選択[Frame Acquisition]を選択します。

収集スタート/ストップ[Start]ボタンをクリックすると,トリガ待ち状態になり,トリガがかかると収集を開始します。[Start]ボタンをクリックすると,操作パネル上の設定項目や,[Start]ボタン以外のボタンの操作ができなくなります。指定した回数だけのデータフレームを収集するか,もう一度[Start]ボタンがクリックされるまで,データフレームをメモリに格納し続けます。

収集条件の設定収集フレーム数の設定 (No. of Frames)

収集するデータフレームの数を0または1~2,147,483,647範囲で設定します。ただし,419430以上のフレーム数を設定した場合,最新の419430フレームだけが残ります。「0」を設定すると,[Start]ボタンをクリックして,収集をストップするまでデータフレームを格納し続けます。「0」以外を設定した場合,設定したフレーム数を収集するか,[Start]ボタンをクリックして,収集をストップするまでデータフレームを格納し続けます。メモリ内のデータフレームは,古いデータフレームから新しいデータフレームへ順番に格納されます。メモリから溢れたデータフレームは,古い順に消えていきます。収集をストップした時点でメモリ内に残っているデータフレームを一括してファイルに保存することができます。

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1-25IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

読み込みデータフレームのフィルタ設定 (ID Filter)

[Misc]タブで,収集するデータフレームのビットパターンを設定し,設定したビットパターンと一致したデータフレームだけを収集することができます。これにより,不要なデータフレームを格納することが避けられます。収集するデータフレームが標準フォーマットのときはStandardに,拡張フォーマットのときはExtendedに別々に設定します。ビットパターンにBinを選択したときは,2進のビットパターンを「0」,「1」,「X」の3文字の配列で設定します。0:該当するビットが0の場合にスルー1:該当するビットが1の場合にスルーX:該当するビットが0でも1でもスルー(Don’t care)ビットパターンにHexを選択したときは,16進のビットパターンで4ビットごとの設定になるため,ビットごとの詳細設定ができません。0~9,A~F,Xの文字配列で設定します。「X」はDon’t Careを表し,ビットパターンでは4ビットとも「XXXX」になります。Binを選択した場合で,設定した4ビットにX,0,1が混在しているときは,設定をHexに切り替えると,Hex設定での表示ができません。ビューアで表示不能になった4ビットは,$マークが表示されます。

Miscタブ

2進標記にするか16進標記にするかの選択

標準フォーマットのビットパターン

拡張フォーマットのビットパターン

Note別売のWEコントロールAPIでは,ビットパターンは2進数だけが設定可能です。

トリガの設定(Trigger)トリガソ-ス (Source)

トリガをかけるための信号を選択します。次の中から選択します。Internal:CANバス上に流れるデータフレームを受信し,指定したIDのデータフレームのデータ部が設定した条件に一致した場合に,トリガを発生することができます。操作パネル上で設定したトリガ条件に従ってトリガをかけます。BUSTRG:WEバスのバストリガ信号(BUSTRG1/BUSTRG2)

トリガタイプ(Trigger Type)

トリガソースが Internalの場合,各チャネルごとにトリガタイプを選択できます。Rise :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下から以上になる(立ち上

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Fall :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上から以下になる(立ち下

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Both:立ち上がり/立ち下がりの両方(エッジトリガ)High :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)Low :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)X :あらかじめ指定した収集チャネルのメッセージIDのデータフレームを受信したタ

イミングでトリガをかけます。この設定をすると,トリガレベルは設定できません。

Off :トリガ検出を行わない

1.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

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1-26 IM 707081-01J

トリガレベル(Trigger Level)

トリガソースがInternalでトリガタイプが⦆XまたはOffのとき以外設定することができます。また,データの型(Value Type)の選択によって設定範囲が異なります。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)のとき0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)のとき-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データが実数型(Float)のとき-3,40282E38~3,40282E38

データフレームのフォーマット(Ext)

トリガをかけるデータフレームのIDを拡張フォーマットに設定する場合,チェックボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

メッセージ ID(ID)

トリガをかけるデータフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

データ部を切り出す位置(SB)

データフレームのデータ部を切り出し始める位置をビット番号で設定します。設定可能範囲は,0~63です。

ビット長(LN)

切り出すデータ部のビット長を設定します。設定可能範囲は,1~64です。

データの型(Value Type)

切り出したCANデータを扱う型を次の中から選択します。Unsigned(Unsigned Integer)型:符号なし整数型Signed(Signed Integer)型:符号つき整数型Float型:実数型Floatを選択した場合,設定可能なビット長は,32と64だけです。

1.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

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1-27IM 707081-01J

機能説明

11

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3

4

エンディアン(Endian)

データフレームのデータ部をメモリに格納するときの方式を選択します。Little:データフレームの始めからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位

で右へ,ビット番号が増加します。

LSB

7 015 5563 56

msb

7 0

lsb

MSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Big: データフレームの終わりからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位で右へ,ビット番号が増加します。

MSB

63 56 55 87 0

msb

7 0

lsb

LSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Start Bit と Lengthは,上記のように並んだビット番号で設定します。

マニュアルトリガ(Manual Trigger)[Manual Trigger]ボタンをクリックすると,設定したトリガソースとは無関係にトリガを発生させることができます。

収集されたフレーム数の表示 (No. of Stored Frames)[S t a r t ]ボタンをクリックし,収集を開始すると,収集済みのフレームの数を 0 ~4,294,967,295の範囲で表示します。更新周期は,約1秒です。収集済みのフレーム数が4,294,967,295に達すると,表示は0に戻ります。

1.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

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1-28 IM 707081-01J

データの保存[Save Frame Data]ボタンをクリックすると,データメモリからデータを読み出し,WCF(WE7000 CAN Binary Format)形式のバイナリファイル(*.wcf)またはCSV形式のアスキーデータファイル(*.csv)を保存することができます。

ファイル形式について

WCF形式で保存したファイルは,付属のコンバータを使ってCSV形式のファイルに変換することができます。また,WVF形式で保存した測定データファイルから,WCF形式のファイルを作成するコンバータも付属しています。それぞれのコンバータについては,「1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて」をご覧ください。なお,データフレーム,WCF形式,CSV形式のデータフォーマットについては,「付録2ファイルのデータ構造」をご覧ください。

1.4 データフレーム収集モード(Frame Acquisition)

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1-29IM 707081-01J

機能説明

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1.5 データ部信号出力モード(Output)

操作パネル

出力スタート/ストップ

マニュアルトリガの発生

オペレーションモードの選択データフレームの作成ウインドウ

出力回数の設定

出力方法の選択

出力周期の設定

トリガレベルの設定

ビット長の設定

切り出し開始位置の設定

トリガタイプの選択

トリガソースの選択拡張フォーマットのとき

トリガソースの選択

エンディアンの選択メッセージIDの設定

オペレーションモード (Operation Mode)の選択[Output]を選択します。

出力スタート /ストップ[Output]ボタンをクリックすると,出力動作を開始します。出力動作を開始すると,[Output]ボタン左の出力インジケータが点灯し,操作パネル上の設定項目や,[Output]ボタン以外のボタンの操作ができなくなります。もう一度[Output]ボタンをクリックするまで,出力動作は続きます。出力動作には,トリガ待ちの状態も含まれます。出力方法(下記参照)が[Trigger]または[One Shot]の場合,出力インジケータが点灯していても実際の出力はしていないときがあります。出力方法が[Cont]の場合,出力インジケータが点灯しているときは,定周期出力をしています。ただし,CANバスに接続していない場合や,BusOff状態になった場合は,出力しません。

出力条件の設定出力方法 (Output Mode)

次の中から選択します。Cont :設定した定義内容と出力回数に従って,連続して出力します。Trigger :トリガを検出すると,設定した定義内容と出力回数に従って,出力します。One Shot :トリガを検出すると,設定した定義内容と出力回数に従って,1回だけ出力します。

出力回数 (No. of Output Samples)(出力方法がContまたはTriggerのときだけ)

各チャネルのデータフレームが出力される回数を0~2,147,483,647の範囲で設定できます。「0」を設定した場合,無期限で連続出力をします。

出力周期 (Output Interval)(出力方法がContまたはTriggerのときだけ)

設定可能範囲は,1~10s(1msステップ)です。設定は,チャネル設定画面で設定するすべてのデータフレームに有効です。

NoteCANバスの負荷が高い場合または出力するフレーム数が多い場合,設定した出力周期で出力されないことがあります。

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1-30 IM 707081-01J

データフレームの作成 (Channel Setting)データ部信号出力モードでは,データフィールド上の複数のデータを定義したものをデータフレームとして作成し,フレーム上に出力します。出力するデータフレームの定義をチャネルとして設定します。設定できる最大数は64CHです。1つのデータフレーム上に複数のチャネルを含めることができるので,下図の例のように,CH1とCH2は,同じデータフレームに埋め込まれることになります。

SB=0,LN=16bit→2バイト整数(CH1)SB=32,LN=32bit→4バイトfloat値(CH2)

bit 64 56 48 40 32 24 16 8 0

CH2 CH1

[Channel Setting]ボタンをクリックすると,データフィールドやスイープパターンなどの設定をすることができます。

拡張フォーマットのとき

コピーの実行

収集するデータフレームのIDの設定

チャネルの選択

スイープパターンの選択

コピー項目の選択

データのビット長の設定データの切り出し開始位置の設定

データタイプの選択Endianの設定

出力を終了する値スイープパターンの変化量の刻み

出力を開始する値

1.5 データ部信号出力モード(Output)

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1-31IM 707081-01J

機能説明

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4

出力チャネルのON/OFF(On)

データフレームを出力するチャネルのチェックボックスをチェックします。

データフレームのフォーマット(Ext)

出力するデータフレームを拡張フォーマットに設定する場合,チェックボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

メッセージ ID(ID)

収集するデータフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

データ部の出力位置(SB)

データフレームのデータ部を出力し始める位置をビット番号で設定します。設定可能範囲は,0~63です。

ビット長(LN)

出力するデータ部のビット長を設定します。設定可能範囲は,1~64です。

データの型(Value Type)

出力するCANデータの型を次の中から選択します。Unsigned(Unsigned Integer)型:符号なし整数型Signed(Signed Integer)型:符号つき整数型Float型:実数型Floatを選択した場合,設定可能なビット長は,32と64だけです。

エンディアン(Endian)

データフレームのデータ部をCANバスに出力するときの方式を選択します。Little:データフレームの始めからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位

で右へ,ビット番号が増加します。

LSB

7 015 5563 56

msb

7 0

lsb

MSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Big: データフレームの終わりからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位で右へ,ビット番号が増加します。

MSB

63 56 55 87 0

msb

7 0

lsb

LSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

データ部の出力位置とビット長は,上記のように並んだビット番号で設定します。

1.5 データ部信号出力モード(Output)

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1-32 IM 707081-01J

スイープパターン(Sweep Pattern)

出力するCANデータを時間とともに変化させることができます。各チャネルごとにスイープパターンを選択できます。Ramp-Repeat :Data Start,Data Endで設定したスロープを繰り返し出力しま

す。

Data Start

Data End

指定サンプル数

Ramp-single&Reset:Data Start,Data Endで設定したスロープを1回だけ出力し,最後にData Startで設定したデータを出力します。

Data Start

Data End

指定サンプル数

Ramp-Single&Hold :Data Start,Data End で設定したスロープを1回だけ出力し,Data Endで設定したデータを出力し続けます。

Data Start

Data End

指定サンプル数

Triangle-Repeat :Data Start,Data Endで設定したスロープを出力し,Data Startの値からData Endまで達すると,再びData Startの値に向かう折り返し動作を繰り返します。

Data Start

Data End

指定サンプル数

Off :Data Start のデータを出力します。

Data Start

指定サンプル数

出力開始値(Data Start)

出力を始める値を整数または浮動小数点数で設定します。

出力終了値(Data End)

出力を終了する値を整数または浮動小数点数で設定します。

変化量の刻み(Step)

スイープパターンの変化量の刻みを整数または浮動小数点数で設定します。

Note(Data End-Data Start)/Stepが割り切れない値になった場合,Data Endとして最後に出力されるデータのステップは,それ以前に出力されるデータのステップよりも小さくなります。

1.5 データ部信号出力モード(Output)

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1-33IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

チャネル設定のコピー/ペースト

各チャネルの設定情報は,他のチャネルへコピーすることができます。チャネル番号をクリックし,[Copy]ボタンをクリックすると,設定情報が一時メモリ内にコピーされます。コピー先のチャネル番号をクリックし,[Paste]ボタンをクリックすると,下図のようなダイアログボックスが表示されます。コピーする設定内容を確認し,コピーが不要の項目があれば,チェックを外します。[OK]ボタンをクリックすると,コピーが完了します。

トリガの設定(Trigger)(出力方法がTriggerまたはOneShotのときだけ)出力を開始するためのトリガ検出条件を設定します。トリガソ-ス (Source)

トリガを検出するための信号を選択します。次の中から選択します。Internal :CANバス上に流れるデータフレームを受信し,指定した IDのデータフレー

ムのデータ部が設定した条件に一致した場合に,トリガを発生することができます。操作パネル上で設定したトリガ条件に従ってトリガをかけます。

BUSTRG :WEバスのバストリガ信号(BUSTRG1/BUSTRG2)

トリガタイプ(Trigger Type)

トリガソースが Internalの場合,各チャネルごとにトリガタイプを選択できます。Rise :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下から以上になる(立ち上

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Fall :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上から以下になる(立ち下

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Both:立ち上がり/立ち下がりの両方(エッジトリガ)High :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)Low :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)X :あらかじめ指定した収集チャネルのメッセージIDのデータフレームを受信したタ

イミングでトリガをかけます。この設定をすると,トリガレベルは設定できません。

Off :トリガ検出を行わない

トリガレベル(Trigger Level)

トリガソースがInternalでトリガタイプが⦆XまたはOff以外のとき,設定することができます。また,データの型(Value Type)の選択によって設定範囲が異なります。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)のとき0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)のとき-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データが実数型(Float)のとき-3,40282E38~3,40282E38

1.5 データ部信号出力モード(Output)

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1-34 IM 707081-01J

データフレームのフォーマット(Ext)

データフレームのIDを拡張フォーマットに設定する場合,チェックボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

メッセージ ID(ID)

データフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

データ部を切り出す位置(SB)

データフレームのデータ部を切り出し始める位置をビット番号で設定します。設定可能範囲は,0~63です。

ビット長(LN)

データ部のビット長を設定します。設定可能範囲は,1~64です。

データの型(Value Type)

CANデータの型を次の中から選択します。Unsigned(Unsigned Integer)型:符号なし整数型Signed(Signed Integer)型:符号つき整数型Float型:実数型Floatを選択した場合,設定可能なビット長は,32と64だけです。

エンディアン(Endian)

データフレームのデータ部をメモリに格納するときの方式を選択します。Little:データフレームの始めからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位

で右へ,ビット番号が増加します。

LSB

7 015 5563 56

msb

7 0

lsb

MSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Big: データフレームの終わりからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位で右へ,ビット番号が増加します。

MSB

63 56 55 87 0

msb

7 0

lsb

LSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Start Bitと Lengthは,上記のように並んだビット番号で設定します。

マニュアルトリガ(Manual Trigger)[Manual Trigger]ボタンをクリックすると,設定したトリガソースとは無関係にトリガを発生させることができます。

1.5 データ部信号出力モード(Output)

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1-35IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

1.6 データフレーム出力モード(Frame Output)

操作パネル

出力スタート/ストップ

マニュアルトリガの発生

オペレーションモードの選択ロードするファイルの選択

繰り返し出力の回数設定

出力方法の選択

ロード済みフレーム数の表示

トリガレベルの設定

ビット長の設定

切り出し開始位置の設定

トリガタイプの選択

トリガソースの選択拡張フォーマットのとき

トリガソースの選択

エンディアンの選択メッセージIDの設定

オペレーションモード (Operation Mode)の選択[Frame Output]を選択します。

ロードするデータファイルの選択とデータフレーム数の表示[Load Frame Data]ボタンをクリックして,出力用のメモリにダウンロードするWCF形式またはCSV形式のフレームデータファイルを選択します。ダウンロードが終了すると,[No. of Stored Frames]にダウンロードしたデータフレーム数を表示します。

出力スタート /ストップ[Output]ボタンをクリックすると,出力動作を開始します。出力動作を開始すると,[Output]ボタン左の出力インジケータが点灯し,操作パネル上の設定項目や,[Output]ボタン以外のボタンの操作ができなくなります。もう一度[Output]ボタンをクリックするまで,出力動作は続きます。ただし,出力動作には,トリガ待ちの状態も含まれます。出力方法(下記参照)が[Trigger]の場合,出力インジケータが点灯していても実際の出力はしていないときがあります。出力方法(下記参照)が[Cont]の場合,出力インジケータが点灯しているときは,常に出力をしています。

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1-36 IM 707081-01J

出力条件の設定出力方法 (Output Mode)

次の中から選択します。Cont :ロード済みのデータフレームを連続して出力します。Trigger :トリガがかかるたびに,設定した繰り返し出力の回数分のデータフレームを出

力します。

繰り返し出力の回数 (Repeat)

データフレームを出力する回数を「0~100」回の中から設定します。「0」を設定した場合,出力を中止するまで繰り返して出力を続けます。「1~100」を設定した場合,設定した回数分だけ繰り返し出力をした後,出力を停止します。

トリガの設定(Trigger)(出力方法がTriggerのときだけ)出力を開始するためのトリガ検出条件を設定します。トリガソ-ス (Source)

トリガを検出するための信号を選択します。次の中から選択します。Internal :CANバス上に流れるデータフレームを受信し,指定した IDのデータフレー

ムのデータ部が設定した条件に一致した場合に,トリガを発生することができます。操作パネル上で設定したトリガ条件に従ってトリガをかけます。

BUSTRG :WEバスのバストリガ信号(BUSTRG1/BUSTRG2)

トリガタイプ(Trigger Type)

トリガソースが Internalの場合,各チャネルごとにトリガタイプを選択できます。Rise :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下から以上になる(立ち上

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Fall :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上から以下になる(立ち下

がり)とトリガがかかる(エッジトリガ)Both:立ち上がり/立ち下がりの両方(エッジトリガ)High :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以上にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)Low :リードアウト信号があらかじめ設定したトリガレベル以下にある,またはその状

態になるとトリガがかかる(ステートトリガ)X :あらかじめ指定した収集チャネルのメッセージIDのデータフレームを受信したタ

イミングでトリガをかけます。この設定をすると,トリガレベルは設定できません。

Off :トリガ検出を行わない

トリガレベル(Trigger Level)

トリガソースがInternalでトリガタイプが⦆XまたはOff以外のとき,設定することができます。また,データの型(Value Type)の選択によって設定範囲が異なります。・ データの型が符号なし整数(Unsigned)のとき0~2N-1(Nはビット長(LN))

・ データの型が符号つき整数(Signed)のとき-2N-1~2N-1-1(Nはビット長(LN))

・ データが実数型(Float)のとき-3,40282E38~3,640282E38

データフレームのフォーマット(Ext)

データフレームのIDを拡張フォーマットに設定する場合,チェックボックスをチェックします。チェックしない場合は,標準フォーマットになります。

1.6 データフレーム出力モード(Frame Output)

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1-37IM 707081-01J

機能説明

11

2

3

4

メッセージ ID(ID)

データフレームのIDを設定します。拡張フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×1FFFFFFF(29ビット分)です。標準フォーマットの場合,設定可能範囲は,0~0×7FF(11ビット分)です。

データ部を切り出す位置(SB)

データフレームのデータ部を切り出し始める位置をビット番号で設定します。設定可能範囲は,0~63です。

ビット長(LN)

データ部のビット長を設定します。設定可能範囲は,1~64です。

データの型(Value Type)

CANデータの型を次の中から選択します。Unsigned(Unsigned Integer)型:符号なし整数型Signed(Signed Integer)型:符号つき整数型Float型:実数型Floatを選択した場合,設定可能なビット長は,32と64だけです。

エンディアン(Endian)

データフレームのデータ部をメモリに格納するときの方式を選択します。Little:データフレームの始めからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位

で右へ,ビット番号が増加します。

LSB

7 015 5563 56

msb

7 0

lsb

MSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Big: データフレームの終わりからLSBのlsbを先頭としてビット単位で左へ,バイト単位で右へ,ビット番号が増加します。

MSB

63 56 55 87 0

msb

7 0

lsb

LSB

MSB:最上位バイトLSB:最下位バイトmsb:最上位ビットlsb:最下位ビット

・・・・・

・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

・・・・・

Start Bit と Lengthは,上記のように並んだビット番号で設定します。

マニュアルトリガ(Manual Trigger)[Manual Trigger]ボタンをクリックすると,設定したトリガソースとは無関係にトリガを発生させることができます。

1.6 データフレーム出力モード(Frame Output)

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1-38 IM 707081-01J

1.7 波形の表示,収集データの自動保存,ファイル変換およびその他の機能

以下の機能は,WE7000コントロールソフトウエアの各計測モジュールに共通の機能です。機能の詳細については,WE7000ユーザーズマニュアル(IM707001-01J)をご覧ください。

収集スタートタイミングの制御(アーミング)測定をスタートするタイミングをトリガソース/タイムベースソース設定ダイアログボックスで設定するアーミング信号で制御することができます。 トリガソース/タイムベースソース設定ダイアログボックスでアーミング信号(ARM)バスを計測モジュールに接続したときは,操作パネルの[Start]ボタンをクリックするとアーミング信号待ち状態となり,アーミング信号が[True]になったときに収集をスタートするようになります。トリガソース/タイムベースソース設定ダイアログボックスでの設定については,WE7000ユーザーズマニュアル(IM707001-01J)の「4.6 トリガソース/タイムベースソース/アーミングの設定」をご覧ください。

波形の表示(データ部信号収集モードのときだけ有効)WE7081では,収集データを波形で観測できます。波形は,WE7081の操作パネルで収集をスタートさせると,デフォルト設定の場合,WE7000コントロールソフトウエアの波形モニタに自動的に表示されます。

収集データの自動保存(データ部信号収集モードのときだけ有効)波形モニタでの表示波形のデータ保存のほか,収集データの自動保存が可能です。1ファイルでデータを保存するのか,指定データ数で複数ファイルに分けて保存するのかを選択できます。

収集データのファイル変換データ部信号収集モードで保存された収集データは,CSV形式のアスキーデータ(*.csv)または物理値の32ビットフローティングポイントフォーマット(IEEE754-1985準拠)データ(*.wvf)に変換できます。データフレーム収集モードで保存されたデータは,WCF(WE7000 CAN Binary Format)形式のデータ(*.wcf)またはCSV形式のデータ(*.csv)で保存されます。保存したデータは,付属の変換ソフトでCSV形式のデータまたはWCF形式のデータに相互に変換できます。変換ソフトについては,「1.8 WVF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて」をご覧ください。

収集データのスケール変換(データ部信号収集モードのときだけ有効)任意の2点の収集値(VP1,VP2)と,各収集値に対応する物理値(SP1,SP2)を設定します。この4点の値によって,スケール変換式(Y=ax+b)が決まります。このスケール変換式に基づいて,収集値を任意の物理値に変換し,波形表示および収集データの保存を行うことができます。

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1-39IM 707081-01J

機能説明

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2

3

4

1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて

WE7000コントロールソフトウェアには,次のようなファイル形式変換ツールが付属しています。WCF⇔CSVコンバータ:WCF形式のバイナリデータファイル(*.wcf)をCSV形式のア

スキーデータファイル(*.csv)に変換またはCSV形式のファイルをWCF形式に変換

WVF⇒WCFコンバータ:WVF形式の測定データファイル(*.wvf)からWCF形式のバイナリデータファイル(*.wcf)を作成

WCF⇔CSVコンバータデータフレーム収集モードで保存したバイナリファイルのWCF(WE7000 CAN BinaryFormat)形式のデータ(*.wcf)は,CSV形式に変換することにより,EXCELや一般的なテキストエディタでフレームデータの内容の確認や編集ができるようになります。

インストールディレクトリ

WCF⇔CSVコンバータは,WE7000コントロールソフトをインストールすると,「Wcf_CsvConverter.exe」としてインストールされます。・ インストールディレクトリの例C:¥program files¥we7000¥Wcf_CsvConverter.exe

操作

1. ソフトウエアを起動すると,下図の画面が表示されます。

2. [.....]をクリックすると,下図のダイアログボックスが表示されます。ここで,WCF形式またはCSV形式のファイルを選択します。

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1-40 IM 707081-01J

3. ファイルを選択すると,選択したファイル名が表示されます。もう一方のファイルの設定フィールドに何も表示されていないときは,変換実行後に,選択したファイルと同名で拡張子だけが違うファイル名が自動的に表示されます。[Exit]ボタンをクリックすると,変換を実行してファイルを保存します。

変換先のファイルとして指定したファイル名と同一のファイル名のファイルが,すでに存在した場合は,下図のメッセージが表示されます。

上書きをする場合は,「はい」を選択します。「いいえ」を選択すると,処理を中断します。

WCFデータ→CSVデータの変換例File Virsion, 1No. of Data Frames, 1000Year/Month/Day, 2003/03/25Hour:Min:Sec, 18:08:59

Time, Format, Identifier, DLC, Data0.0081, 0, 1, 4, 04 08 0C 10 00 00 00 000.0181, 0, 1, 4, 05 0A 0F 14 00 00 00 000.0281, 0, 1, 4, 06 0C 12 18 00 00 00 000.0381, 0, 1, 4, 07 0E 15 1C 00 00 00 000.0480, 0, 1, 4, 08 10 18 20 00 00 00 000.0581, 0, 1, 4, 09 12 1B 24 00 00 00 000.0680, 0, 1, 4, 0A 14 1E 28 00 00 00 000.0781, 0, 1, 4, 0B 16 21 2C 00 00 00 000.0881, 0, 1, 4, 0C 18 24 30 00 00 00 000.0982, 0, 1, 4, 0D 1A 27 34 00 00 00 000.1082, 0, 1, 4, 0E 1C 2A 38 00 00 00 000.1182, 0, 1, 4, 0F 1E 2D 3C 00 00 00 000.1282, 0, 1, 4, 10 20 30 40 00 00 00 00・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9.9234, 0, 1, 4, 56 34 2D 1C 00 00 00 009.9334, 0, 1, 4, 57 36 30 20 00 00 00 009.9434, 0, 1, 4, 58 38 33 24 00 00 00 009.9534, 0, 1, 4, 59 3A 36 28 00 00 00 009.9634, 0, 1, 4, 5A 3C 39 2C 00 00 00 009.9734, 0, 1, 4, 5B 3E 3C 30 00 00 00 009.9834, 0, 1, 4, 5C 40 3F 34 00 00 00 009.9934, 0, 1, 4, 5D 42 42 38 00 00 00 0010.0033, 0, 1, 4, 5E 44 45 3C 00 00 00 00

1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて

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1-41IM 707081-01J

機能説明

11

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3

4

WVF⇒WCFコンバータWVF⇒WCFコンバータでは,CANのデータフレームのデータ部が,他の計測モジュールで測定した波形データや任意波形エディタで作成した波形データと同じ変動をするWCF形式のファイルを作成することができます。作成したWCF形式のファイルをデータフレーム出力モードで出力すると,データ部がWVF形式ファイルのデータと同じように変動するフレームデータをCANバスに流すことができます。

起動方法

WEコントロールソフトウエアを起動し,メニューバーの[ツール]メニューの[WVF⇒WCF変換]をクリックします。

操作

1. ソフトウエアを起動すると,下図の画面が表示されます。

ロードデータのファイル名の表示

ロードデータのレコード長の表示

ロードデータのデータ収集周期の表示

変換のON/OFF選択

データの型の選択

チャネル名称の表示

単位文字列の表示

データの最小値の表示

データの最大値の表示

プログラムの終了

拡張フォーマットのとき

変換先のファイル選択ダイアログの起動

変換元のファイル選択ダイアログの起動

IDの設定

切り出すデータの位置の設定

切り出すデータのビット長の設定

変換周期の設定

スケール変換係数の設定スケーリングON/OFFの選択

エンディアンの選択

ファイルのロード

1. [Load]ボタンをクリックすると,下図のダイアログボックスが表示されます。

1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて

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2. 変換元の*.wvf形式ファイルを選択し,[開く]をクリックします。ロードされたデータの内容がメイン画面が表示されます。

変換対象チャネルの選択

3. CANデータのデータフレームに変換するチャネルの[On]チェックボックスをチェックします。チャネルは,複数を選択することができます。

変換条件の設定

4. 変換するチャネルの変換後のデータフレームのメッセージID[ID]とデータの展開先の開始ビット位置[SB],ビット長[LN],データ型[ValueType],エンディアン[Endian]をそれぞれ設定します。スケール変換する場合は,[Scaling]チェックボックスをチェックし,変換係数(VP1,SP1,VP2,SP2)を設定します。なお,変換後の[DLC]は1,2,4,8のいずれかが自動的に割り当てられます。

変換周期の設定

5. ロードしたデータの収集周期に対して,何サンプルごとにフレームデータを生成する(収集周期に対する分周率)かを1~10000の範囲で設定します。

変換/保存

6. [Convert & Save]ボタンをクリックすると,下図のダイアログが起動します。変換先のファイル名を設定して,[保存]ボタンをクリックします。

変換条件の保存とロード

一度設定したIDやビット位置、スケール情報などの変換条件をファイルに保存することができます。変換条件ファイルの拡張子は .tfsです。保存した変換条件ファイルはロードをすることにより,変換情報の設定を復元することができます。・ 変換条件の保存[Convert & Save]ボタンをクリックすると,下図のダイアログが起動します。下図のようにファイルの種類で*.tfs形式ファイルを選択してから保存ファイル名を設定し,[保存]ボタンをクリックします。

1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて

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機能説明

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・ 変換条件のロード[Load]ボタンをクリックすると,下図のダイアログが起動します。下図のようにファイルの種類で*.tfs形式ファイルを選択してからロードファイル名を設定し,[開く]ボタンを押します。

1.8 WCF⇔CSVコンバータ/WVF⇒WCFコンバータについて

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1-44 IM 707081-01J

1.9 各部の名称と機能

フロントパネルスタートインジケータ測定を開始すると点灯します。

エラーインジケータエラーフレームを検知したときなどの通信エラー時に点灯します。

リードインジケータデータの受信時に点灯します。

ライトインジケータデータの送信時に点灯します。

ターミネーションスイッチモジュールに内蔵の終端抵抗をCANバスラインに挿入する場合,スイッチをONにします。

入出力コネクタCANケーブルを接続するコネクタです。

CAN BUS

START

ERROR

READ

WRITE

TERMINATION

OFF ON

CAN

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2-1IM 707081-01J

ハードウエアの準備

1

2

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4

2.1 計測ステーションへのモジュールの実装

実装の準備出荷時,下図のように計測ステーションの各スロットには,カバープレートが取り付けられています。計測ステーションに電源が接続されていないことを確認した後,モジュール固定ねじ(2個所)を緩め,モジュールを装着する位置のスロットのカバープレートを外してください。左端のスロットは通信モジュール専用で,本モジュールを装着できません。ご注意ください。* 下図は,計測ステーションWE400の例です。

装着可能スロット 通信モジュール 専用スロット

モジュール固定ねじ

モジュール固定ねじ

カバープレート

CANバスインタフェースモジュールWE7081の実装

警  告

モジュールの上下の固定ねじは必ず締め付けてください。固定ねじを締め付けないで入力信号ケーブルを接続すると,電源コードによる計測ステーションの保護接地が有効にならず,感電する恐れがあります。

注  意

計測モジュールを実装するときは,機器の損傷を防ぐために,必ず計測ステーションのスタンバイ電源スイッチをOFFにしてください。

モジュールの挿入時に,取り外しレバーの近くに指を置いて押し込むと,取り外しレバーで指をはさむ恐れがあります。ご注意ください。また,スロット内にモジュールガイドの突起があります。スロット内には手を入れないでください。スロット内に手を入れると,この突起で指を傷つける恐れがあります。

モジュールを装着しないスロットのカバープレートは取り外さないでください。温度上昇などにより故障の原因になります。また,電磁波妨害の影響を抑えるためにも,カバープレートは必要です。

カバープレートを外したスロットのガイドレールに沿ってモジュールをスロットに挿入します。カチッと奥のコネクタに接続されるまで,モジュールを挿入してください。挿入時,取り外しレバーに指を挟まないように注意してください。モジュールが完全に挿入されたら,モジュール固定ねじを締め付けてください。(固定ねじの締め付けトルク:0.6~0.7N・m)取り外すときは,モジュール固定ねじを緩め,取り外しレバーを内側から外に開くように引きます。そうすると,モジュールが外に押し出されます。

<次ページに説明図があります>

第2章 ハードウエアの準備

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2-2 IM 707081-01J

モジュールを取り外すとき

モジュール固定ねじ

モジュール固定ねじ

取り外しレバー

NoteCANバスインタフェースモジュールWE7081では,モジュール連結機能はありません。

2.1 計測ステーションへのモジュールの実装

Page 54: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

2-3IM 707081-01J

ハードウエアの準備

1

2

3

4

2.2 入出力信号線の接続

ピン配置

1

5

6

9

モジュールのフロントパネルのD-subコネクタ(9ピン,オス)は,次のようなピンアサインになっています。・ 信号名と機能CAN_L :CAN Low信号 GND :グランドCAN_H :CAN High信号 NC :未使用(接続不可)

・ ピンアサイン

ピンNo. 信号名

1 (NC)

2 CAN_L

3 GND

4 (NC)

5 (NC)

6 GND

7 CAN_H

8 (NC)

9 (NC)

*取り付けねじは,インチねじ

注  意

最大入力電圧を超える電圧を加えると,入力部が損傷する恐れがあります。

信号線の接続

D-subコネクタに信号線を接続するときは,接続を確実にするため,必ず固定ねじをしっかり締め付けてください。

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2-4 IM 707081-01J

2.3 ターミネータについて

フロントパネルのターミネータスイッチをONにすると,下図のようにCANバスラインのCAN_HとCAN_Lの間に終端抵抗(124Ω)を挿入できます。

CAN I/F部

CAN TRANSCEIVER

CAN_H

62Ω

7

2

3

6

62Ω

CAN_H

CAN_L CAN_L

GND

GND0.1µF

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1

2

3

4

3-1IM 707081-01J

トラブルシューティング・保守

3.1 トラブルシューティング

サービスが必要なとき,または下記の対処を行っても正常に動作しないときは,お買い求め先までご連絡ください。

モジュールが異常かどうかを確認するときは,次ページに記載のセルフテストを行ってください。

内容 考えられる原因/対処方法 参照ページ

モジュールが動作しない モジュールがステーションに正しく実装されているかどうか 2-1, *確認してください。また,違うスロットにモジュールを実装し,動作しないかどうか確認してください。違うスロットで動作するときは,アーミングの設定の問題または計測ステーションの故障と思われます。正しく実装されているのに動作しないときは,コネクタの不良,ICの故障などが原因と考えられます。いずれの場合も,お買い求め先にご連絡ください。

測定データが収集できない 各信号入力線が正しく接続されているかどうか確認してくださ 2-3い。

測定値がおかしい 使用周囲温度・湿度が許容範囲内かどうか確認してください。 4-630分間のウォームアップ時間が経過していないときは,ウォームアップ時間経過後に測定してください。

トリガがかからない 操作パネル上でトリガ条件の設定が適切かどうか確認してくだ 1-9, 1-14, 1-25さい。 1-33, 1-36バストリガ信号でトリガをかけるときは,WE7000コントロールソフトウエアのトリガソース/タイムベースソース/アーミング設定ダイアログボックスで,設定が正しいかどうか確認してください。

波形モニタが表示されない 操作パネルの[Start]ボタンの右横にある波形モニタON/OFF 1-8ボタンがOFFになっていないかどうか確認してください。

* 「WE7000ユーザーズマニュアル」(IM 707001-01J)をご覧ください。

第3章 トラブルシューティング・保守

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3-2 IM 707081-01J

3.2 セルフテスト

モジュールが異常と思われるときは,次の操作でセルフテストを実行してください。セルフテスト実行

1. WE7000コントロールソフトウエアのメニューバーの[システム]-[セルフテスト]を選択します。

2. 表示された[モジュールテスト]ダイアログボックスで,対象モジュールのステーション名の選択とスロット番号の入力を行い,[実行]ボタンをクリックします。[結果]表示ボックスに[Executing...]の文字が表示されます。その際,フロントパネルの4つのLEDが上から順番に点灯し,最後に4つすべてが同時に点灯します。

 → 

テスト結果の確認[モジュールテスト]ダイアログボックスの[結果]表示ボックスに,「0」以外の数値が表示されたときまたはLEDが消灯しないときは,モジュールは異常と思われます。お買い求め先までご連絡ください。

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1

2

3

4

3-3IM 707081-01J

トラブルシューティング・保守

3.3 保守について

保守部品について定期的に交換すべき部品は実装されていません。

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4-1IM 707081-01J

仕様

1

2

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4

4.1 性能仕様

ポート数1

コネクタ形式D-Sub9ピン(オス)

コントローラフィリップス社製 CAN チップ SJA1000

トランシーバモジュールに内蔵

ターミネータ124Ω , フロントパネルのターミネータスイッチでOn/Off切り替え

データメモリ8MB FIFO buffer

出力メモリ8MB FIFO buffer

対応プロトコル物理層:ISO-11898 (High Speed Communication)CAN in Automation:CAN2.0B (Standard & extended message format)

データの保存形式WVF(横河電機測定器標準)形式バイナリファイルWCF(WE7000 CAN Binary Format)形式バイナリファイルバイナリまたはCSV形式のアスキーファイルへ保存可能

ビットレート10k, 20k, 33.3k, 50k, 62.5k, 83.3k, 100k, 125k, 250k, 500k,800k,1Mbps,OtherTime quantaとサンプルポイント選択可能

エンディアンLittle/Big選択可能

同期運転トリガ信号とクロック信号の共有で可能

第4章 仕様

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4-2 IM 707081-01J

4.2 オペレーションモード別仕様

データ部信号収集チャネル数

1~64アクイジション方法

トリガ,フリーラントリガソース(トリガモードのみ)

内部トリガ,計測ステーションのバストリガ信号プリトリガ量(トリガモードのみ)

0~(設定レコード長-2)の範囲で設定可能トリガホールドオフ(トリガモードのみ)

設定レコード長~8,388,608タイムベース

内部クロック,計測ステーションのバスクロック信号データ収集周期

1ms~10s(1msステップ)リモートフレーム出力周期

1~9999倍(データ収集周期の整数倍)メモリ分割(トリガモードのみ)

1/2/4/8/16/32/64/128/256レコード長

100~(8,388,608/(メモリ分割数×チャネル数)/データサイズ)点4,194,304/(メモリ分割数×チャネル数)/データサイズ)点(繰り返しデータ取り込み時)(トリガモードのみ)アクイジション回数(トリガモードのみ)

1~2,147,483,647出力モード

1ショット出力,マニュアル出力,定周期出力,トリガ同期出力,リモートフレーム同期出力,シーケンス出力アラーム出力(フリーランモードのみ)

上限/下限/範囲内/範囲外/立ち上がり/立ち下がりの結果を内部バス(BUSTRIG1/BUSTRIG2)にトリガ出力可能,あらかじめ設定しておいたデータフレームを出力可能1ショット出力

[Output]ボタンで,あらかじめ設定した内容でデータフレームを1度だけ出力マニュアル出力

[Send]ボタンで,チャネル設定パネルで選択されたデータフレームを1度だけ出力[Auto Send]をOnにすると,データ値を変更時に自動的に出力定周期出力

チャネル設定パネルで選択されたデータフレームを0.1~100s(0.1sステップ)の周期で出力トリガ同期出力

チャネル設定パネルで選択されたデータフレームをトリガを検出する度に出力リモートフレーム同期出力

チャネル設定パネルで選択されたデータフレームをリモートフレームを受信する度に出力シーケンス出力

シーケンステーブルにあらかじめ設定された内容のデータフレームを逐次出力シーケンステーブルには最大1024フレームを設定可能データフィールドの切り出し設定

各チャネルごとON/OFF設定,リモートフレームの選択,拡張フォーマットの選択,データフレームのID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データの型選択,エンディアン選択,内部トリガ設定(トリガモードのみ),内部アラーム設定(フリーランモードのみ),スケーリング設定,NANデータのグラフ表示方法の選択が可能

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4-3IM 707081-01J

仕様

1

2

3

4

データベースファイル読み込み・保存

各チャネルごとデータフレームのID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データの型選択,エンディアン選択,スケーリング設定をCANデータベース(dbc形式,CSV形式)から読み込みおよびCANデータベースファイル(CSV形式だけ)へ保存

データフレーム収集収集フレーム数

0~4,294,967,295 (0=無限回),保存可能最大フレーム数=419430読み込みデータのフィルタ設定

ビットパターン:HexまたはバイナリHex:4ビットごとに0,1,2,.....E,F,X(Don’t Care)バイナリ:0,1またはX(Don’t Care)トリガソース

内部トリガ,計測ステーションのバストリガ信号トリガタイプ

エッジトリガ,ステートトリガ,データフレーム ID受信タイミングトリガに関するその他の仕様

拡張フォーマットの選択,データフレームのID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データの型選択,エンディアン選択,マニュアルトリガが可能

データ部信号出力出力方法

連続,トリガ,1ショット出力周期

1~10000ms(1msステップ)フレームデータの出力回数

0~2,147,483,647 (0=無限回)トリガソース(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

内部トリガ,計測ステーションのバストリガ信号トリガタイプ(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

エッジトリガ,ステートトリガ,データフレーム ID受信タイミングトリガに関するその他の仕様(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

拡拡張フォーマットの選択,データフレームの ID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データタイプ選択,エンディアン選択,マニュアルトリガが可能データフィールドの切り出し設定

各チャネルごとON/OFF設定,拡張フォーマットの選択,データフレームのID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データの型選択,エンディアン選択,スイープパターン選択,出力開始/終了値設定,スイープパターン変化量の刻み設定が可能

データフレーム出力出力方法

連続,トリガ繰り返し出力の回数

0~100 (0=無限回)トリガソース(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

内部トリガ,計測ステーションのバストリガ信号トリガタイプ(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

エッジトリガ,ステートトリガ,データフレーム ID受信タイミングトリガに関するその他の仕様(トリガモード,1ショット出力モードのみ)

拡張フォーマットの選択,データフレームのID設定,切り出し位置設定,ビット長設定,データの型選択,エンディアン選択,マニュアルトリガが可能

4.2 オペレーションモード別仕様

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4-4 IM 707081-01J

4.3 デフォルト値(工場出荷時の設定値)一覧

Operation Mode:AcquisitionBit Rate(ビットレート):500kbpsQueue Overflow((バッファオーバフロー時の処理):ContAcknowledge(アクノレッジのON/OFF):On

データ部信号収集の設定

Acquisition Mode:TriggeredSource(トリガソース):InternalPritrigger(プリトリガ):0Hold Off(ホールドオフ):1000Time Base(タイムベース):InternalSampling Interval(収集周期):10msMemory Partition(メモリ分割):1Record Length(レコード長):1000No. of Aquisition(アクイジション回数):1データフレーム出力設定Out Mode(出力モード):One ShotOne Shot Output(1ショットデータフレーム出力設定)Ext(拡張フォーマット時ON):OFFIdentifier(ID番号):0DLC(データフィールド長):1DATA(出力するデータ):0

Auto Send:OffPeriod(出力周期):1.0sNo. of Repeat(シーケンス出力繰り返し回数):1

Repeat(繰り返し測定):Onチャネル切り出し設定On(チャネルのON/OFF):OffExt(IDのフォーマットが拡張の場合ON):OffID(収集するデータフレームの ID):0SB(データの切り出し開始位置):0LN(ビット長):1Value Type(データ数値の種類):UnsignedEndian(エンディアン):BigType(トリガタイプ):CH1のみRise,他はOffLevel(トリガレベル):0Label(チャネル名称):なしScaling(スケーリング):OffUnit(単位):なしRq(リモートフレームの送出をする/ しない):OffRq Interval(リモートフレーム出力周期):1Output On(出力のON/OFF):OffOutput Value(出力値):0Output DLC(出力フレームのDLC):1Scaling Type(スケール変換の形式):ax+bInteger NAN(NANデータのグラフ表示方法)):Full bitTrig Combination(トリガコンビネーション):OR

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4-5IM 707081-01J

仕様

1

2

3

4

データフレーム収集設定

No. of Frames(収集フレーム数):1000Identidier Filter(読み込みデータのフィルタ):全ビットX,Hex表示トリガ設定Source(トリガソース):InternalType(トリガタイプ):OffLevel(トリガレベル):0Ext(拡張フォーマットの選択):OffID(データフレームの ID):0SB(データの切り出し位置):0LN(ビット長):1Value Type(データ数値の種類):UnsignedEndian(エンディアン):Big

データ部信号出力

Output Mode(出力方法):ContOutput Interval(出力周期):10msNo. of Output Samples(出力回数):0トリガ設定Source(トリガソース):InternalType(トリガタイプ):OffLevel(トリガレベル):0Ext(拡張フォーマットの選択):OffID(データフレームの ID):0SB(データの切り出し位置):0LN(ビット長):1Value Type(データ数値の種類):UnsignedEndian(エンディアン):Big

チャネル設定On(チャネルのON/OFF):OffExt(IDのフォーマットが拡張の場合ON):OffID(出力するデータフレームの ID):0SB(データの切り出し開始位置):0LN(ビット長):1Value Type(データ数値の種類):UnsignedEndian(エンディアン):BigSweep Pattern(スイープパターン):OffData Start(出力開始値):0Data End(出力終了値):0Step(スイープパターンの変化量の刻み):0

フレーム出力設定

Output Mode(出力方法):ContRepeat(繰り返し出力の回数):0トリガ設定Source(トリガソース):InternalType(トリガタイプ):OffLevel(トリガレベル):0Ext(拡張フォーマットの選択):OffID(データフレームの ID):0SB(データの切り出し位置):0LN(ビット長):1Value Type(データ数値の種類):UnsignedEndian(エンディアン):Big

4.3 デフォルト値(工場出荷時の設定値)一覧

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4-6 IM 707081-01J

4.4 一般仕様

安全規格CSA C22.2 No.1010.1およびEN61010-1適合,JIS C1010-1準拠・過電圧カテゴリ Iおよび II*1

・汚染度 2*2*1 過電圧カテゴリは,過渡的な過電圧を定義する数値であり,インパルス耐電圧の規定を含んでいます。Iは,過電圧制御が用いられている回路から給電される電気機器に適用されます。IIは,配電盤等の固定設備から給電される電気機器に適用されます。

*2 汚染度とは,耐電圧または表面抵抗率を低下させる固体,液体,気体の付着の程度に関するものです。汚染度1は,密閉された空間(汚染が無いか,乾燥した非導電性汚染のみ)に適用されます。汚染度2は,通常の室内雰囲気(非導電性汚染のみ)に適用されます。

EMC規格エミッション

適合規格:EN55011 Group 1 Class A本製品はクラスA(工業環境用)の製品である。家庭環境においては,無線妨害を生ずることがあり,その場合には使用者が適切な対策を講ずることが必要となることがあります。イミュニティ

適合規格:EN61326 工業環境最大ケーブル長:30m

基本動作状態周囲温度:23±2,周囲湿度:50±10%RH,電源電圧/周波数の誤差:定格の1%以内,ウォームアップ時間経過後

ウォームアップ時間30分以上

動作環境計測ステーションの動作環境に準じる

保存環境保存温度範囲:-20~60保存湿度範囲:20%~80%RH

消費電力5VA (100V/50Hz時のTypical値 *)

質量約0.7kg

外形寸法約33(W)×約243(H)×約232(D)mm (突起部含まず)

専有スロット数1

付属品ユーザーズマニュアル(本書)1冊

* Typical値は代表的または平均的な値です。保証するものではありません。

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4-7IM 707081-01J

仕様

1

2

3

4

4.5 外形図

単位:mmCANバスインタフェースモジュール(WE7081)

33

24

2.4

227 4.5

指示なき寸法公差は,±3%(ただし,10mm未満は±0.3mm)とする。

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付-1IM 707081-01J

付録

1

2

3

4

付録1 サンプルポイント表

表中のグレーで網掛けがした列は,各ビットレートにおけるデフォルト設定です。

ビットレート=1Mbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 83.33 12 40 182 75.00 12 40 273 66.67 12 40 364 58.33 12 40 455 50.00 12 40 54

ビットレート=800kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 86.67 15 40 1B2 80.00 15 40 2A3 73.33 15 40 394 66.67 15 40 485 60.00 15 40 576 53.33 15 40 66

ビットレート=500kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 40 6F2 66.67 24 40 7E3 83.33 12 41 184 75.00 12 41 275 66.67 12 41 366 58.33 12 41 457 50.00 12 41 548 75.00 8 42 149 62.50 8 42 2310 50.00 8 42 32

ビットレート=250kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 41 6F2 66.67 24 41 7E3 87.50 16 42 1C4 81.25 16 42 2B5 75.00 16 42 3A6 68.75 16 42 497 62.50 16 42 588 56.25 16 42 679 50.00 16 42 7610 83.33 12 43 1811 75.00 12 43 2712 66.67 12 43 3613 58.33 12 43 4514 50.00 12 43 5415 75.00 8 45 1416 62.50 8 45 2317 50.00 8 45 32

付録

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付-2 IM 707081-01J

付録1 サンプルポイント表

ビットレート=125kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 43 6F2 66.67 24 43 7E3 87.50 16 45 1C4 81.25 16 45 2B5 75.00 16 45 3A6 68.75 16 45 497 62.50 16 45 588 56.25 16 45 679 50.00 16 45 7610 83.33 12 47 1811 75.00 12 47 2712 66.67 12 47 3613 58.33 12 47 4514 50.00 12 47 5415 75.00 8 4B 1416 62.50 8 4B 2317 50.00 8 4B 32

ビットレート=100kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 44 6F2 66.67 24 44 7E3 85.00 20 45 2F4 80.00 20 45 3E5 75.00 20 45 4D6 70.00 20 45 5C7 65.00 20 45 6B8 60.00 20 45 7A9 86.67 15 47 1B10 80.00 15 47 2A11 73.33 15 47 3912 66.67 15 47 4813 60.00 15 47 5714 53.33 15 47 6615 83.33 12 49 1816 75.00 12 49 2717 66.67 12 49 3618 58.33 12 49 4519 50.00 12 49 5420 80.00 10 4B 1621 70.00 10 4B 2522 60.00 10 4B 3423 50.00 10 4B 4324 75.00 8 4E 1425 62.50 8 4E 2326 50.00 8 4E 32

ビットレート=83.3kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 45 6F2 66.67 24 45 7E3 88.89 18 47 1E4 83.33 18 47 2D5 77.78 18 47 3C6 72.22 18 47 4B7 66.67 18 47 5A8 61.11 18 47 699 55.56 18 47 7810 87.50 16 48 1C11 81.25 16 48 2B12 75.00 16 48 3A13 68.75 16 48 4914 62.50 16 48 5815 56.25 16 48 6716 50.00 16 48 76

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付-3IM 707081-01J

付録

1

2

3

4

17 83.33 12 4B 1818 75.00 12 4B 2719 66.67 12 4B 3620 58.33 12 4B 4521 50.00 12 4B 5422 77.78 9 4F 1523 66.67 9 4F 2424 55.56 9 4F 3325 75.00 8 51 1426 62.50 8 51 2327 50.00 8 51 32

ビットレート=62.5kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 47 6F2 66.67 24 47 7E3 87.50 16 4B 1C4 81.25 16 4B 2B5 75.00 16 4B 3A6 68.75 16 4B 497 62.50 16 4B 588 56.25 16 4B 679 50.00 16 4B 7610 83.33 12 4F 1811 75.00 12 4F 2712 66.67 12 4F 3613 58.33 12 4F 4514 50.00 12 4F 5415 75.00 8 57 1416 62.50 8 57 2317 50.00 8 57 32

ビットレート=50kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 49 6F2 66.67 24 49 7E3 85.00 20 4B 2F4 80.00 20 4B 3E5 75.00 20 4B 4D6 70.00 20 4B 5C7 65.00 20 4B 6B8 60.00 20 4B 7A9 87.50 16 4E 1C10 81.25 16 4E 2B11 75.00 16 4E 3A12 68.75 16 4E 4913 62.50 16 4E 5814 56.25 16 4E 6715 50.00 16 4E 7616 86.67 15 4F 1B17 80.00 15 4F 2A18 73.33 15 4F 3919 66.67 15 4F 4820 60.00 15 4F 5721 53.33 15 4F 6622 83.33 12 53 1823 75.00 12 53 2724 66.67 12 53 3625 58.33 12 53 4526 50.00 12 53 5427 80.00 10 57 1628 70.00 10 57 2529 60.00 10 57 3430 50.00 10 57 4331 75.00 8 5D 1432 62.50 8 5D 2333 50.00 8 5D 32

付録1 サンプルポイント表

Page 69: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

付-4 IM 707081-01J

ビットレート=33.3kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 70.83 24 4E 6F2 66.67 24 4E 7E3 85.00 20 51 2F4 80.00 20 51 3E5 75.00 20 51 4D6 70.00 20 51 5C7 65.00 20 51 6B8 60.00 20 51 7A9 88.89 18 53 1E10 83.33 18 53 2D11 77.78 18 53 3C12 72.22 18 53 4B13 66.67 18 53 5A14 61.11 18 53 6915 55.56 18 53 7816 86.67 15 57 1B17 80.00 15 57 2A18 73.33 15 57 3919 66.67 15 57 4820 60.00 15 57 5721 53.33 15 57 6622 83.33 12 5D 1823 75.00 12 5D 2724 66.67 12 5D 3625 58.33 12 5D 4526 50.00 12 5D 5427 80.00 10 63 1628 70.00 10 63 2529 60.00 10 63 3430 50.00 10 63 4331 77.78 9 67 1532 66.67 9 67 2433 55.56 9 67 3334 75.00 8 6C 1435 62.50 8 6C 2336 50.00 8 6C 32

ビットレート=20kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 68.00 25 57 7F2 70.83 24 58 6F3 66.67 24 58 7E4 85.00 20 5D 2F5 80.00 20 5D 3E6 75.00 20 5D 4D7 70.00 20 5D 5C8 65.00 20 5D 6B9 60.00 20 5D 7A10 86.67 15 67 1B11 80.00 15 67 2A12 73.33 15 67 3913 66.67 15 67 4814 60.00 15 67 5715 53.33 15 67 6616 83.33 12 71 1817 75.00 12 71 2718 66.67 12 71 3619 58.33 12 71 4520 50.00 12 71 5421 80.00 10 7B 1622 70.00 10 7B 2523 60.00 10 7B 3424 50.00 10 7B 43

付録1 サンプルポイント表

Page 70: User’s CANバスインタフェースモジュール Manualim 707081-01j 1 はじめに このたびは,pcベース計測器we7000のcanバスインタフェースモジュールwe7081

付-5IM 707081-01J

付録

1

2

3

4

ビットレート=10kbps

No. サンプルポイント値[%] Time Quanta BTR0 BTR1

1 68.00 25 6F 7F2 70.83 24 71 6F3 66.67 24 71 7E4 85.00 20 7B 2F5 80.00 20 7B 3E6 75.00 20 7B 4D7 70.00 20 7B 5C8 65.00 20 7B 6B9 60.00 20 7B 7A

付録1 サンプルポイント表

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付-6 IM 707081-01J

付録2 ファイルのデータ構造

WCF形式ファイルのデータ構造WCF形式ファイルは,下図のような構造のバイナリファイルです。エンディアンはBigなので,WCF形式ファイルをインテル系のCPUを搭載したコンピュータで直接処理する場合は,バイトオーダの変換(swap処理)が必要です。

A Header

Magic No.

File Version

Header Size

No. of Data Frames

Start Time

Reserved

Time Data

Ex ID

DLC

Data

Frame Data (1)

Frame Data (2)

Frame Data (3)

Frame Data (N)

WCF形式のファイル

64 byte

20 byte

20 byte

20 byte

20 byte

32 bit

32 bit

Char[4]=“%WCF”

Char[44]

Unsigned Long=1

Unsigned Long=64

Unsigned Long=N

Unsigned Long (time_t)

Unsigned Long

Unsigned Long

Unsigned Long

Unsigned Char[8]

bit31=0: Standard format (11bit)  1: Extended format (29bit)

CSV形式ファイルのデータ構造CSV形式ファイルは,下図のような書式のカンマ区切り形式のテキストファイルです。

行 記述(「d」は10進標記,「x」は16進標記を示す)

1  File Virsion, 1

2  No.of Data Frames, dddd

3  Year/Month/Day, dddd/dd/dd

4  Hour:Min:Sec, dd:dd:dd

5

6  Time, Format, ID, DLC, Data

7  ddd.dddd, d, d, xx xx xx xx xx xx xx xx

8  ddd.dddd, d, d, xx xx xx xx xx xx xx xx

9  ddd.dddd, d, d, xx xx xx xx xx xx xx xx

:  :

N  ddd.dddd, d, d, xx xx xx xx xx xx xx xx

ヘッダ部

空行

データ部タイトル行

データ部

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付-7IM 707081-01J

付録

1

2

3

4

付録3 エラーコード

本モジュールでは検出したエラーをエラーログに表示します。エラーには,次のようなエラー種別と詳細コードがあります。

エラー種別 詳細コード(16進) 意味

Queing buffer full. 01 入力用キュー・オーバフロー02 出力用キュー・オーバフロー

Overrun. なし オーバーラン

Arbitration lost. アービトレーション・ロストの アービトレーション・ロスト詳細コード参照

Bus error. バス・エラーの詳細コード参照 バス・エラー

Bus off. なし バス切断

アービトレーション・ロストの詳細コード

コード(16進) lostビット

00 bit 1 of ID01 bit 2 of ID02 bit 3 of ID03 bit 4 of ID04 bit 5 of ID05 bit 6 of ID06 bit 7 of ID07 bit 8 of ID08 bit 9 of ID09 bit 10 of ID0A bit 11 of ID0B bit SRTR *1

0C bit IDE0D bit 12 of ID *2

0E bit 13 of ID *2

0F bit 14 of ID *2

10 bit 15 of ID *2

11 bit 16 of ID *2

12 bit 17 of ID *2

13 bit 18 of ID *2

14 bit 19 of ID *2

15 bit 20 of ID *2

16 bit 21 of ID *2

17 bit 22 of ID *2

18 bit 23 of ID *2

19 bit 24 of ID *2

1A bit 25 of ID *2

1B bit 26 of ID *2

1C bit 27 of ID *2

1D bit 28 of ID *2

1E bit 29 of ID *2

1F bit RTR *2

*1 標準フレームのRTRビット*2 拡張フレームだけ

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付-8 IM 707081-01J

バス・エラーの詳細コード

ビット番号 項目 コード(2進):意味

0~4 Segment 00010 : ID.28 to ID.2100011 : start of frame00100 : bit SRTR00101 : bit IDE00110 : ID.20 to ID.1800111 : ID.17 to ID.1301000 : CRC seqence01001 : reserve bit 001010 : data field01011 : data length code01100 : bit RTR01101 : reserve bit 101110 : ID.4 to ID.001111 : ID.12 to ID.510001 : active error flag10010 : intermission10011 : tolerate dominant bit10110 : passive error flag10111 : error delimiter11000 : CRC delimiter11001 : acknowledge slot11010 : end of frame11011 : acknowledge delimiter11100 : overload flag

5 Direction 0 : 送信時発生1 : 受信時発生

6~7 Error code 00 : bit error01 : form error10 : stuff error11 : other type of error

付録3 エラーコード

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索-1IM 707081-01J

索引

1

2

3

4

索引

記号*.csv ................................................................... 1-28, 1-38, 1-39*.wcf .................................................................... 1-28, 1-38, 1-39*.wvf ............................................................................... 1-38, 1-391ショット出力 ........................................................................ 1-18

AAcknowledge ............................................................................. 1-7Acquisition ........................................................................ 1-4, 1-8Acquisition Mode ..................................................................... 1-8Alarm ......................................................................................... 1-15Alarm High ............................................................................... 1-15Alarm Low ................................................................................ 1-16Alarm Type .............................................................................. 1-15ANDトリガ............................................................................... 1-14Auto Send ............................................................................... 1-19aX+b ........................................................................................ 1-16

BBin .............................................................................................. 1-25Bit Rate ....................................................................................... 1-5Both ........................................................ 1-14, 1-25, 1-33, 1-36BUSCLK ...................................................................................... 1-9BUSTRG ................................................... 1-9, 1-25, 1-33, 1-36

CChannel Label .................................................. 1-19, 1-20, 1-21Channel Setting ............................................... 1-18, 1-10, 1-30Cont ............................................................................... 1-29, 1-36Copy ............................................................................... 1-17, 1-33

DData End .................................................................................. 1-32Data Size .................................................................................. 1-13Data Start ................................................................................ 1-32Database ................................................................................. 1-17dbc形式 .................................................................................... 1-17DLC ........................................................................................... 1-18

EEndian .......................................... 1-12, 1-27, 1-31, 1-34, 1-37Export ....................................................................................... 1-17Ext ................................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-36Extended .................................................................................. 1-25

FFall ................................................. 1-14, 1-15, 1-25, 1-33, 1-36Float ............................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37Frame Acquisition ......................................................... 1-4, 1-24Frame Output ................................................................. 1-4, 1-35Free Run ..................................................................................... 1-8Fullbit ......................................................................................... 1-13

HHex ............................................................................................. 1-25High .............................................. 1-14, 1-15, 1-25, 1-33, 1-36Hold Off ....................................................................................... 1-9

IID ................................................... 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37ID Filter ..................................................................................... 1-25Import ........................................................................................ 1-17In ................................................................................................ 1-15Integer NAN ............................................................................ 1-13Intvl ............................................................................................ 1-16Invl[s] ........................................................................................ 1-23

LLabel .......................................................................................... 1-16LN ................................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37Load Frame Data .................................................................. 1-35Low ............................................... 1-14, 1-15, 1-25, 1-33, 1-36

MManual ...................................................................................... 1-19Manual Trigger ................................................ 1-27, 1-34, 1-37Memory Partition ...................................................................... 1-9Mode ............................................ 1-18, 1-19, 1-20, 1-21, 1-22MODEL ............................................................................................ 2

NNAN ........................................................................................... 1-13NO. .................................................................................................... 2No. of Acquisitions .................................................................. 1-9No. of Frames ......................................................................... 1-24No. of Output Samples[data/CH] .................................... 1-29No. of Repeat ......................................................................... 1-23No. of Stored Frames .......................................................... 1-27

OOn .............................................................................................. 1-12One Shot ...................................................................... 1-18, 1-29Operation Mode ..................................... 1-8, 1-24, 1-29, 1-35ORトリガ ................................................................................. 1-14Out ............................................................................................. 1-15Output ....................................................... 1-4, 1-18, 1-29, 1-35Output Interval ....................................................................... 1-29Output Mode ............................................................... 1-29, 1-36

PP1-P2 ........................................................................................ 1-16Paste .............................................................................. 1-17, 1-33Period ........................................................................................ 1-20Periodic .................................................................................... 1-20Pretrigger .................................................................................... 1-9

QQueue Overflow ........................................................................ 1-6

RRamp-Repeat .......................................................................... 1-32Ramp-Single&Hold ................................................................ 1-32Ramp-single&Reset .............................................................. 1-32Record Length .......................................................................... 1-9Remote ..................................................................................... 1-21Repeat .............................................................................. 1-8, 1-36

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索-2 IM 707081-01J

索引

Rise ............................................... 1-14, 1-15, 1-25, 1-33, 1-36Rq .............................................................................................. 1-16

SSampling Interval ................................................................... 1-10Save Frame Data ................................................................... 1-28SB ................................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37Scaling ...................................................................................... 1-16Scaling Type ........................................................................... 1-16Send ............................................................................... 1-19, 1-23Send All .................................................................................... 1-19Sequential ................................................................................ 1-22Signed ......................................... 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37Source ....................................................... 1-9, 1-25, 1-33, 1-36Standard .................................................................................. 1-25Start .................................................................................. 1-8, 1-24Start Bit .................................................................................... 1-12Step ........................................................................................... 1-32Sweep Pattern ....................................................................... 1-32

TTabel Setting .......................................................................... 1-22Time Base ................................................................................... 1-9Triangle-Repeat ..................................................................... 1-32Trig ............................................................................................ 1-22Trig Combination ................................................................... 1-14Trigger .................................................... 1-14, 1-25, 1-29, 1-36Trigger Level ........................................ 1-14, 1-26, 1-33, 1-36Trigger Type ......................................... 1-14, 1-25, 1-33, 1-36Triggered ......................................................................... 1-8, 1-20

UUnit ............................................................................................ 1-16Unsigned .................................... 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37

VValue ....................................................... 1-18, 1-19, 1-20, 1-21Value Type ................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37

WWCF⇔CSVコンバータ.............................................. 1-28, 1-39WE7000 CAN Binary Format ................................. 1-28, 1-39WVF⇒WCFコンバータ ............................................. 1-28, 1-41

XX ............................................................... 1-14, 1-25, 1-33, 1-36

ZZero(0) ..................................................................................... 1-13

アアクイジション回数.................................................................. 1-9アクイジション方法.................................................................. 1-8アクノレッジ .............................................................................. 1-7アラーム設定 ........................................................................... 1-15アラームタイプ ....................................................................... 1-15

イ一般仕様 ...................................................................................... 4-6

エエラーログの表示 ...................................................................... 1-7エンディアン .............................. 1-12, 1-27, 1-31, 1-34, 1-37

オオペレーションモード ............................................................. 1-4

カ外形図........................................................................................... 4-7拡張フォーマット ...................... 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-36監視下限値 ............................................................................... 1-16監視上限値 ............................................................................... 1-15

キキューオーバーフロー ............................................................. 1-6

ク繰り返し出力 ........................................................................... 1-36

コ梱包内容 .......................................................................................... 2

シシーケンス出力 ....................................................................... 1-22シーケンステーブル............................................................... 1-22収集データサイズ ................................................................... 1-13収集フレーム数 ....................................................................... 1-24出力............................................................................................ 1-36出力開始値 ............................................................................... 1-32出力終了値 ............................................................................... 1-32

ススイープパターン ................................................................... 1-32スケーリング設定 ................................................................... 1-16スケール変換の形式............................................................... 1-16

セ性能仕様 ...................................................................................... 4-1セルフテスト .............................................................................. 3-2

タターミネータスイッチ ............................................................. 2-4

テデータ収集周期 ....................................................................... 1-10データの位置 ........................................................................... 1-37データの型 .................................. 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37データの保存 ........................................................................... 1-28データフィールドの切り出し条件...................................... 1-10データ部信号収集 ...................................................................... 1-8データ部の切り出し位置 ...................................................... 1-12データ部の出力位置............................................................... 1-31データ部を切り出す位置 ................................ 1-26, 1-34, 1-37データベースファイル .......................................................... 1-17定周期出力 ............................................................................... 1-20デフォルト値 .............................................................................. 4-4

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索-3IM 707081-01J

索引

1

2

3

4

ト動作説明 ...................................................................................... 1-1トラブルシューティング ......................................................... 3-1トリガコンビネーション ...................................................... 1-14トリガソ-ス ............................................ 1-9, 1-25, 1-33, 1-36トリガタイプ ......................................... 1-14, 1-25, 1-33, 1-36トリガ同期出力 ....................................................................... 1-20トリガホールドオフ.................................................................. 1-9トリガレベル ......................................... 1-14, 1-26, 1-33, 1-36

ナ内部トリガ設定 ....................................................................... 1-14

ハバストリガ信号 .......................................................................... 1-9

ヒビット長 ...................................... 1-12, 1-26, 1-31, 1-34, 1-37ビットレート .............................................................................. 1-5

フファームウエアバージョン ..................................................... 1-7ファイル形式 ........................................................................... 1-28プリトリガ .................................................................................. 1-9フレーム ...................................................................................... 1-2フレーム出力 ........................................................................... 1-18フロントパネル ....................................................................... 1-44

ヘ変化量の刻み ........................................................................... 1-32

ホホールドオフ .............................................................................. 1-9

ママニュアル出力 ....................................................................... 1-19マニュアルトリガ ............................................. 1-27, 1-34, 1-37

ム無効値........................................................................................ 1-13

メメモリ分割 .................................................................................. 1-9

ヨ読み込みデータフレームのフィルタ.................................. 1-25

ララベル名 ................................................................................... 1-16

リリモートフレーム同期出力 .................................................. 1-21リモートフレーム出力 .......................................................... 1-16

レレコード長 .................................................................................. 1-9

索引