地質状況評価を自動化ueri.co.jp/pdf/news/kensannews180205.pdf環境にす るた め...

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(第3種郵便物認可) 2018 日(月曜日) (平成30年) 三機工業は、2月に「E NEX2018(第 42 地球環境とエネルギーの 調和展)」( 14 日~ 16 日)、 「インターフェックス大 阪(メディカルジャパン 2018大阪)」( 21 23 日)、「HVAC& R JAPAN2018 (第 40 回冷凍・空調・暖 房展)」( 27 日~3月2 日)に出展する。 ENEXは、東京・江 東区の東京ビッグサイト で開催。「振りかえれば そこに、まだまだ拡がる 未利用エネルギーソリュ ーション」と題して、山 形県鶴岡市湯野浜地区で のCO 大幅削減プロジ ェクトや山形県長井市で の木質バイオマスガス化 発電施設の事例紹介、熱 の宅配便・トランスヒー トコンテナの模型展示を 行う。 インターフェックス大 阪は、大阪市住之江区の インテックス大阪で開 催。「医薬・医療のベス トパートナー」として、 再生医療分野向けクリー ンユニットを紹介するほ か、チルドフードコンベ ヤの実機展示などを行 う。 HVAC&R JAP ANは、千葉市美浜区の 幕張メッセで開催。「省 き方にも、『美学』を。」 をテーマに、アルミニウ ム冷媒配管工法の実機展 示・実演を行う。また、 熱源リアルタイム最適化 システムとオープンBA システムのデモ装置を紹 介する。 安藤ハザマと秋田学、筑波大学は共同で、 トンネル切羽削のり の地質評価高度化、 自動化を目指す「マルチ クトル画像を利した地質状況自動評価ステム」(特許)を 開発、施工現場での試験 用を開した。 トンネルやムなどの 岳土現場では、 計画の地質状況を調 状況応じて最 適な設・施工を実施す とになる。しかし、 調や設計段階ではまな制約があるととも に、調査精度自体限界 があとか広範囲 の地山深部たる詳細 な地質状況の事前把握い状況とな る。地質状況の適には多く場合、地質 専門技術者知見が必要 となる、適なタイミ ングでての評価専門 技術者が立ち会とは 、施工の地質を適つ効率的が現場運営題となた。 開発したシステム は、複数の電記録したマルチスクトル画像用し、A 知能)での自動 評価さらなる高精度目指すもの。トンネル 切羽削のりにスクトルカメラを使い、マ ルチスクトル画像岩石種程度どを自動的判定する。 回は、深成 ら各種類合わせ 6種類岩石供試体クトル強度特性の形 取得し、石種との関係教師デー タとしてCNN法に学させたところ9割以上 正答率岩石種自動 判定するとに成功 た。 現在さら多く岩石供試体使い岩 種評価自動検討ると同時に、化や質の程度など岩盤の工学 的特性影響及ぼ定量的評価する法も検討中えて、石供試体での検討結果ベースに、面的に地質自動判定する法の 開発にも着手してり、 現状では地質専門技術者 行う地質図作成自動 化の検討進めいく三機工業およびグルー 各社は1月 26 日、本社 で「第2回三機ィ座 談会女性技術者交流会 ~」を開催した。  同座談会は、イバー シティ推進取組み環として、女性従員同 士がお互い相談できる ネットークづくりをするとを目的16 実施。第1回は、 ングマーを対象 とした座談会を実施し、 育児事の両立」に つい意見交換した。 第2回回は、ら女性技術者など 18 人が参加し、普段接点い女性技術者が一堂 するで、現在不安共有した。第 一部では、「事をいく上での題」をテーマに、「きやすい職場環境にす るたにはどうしたら良 か」をえ、第二部は、「女性活躍推進」を テーマに、長谷川勉社女性技術者意見 交換会を実施した=写 参加者は、「〝女 だかのではななど との理解て、 してほしなどの意見がせらた。長谷川社長は、「は、一つ平等感理解 し、にやいくこ とで、女性活躍がなる時がくる」と述べた。も、き方などの様々で、同座談会を実 施する同社では、同座談会ほか、トップ自らが とのコミュニーションを数多く設けて る。取組み出た意見を、女性従をはじめとする様々員が働きやすい職場づくりにかし、イバーシテ推進 していく和エクシオは1月 30 日、埼玉県和市の同社 技術研修センタで、 埼玉和工業校情報技術の136 訪問けた。施設 学やものづく社員との意見交換どを実施した。 回の訪問は、埼玉がこれから進える 生を対象に、もの業の事を知っとを目的とした 生ものづくり最事業」にるもの。 生のクラス単位 での訪問受入れは試みとなる。 事業の協力依頼けた、和エクシオ技術研修センタは、同社 技術者育成核拠 日は、センタの紹 介と施設学のイバの着接続搭乗やマン入孔などの体験=写真。また、技能五輪へ取組み 説明や、社員との交流 図った。生は、 技能五輪する質や、事に必要資格どについて質せら れた。 鴻池とインフマテ クスは、ウェアラ端末Microsof のHoloLen 用したトンネルシステム(トンネ MR)を開発し、中国 地方整備局鳥西道路気 第2トンネル工事にて、MR技術効性確認した。 MR Mixed Re ality複合現実) 技術用したトンネル 維持システムは、ト ンネルの維持必要 なデータをウェアラ端末を介して実構造物投射するシステム。事にデータを型コンーターに記録し、Aーカーとウェアラ内蔵れた各種セン サーを用構造物にCM等した3次元データをログラムにり1分の1 ールで投射る。れにり、地の トンネル坑内おい工コンクリートのび割 れや状況、設 や施工との 果関係確認でき うにな る。また、技術は、構造 築構造 維持限ら、工 の施工管 質管にも用でき る。 MRとは複合現実のとでり、V(Vir tual realit )とA(Augme nted realit )を。HDMッドマウントデスプイ)などを使用してに3次元情報示するもの。Aに2次元等情報重ね合わせたものでのにし、MRに3次元 仮想物示するも ので、装着したかも体がそこるかのうにる。 回、開発したトンネ MRは、地のトンネ 工に3次元の地質展 び割れ展開を、 1 分の 1 ールで デル化し、ととも 画像が高精度30 ㍍移動時10 誤差)していく もの。また、切羽観察結果どのしたントでは2次元データを フリーで自動させともう。 トンネルMRの開発に おいては、でト ンネル坑内にCM等作成した施工データをし、有効性確認 した。 トンネル施工デー タをウェアラ端末等 型コンューターに してき、トンネ 坑内側壁工3~L毎(1B 10 )にAマーカ ーを設にAーカーに、トンネルける3次元ータをリンクさせ き、ウェアラ端末等 でAマーカーを3 次元デー タを出す各種セン サーでトンネルと認識させ出し た3次元データとトンネ 坑内とのをマッチ ングさせ投射④動中は、各種セン サーにり、現在しながらトンネルに3次元データをマッ チングさせ投射⑤必要 応じて、しておい た2次元データもトンネ 坑内出す。 の展開としては、 現在、トンネルMRて、国土交が進め i‐onstruc tion環でるC との連携検討して る。れにり、受注 者が・施工作成 したC効率的技術地に 投射するとで、施工管 質管容易用できるとともに、を発継ぐとで将来維持用するなるとしてる。 発電設大型化に施工用や 現況復旧費用は躍的つつる。また、 事業終了後には撤去ましれて り、だけ でな引抜きなど施工れるCO も環境保護れてる。 そこ回、3上風発電にする施工用やCO を削減する「テーパ ー型基礎杭」の開発にした。 み時 のストート油圧ンマでを行う引抜テーパー型基礎杭を用工法では必要たウータージ ェット外挿管の設用や省ける分、施工 コストを大幅に 減できる。ま た、CO 程度にまでできるだ。 施工のスドも工法は工法のとなり、 の向上が期待 できる。 では、 年度中を行テーパ 引抜特性載荷などを評価する。 18 には19 年度には 海域での試験り、 や環境する施工の歩掛比較評価し、 騒音環境影響など ついてもして 各社として、り 設は設計手 法のえ方の提案 を行 設は施工、ユニ バーサルエネルギー研究 は事業性評価などをする。 事業は環境省 の「 17 年度CO 出削減 誘導技術開発 ・実事業」にれて り、 省の委託事業と して実施する。 技術研究は1月 26 日、インフラ 海岸施設、 橋梁トンネル)のアセットマ ネジメントにするコン サルテングサービスを 対象に、5500 1(アセットマネジメン トシステム)の=写真 ㊨=取っ た。はマネジメ ントシステム評価センタ ー(A)。 同社は、 13 に「イン フラマネジメントセン ター」を設し、社会えるコン サルテングサービス 推進も、幅広い 分野のインフラを対象 に、調計画・設マネジメント、整備情報などを含む るニー対応きる業を目指してる。 アセットマネジメント する技術さらなる れるコンサ ルテングサービスの目的にアセットマネ ジメントシステムをし、55001の 取得した。回の は、海岸施設、 橋梁、トンネル分野だの分野の拡大をいくマルチスペクトル画像で高精度に 地質状況評価を自動化 安藤ハザマら 第2回三機レディ座談会を開催 活躍推進 長谷川社長と意見交換 三機工業 りんかい日産建設ら テーパー型基礎杭の新工法 実用化へ開発に本格着手 新工法と従来工法の比較図 設と設、ユニバーサルエネルギー研究の3共同で、再生エネルギーに必要れる基礎杭たな施工法の 開発に着手した。回は、 上風発電の大型化をし、 コストで現況 復旧を行うできる「テーパー型基礎杭」の実用化を目指す。テーパー 基礎杭の適用で、 のストート比較し、 引抜きのにかかる コストやCO らせ工法実用化れれば、 再生エネルギーの推進に大き貢献する。 ールデングス とBのデータライラリーをするBbjectAB(スウ ェーデン、ステフン・ ションCO)ので設した会社 「BMobjectan (東京宿区、 政宏長)」は、向けのデジタルプラ ットフーム事業を展開する。事業では、 内外物情報を利用 するユーーとメーカー 製品情報プラ ットフームを 構築る。 展開するプラッ トフーム「BMoectloud」で は、メーカーとネコン や設計会社などのBユーーをサービ スをサービスを 用するとで、メーカ はユーザ数じめ情報をスムーに行うとなる。方、コンなどのBユーーにとては、掲載メー カー製品まなフイル形うなプラットフムとなり、メーカーのデータなどを無料ウンロードするとで、 案件応じた用使できる。 1日、で開かれた 「BMobject L 2018 in an」で東写真=は「B用の プロジェクトが今れば、のプラット ームの要性上が る。メーカーとユ ーをサービス として、さらなる拡大を 図っいく」と気込た。 建設業向けに新サービス提供 BIMobjectJapan BIMデータ活用のプラットフォーム ーエス三長は1月 25 日、岩手 一関およびで施工を進め地方一関仮称瀬橋上部工事」の現場で、生パトロールを行=写真長は、現場回し、安全面点検する とともに、施工状況など 確認した。 工事のついて、 岩手県、C2主版桁橋+間連箱桁橋+6 間連C2 主版桁 11 5㍍、工16 11 12 日か18 11 26 日、施工はーエス三川田特定JV。 東京同組合 柴﨑祐事長)は1 日、東京・大KK Rホテル東京で 18 賀詞を開た。 冒頭柴﨑事長=写 真=は「日も山のり、然災害発する国土に住とをしなけれ ばな方で日の生れてる。急速繁忙期なり、予想できないこきるとてるとなする我々にも 大きな化をもたき方改革えるた にもできる情報し、い判をす 必要がり、ら組合としても貢献して りた」と挨拶。「法 安全作業、適料金、ますますれるとをる」と述べた。 務店同社協力 会社する東京は、1月 31 日~2月2 日の3日、東京・江東 区の務店東京生に向けた技能体 験会を実施した。体験会 16 開催してり、回は3日で3築科生、計約人が参加仕上やCA図制作などを体験し、設業高めても う機とした。 営者するユース 鉄筋、型大工、 左官、タイル、、電・住 設の専門工事会社がースを設けた。 また、回かCA施工体験業もれた。 1月 31 日は東京工業35 、2 月1日は埼玉80 、2月2 日は東京工業35 の生れ1日でースを る。ユースの栗原史氏工業締役)は「築科でも、工できる機」とす。生けながら、実かしてだ。 技能働者がする技能体験会がとのマッチングをサ ートしてる。回の 16 開催生だ参加者 のう人が18 所属会社など する。体験会のの 現場見やインタ ーン参加た。「いい結びつきてる」(栗原委長) う。 高校生ものづくり体験 中央技術研修センタで訪問受入れ 協和エクシオ 情報とらえ働き方改革 東京建設重機協同組合 高校生に技能体験会 建設業の関心高める機会に 竹中工務店・竹和会 1日の大宮工業高校生徒 たち MR技術 トンネル維持管理システム 鳥取西気高第2で実証実験 鴻池組 Microsoft社製 HoloLens (ウェアラブル端末) ピーエス三菱 柵の瀬橋上部工 で年頭安全パト 国土交通省 (2月日)港湾人国協力社会構築部技術審議役2月人国 協力社会構築技術審議役港湾技術画課技 準審西園勝秀▽港湾港湾長)﨑俊九州地方整備局港湾2月港湾長(中部地方整備局港湾)工フジ業(東京区、長)は、型分チャ ンバー「ター トル」を開発した=写真空調工事でのクト 接続ンタッチででき うにして、質を定させつつ、施工同社従工法から約 30 削減する(特許願中)。 模再開発やリニュー アル工事などでの普及り、万台販売 目指す。 ビルやオフスな どのクト経路の設で、イアウト対応がやすチャンバー方 れるが多 た。れに応じクト接続え、 業工するる。でのクト接続は、接続不良 能性がる。 回開発の「タートル」は、同社型分チャンバー「タ ートルチャンバー」の分 岐口した製品するクトのにバ メをけ、「タートル」の分 岐口だけで施 完了する。 のタートルチャン バーでは、レキ 装着用バンドビス3用テー 接着、ので施工する。岐口同士が接してると、での業は 容易でな技能 してた。や工 が不要ンタ ッチ接続の「タートル」は、1 所あたりの接続作90 減、ても 全体30 を削減でき る。接続部も、 工法と以上確認してる。 空調ダクト施工 30 %時短 ワンタッチ接続の分岐チャンバー フジモリ産業 建設技術研究所 ISO55001 三機工業 2月に3展示会へ出展 工事は、年度 向けて全国各地の工事現場対象にした督励回を開 した=写真。1月 30 りに、3月2日ま での1か月長をはじめとする員が 12 現場回す る。 対象現場は、内線工事 7件工事3車線工事1、再エネ ルギー1回では、 安全作業の徹底 改革推進すとと もに、年度に向けて各現場社員 激励 して東光電気工事 年度末役員 督励巡回を開始

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Page 1: 地質状況評価を自動化ueri.co.jp/pdf/news/kensannews180205.pdf環境にす るた め にはどうした ら良 い か」を 考 え、第 二部 で は、「 女性活躍推進

(第3種郵便物認可) 22018 2 5年 月 日(月曜日)(平成30年)

 三機工業は、2月に「E

NEX2018(第

42回

地球環境とエネルギーの

調和展)」(

14日~

16日)、

「インターフェックス大

阪(メディカルジャパン

2018大阪)」(

21日

23日)、「HVAC&

RJAPAN2018

(第

40回冷凍・空調・暖

房展)」(

27日~3月2

日)に出展する。

 ENEXは、東京・江

東区の東京ビッグサイト

で開催。「振りかえれば

そこに、まだまだ拡がる

未利用エネルギーソリュ

ーション」と題して、山

形県鶴岡市湯野浜地区で

のCO2大幅削減プロジ

ェクトや山形県長井市で

の木質バイオマスガス化

発電施設の事例紹介、熱

の宅配便・トランスヒー

トコンテナの模型展示を

行う。

 インターフェックス大

阪は、大阪市住之江区の

インテックス大阪で開

催。「医薬・医療のベス

トパートナー」として、

再生医療分野向けクリー

ンユニットを紹介するほ

か、チルドフードコンベ

ヤの実機展示などを行

う。

 HVAC&RJAP

ANは、千葉市美浜区の

幕張メッセで開催。「省

き方にも、『美学』を。」

をテーマに、アルミニウ

ム冷媒配管工法の実機展

示・実演を行う。また、

熱源リアルタイム最適化

システムとオープンBA

システムのデモ装置を紹

介する。

 安藤ハザマと秋田大

学、筑波大学は共同で、

トンネル切羽や掘削のり

面の地質評価の高度化、

自動化を目指す「マルチ

スペクトル画像を利活用

した地質状況自動評価シ

ステム」(特許出願)を

開発、施工現場での試験

運用を開始した。

 トンネルやダムなどの

山岳土木建設現場では、

計画地点の地質状況を調

査しその状況に応じて最

適な設計・施工を実施す

ることになる。しかし、

調査や設計段階ではさま

ざまな制約があるととも

に、調査精度自体に限界

があることから、広範囲

の地山深部にわたる詳細

な地質状況の事前把握は

難しい状況となってい

る。地質状況の適切な評

価には多くの場合、地質

専門技術者の知見が必要

となるが、適切なタイミ

ングで全ての評価に専門

技術者が立ち会うことは

難しく、施工中の地質評

価を適切かつ効率的に進

めることが現場運営の課

題となっていた。

 開発した同システム

は、複数の波長帯の電磁

波を記録したマルチスペ

クトル画像を活用し、A

I(人工知能)での自動

評価のさらなる高精度化

を目指すもの。トンネル

切羽や掘削のり面にスペ

クトルカメラを使い、マ

ルチスペクトル画像を取

得、岩石種や風化程度な

どを自動的に判定する。

 今回は、火山岩と深成

岩から各3種類、合わせ

て6種類の岩石供試体で

スペクトル強度特性の形

状を取得し、同形状と岩

石種との関係を教師デー

タとしてCNN法に学習

させたところ、9割以上

の正答率で岩石種を自動

判定することに成功し

た。

 現在、さらに多くの種

類の岩石供試体を使い岩

種評価の自動化検討を進

めると同時に、風化や変

質の程度など岩盤の工学

的特性に影響を及ぼす要

素を定量的に評価する手

法も検討中。加えて、岩

石供試体での検討結果を

ベースに、面的に地質状

況を自動判定する手法の

開発にも着手しており、

現状では地質専門技術者

が行う地質図作成の自動

化の検討も進めていく。

 三機工業およびグルー

プ各社は1月

26日、本社

で「第2回三機レディ座

談会~女性技術者交流会

~」を開催した。 

同座談会は、ダイバー

シティ推進の取組みの一

環として、女性従業員同

士がお互いに相談できる

ネットワークづくりを支

援することを目的に

16年

度から実施。第1回目は、

ワーキングマザーを対象

とした座談会を実施し、

「育児と仕事の両立」に

ついて意見を交換した。

 第2回目の今回は、全

国から女性技術者など

18

人が参加し、普段接点の

少ない女性技術者が一堂

に会する中で、現在の悩

み、不安を共有した。第

一部では、「仕事を続け

ていく上での私たちの課

題」をテーマに、「より

働きやすい職場環境にす

るためにはどうしたら良

いか」を考え、第二部で

は、「女性活躍推進」を

テーマに、長谷川勉社長

と女性技術者による意見

交換会を実施した=写

真。

 参加者からは、「〝女

性だから〟と特別に見る

のではなく、体力面など

男性との違いを理解し

て、 普通に接してほしい」

などの意見が寄せられ

た。長谷川社長は、「女

性と男性は、数ある多様

性の中の一つ。平等感を

もって男女の違いを理解

し、普通にやっていくこ

とで、女性活躍が珍しく

なくなる時がくる」と感

想を述べた。今後も、職

種や働き方などの様々な

切り口で、同座談会を実

施する予定。

 同社では、同座談会の

ほか、経営トップ自らが

従業員との対話を通じて

コミュニケーションを図

る場を数多く設けてい

る。これらの取組みから

出た意見を、女性従業員

をはじめとする様々な従

業員が働きやすい職場環

境づくりに活かし、今後

もダイバーシティを推進

していく。

 協和エクシオは1月

30

日、埼玉県和光市の同社

中央技術研修センタで、

埼玉県立浦和工業高等学

校情報技術科の1年生

36

人の訪問を受けた。施設

内の見学やものづくり体

験、社員との意見交換な

どを実施した。

 今回の訪問は、埼玉県

がこれから進路を考える

高校生を対象に、ものづ

くり企業の仕事を知って

もらうことを目的とした

「高校生ものづくり最前

線体感事業」によるもの。

高校1年生のクラス単位

での訪問受入れは初めて

の試みとなる。

 同事業の協力依頼を受

けた、協和エクシオ中央

技術研修センタは、同社

の技術者育成の中核拠

点。当日は、センタの紹

介と施設見学の後、光フ

ァイバの癒着接続、高所

作業車の搭乗やマンホー

ル入孔などの体験実習を

行った=写真。また、同

社の技能五輪への取組み

の説明や、社員との交流

も図った。生徒からは、

技能五輪に対する質問

や、仕事に必要な資格な

どについて質問が寄せら

れた。

 鴻池組とインフォマテ

ィクスは、ウェアラブル

端末にMicrosof

t社製のHoloLen

sを採用したトンネル維

持管理システム(トンネ

ルMR)を開発し、中国

地方整備局鳥取西道路気

高第2トンネル工事にお

いて、そのMR技術の有

効性を確認した。

 MR(MixedRe

ality、複合現実)

技術を活用したトンネル

維持管理システムは、ト

ンネルの維持管理に必要

なデータをウェアラブル

端末を介して実構造物に

投射するシステム。事前

にデータを小型コンピュ

ーターに記録し、ARマ

ーカーとウェアラブル端

末に内蔵された各種セン

サーを用いて構造物の任

意の位置にCIM等で作

成した3次元データをホ

ログラムにより1分の1

スケールで正確に投射す

る。これにより、現地の

トンネル坑内において覆

工コンクリートのひび割

れや不具合の

進展状況、設

計や施工との

因果関係を容

易に確認でき

るようにな

る。また、同

技術は、一般

的な土木構造

物や建築構造

物の維持管理

に限らず、工

事中の施工管

理や品質管理

にも活用でき

る。

 MRとは複合現実のこ

とであり、VR(Vir

tualrealit

y)とAR(Augme

ntedrealit

y)を融合。HDM(ヘ

ッドマウントディスプレ

イ)などを使用して現実

世界に3次元の情報を表

示するもの。ARは現実

世界に2次元等の情報を

重ね合わせたものである

のに対し、MRは現実世

界の所定の位置に3次元

の仮想物体を表示するも

ので、装着した人にあた

かもその物体がそこにあ

るかのように映る。

 今回、開発したトンネ

ルMRは、現地のトンネ

ル覆工に3次元の地質展

開図やひび割れ展開図

を、

1分の

1スケールで

モデル化し、移動ととも

にその画像が高精度に追

随(

30㍍移動時に

10㌢以

内の表示誤差)していく

もの。また、切羽観察記

録や内空変位計測結果な

どの属性を登録したポイ

ントでは2次元データを

ハンズフリーで自動表示

させることも可能とい

う。

 トンネルMRの開発に

おいては、次の手順でト

ンネル坑内にCIM等で

作成した施工データを投

射し、その有効性を確認

した。

 まずトンネル施工デー

タをウェアラブル端末等

の小型コンピューターに

登録しておき、①トンネ

ル坑内の覆工側壁部等に

覆工3~5BL毎(1B

L約

10㍍)にARマーカ

ーを設置②事前にARマ

ーカーに、トンネル任意

の位置における3次元デ

ータをリンクさせてお

き、ウェアラブル端末等

でARマーカーを読み込

んでこれらの

3次元デー

タを呼び出す③各種セン

サーでトンネルと人の位

置を認識させ、呼び出し

た3次元データとトンネ

ル坑内との位置をマッチ

ングさせて投射④人の移

動中は、常時、各種セン

サーにより、現在位置を

測定しながらトンネル坑

内に3次元データをマッ

チングさせて投射⑤必要

に応じて、登録しておい

た2次元データもトンネ

ル坑内の任意の位置で呼

び出す。

 今後の展開としては、

現在、トンネルMRにつ

いて、国土交通省が進め

るi‐Construc

tionの一環であるC

IMとの連携を検討して

いる。これにより、受注

者が設計・施工時に作成

したCIMを効率的にM

R技術に取り入れ現地に

投射することで、施工管

理や品質管理に容易に活

用できるとともに、それ

らを発注者に引き継ぐこ

とで将来的な維持管理に

も活用することが可能に

なるとしている。

 近年、風力発電設備の

大型化に伴い施工費用や

現況復旧費用は飛躍的に

増加しつつある。また、

事業終了後には杭の完全

撤去が望ましいとされて

おり、杭の打ち込みだけ

でなく引抜きなど施工時

に排出されるCO2排出

量も環境保護の面から懸

念されている。

 そこで今回、3社は共

同で洋上風力発電に関連

する施工費用やCO2排

出量を削減する「テーパ

ー型基礎杭」の開発に着

手した。杭の打ち込み時

は従来のストレート杭と

同様に油圧ハンマで打設

を行うが、杭の引抜き時、

テーパー型基礎杭を用い

る新工法では従来必要と

なっていたウォータージ

ェット併用外挿管の設置

の費用や手間を

省ける分、施工

コストを大幅に

低減できる。ま

た、CO2の排出

量も従来の半分

程度にまで抑制

できる試算だ。

施工時のスピー

ドも新工法は従

来工法の約3倍

となり、作業効

率の向上が期待

できる。

 3社では、今

年度中に室内試

験を行いテーパ

ー杭の押込みや

引抜き特性、水平載荷試

験などを評価する。

18年

度には陸上、

19年度には

実海域での試験を予定し

ており、経済性や環境性

に直結する施工の歩掛を

比較評価し、水中騒音な

ど海洋環境への影響など

についても検証してい

く。各社の役割として、り

んかい日産建設は設計手

法の考え方の提案を行

い、寄神建設は施工、ユニ

バーサルエネルギー研究

所は事業性評価などを担

当する。

 なお、同事業は環境省

の「

17年度CO2排出削減

対策強化誘導型技術開発

・実証事業」に採択されて

おり、同省の委託事業と

して実施する。

 建設技術研究所は1月

26日、一般公共インフラ

(河川・海岸施設、橋梁、

トンネル)のアセットマ

ネジメントに関するコン

サルティングサービスを

対象に、ISO5500

1(アセットマネジメン

トシステム)の認証を取

得、村田和夫社長=写真

㊨=が登録証を受け取っ

た。認証機関はマネジメ

ントシステム評価センタ

ー(MSA)。

 同社は、

13年に「イン

フラマネジメントセン

ター」を設立し、社会ニ

ーズに応えるべくコン

サルティングサービス

を推進。今後も、幅広い

分野のインフラを対象

に、調査・計画・設計、

マネジメント、整備・運

営、情報提供などを含む

あらゆるニーズに対応で

きる企業を目指してい

る。

 アセットマネジメント

に関する技術のさらなる

向上と信頼されるコンサ

ルティングサービスの提

供を目的にアセットマネ

ジメントシステムを導入

し、ISO55001の

認証を取得した。今回の

認証は、河川・海岸施設、

橋梁、トンネル分野だが、

他の分野の認証拡大を進

めていく予定。

マルチスペクトル画像で高精度に

地質状況評価を自動化

安藤ハザマら

第2回三機レディ座談会を開催

女性

活躍

推進長谷川社長と意見交換

三機工業

りんかい日産建設ら

テーパー型基礎杭の新工法

実用化へ開発に本格着手

施施工工

費費、、CC

OO22排排

出出量量をを

半半減減

新工法と従来工法の比較図

 りんかい日産建設と寄神建設、ユニバーサルエネルギー研究所の3社は

共同で、海洋再生可能エネルギーに必要とされる基礎杭の新たな施工法の

開発に着手した。今回は、洋上風力発電の大型化を想定し、低コストで現況

復旧を行うことができる「テーパー型基礎杭」の実用化を目指す。テーパー

型基礎杭の適用で、従来のストレート杭と比較し、杭の引抜きの際にかかる

コストやCO2排出量を約5割減らせる見込み。新工法が実用化されれば、

海洋再生可能エネルギーの推進に大きく貢献する。

 野原ホールディングス

とBIMのデータライブ

ラリーを提供するBIM

objectAB(スウ

ェーデン、ステファン・

ラ―ションCEO)の共

同出資で設立した新会社

「BIMobjectj

apan(東京都新宿区、

東政宏社長)」は、建設

業界向けのデジタルプラ

ットフォーム事業を本格

展開する。新事業では、

国内外の建物情報を利用

するユーザーとメーカー

の製品情報をつなぐプラ

ットフォームを構築す

る。

 本格展開する新プラッ

トフォーム「BIMob

jectCloud」で

は、メーカーとゼネコン

や設計会社などのBIM

ユーザーをつなぐサービ

スを提供。同サービスを

活用することで、メーカ

ー側はユーザ数の認知を

はじめ、情報の一元管理

をスムーズに行うことが

可能となる。一方、ゼネ

コンなどのBIMユーザ

ーにとっては、掲載メー

カー数や製品数、さまざ

まなファイル形式を選べ

るようなプラットフォー

ムとなり、メーカーの製

品データなどを無料でダ

ウンロードすることで、

案件に応じた用途で使う

ことができる。

 1日、都内で開かれた

「BIMobjectL

IVE 2018in

Japan」で東社長=

写真=は「BIM活用の

プロジェクトが今後増え

てくれば、このプラット

フォームの重要性は上が

ってくる。メーカーとユ

ーザーをつなぐサービス

として、さらなる拡大を

図っていく」と意気込み

を語った。

建設業向けに新サービス提供

BI

Mo

bj

ec

tJ

ap

an

BIMデータ活用のプラットフォーム

 ピーエス三菱の藤井敏

道社長は1月

25日、岩手

県一関市川辺および舞川

地内で施工を進めている

「主要地方道一関北上線

(仮称)柵の瀬橋上部工

工事」の現場で、年頭安

全衛生パトロールを行っ

た=写真。

 藤井社長は、現場を巡

回し、安全面を点検する

とともに、施工状況など

を確認した。

 工事の概要について、

発注者は岩手県、5径間

連続PC2主版桁橋+5

径間連続PC箱桁橋+6

径間連続PC2主版桁

橋、橋長693㍍、全幅

11・5㍍、工期は

16年

11月

12日から

18年

11月

26

日、施工はピーエス三菱

・川田特定JV。

 東京建設重機協同組合

(柴﨑祐一理事長)は1

日、東京・大手町のKK

Rホテル東京で

18年新年

賀詞交歓会を開いた。

 冒頭、柴﨑理事長=写

真=は「先日も火山の爆

発があり、自然災害の多

発する国土に住んでいる

ことを常に意識しなけれ

ばならない。一方で日々

の生活は流れている。昨

年末から急速に繁忙期に

なり、予想できないこと

が起きると思うが、あわ

てることなく行動するこ

とが肝要。我々業界にも

大きな変化をもたらす働

き方改革を乗り越えるた

めにも信頼できる情報を

入手し、正しい判断をす

る必要があり、微力なが

ら組合としても貢献して

まいりたい」と挨拶。「法

令順守、安全作業、適正

料金に努め、ますます繁

栄されることを祈念す

る」と述べた。

 竹中工務店と同社協力

会社で構成する東京竹和

会は、1月

31日~2月2

日の3日間、東京・江東

区の竹中工務店東京本店

で高校生に向けた技能体

験会を実施した。体験会

16年から開催してお

り、今回は3日間で3校

の建築科1年生、計約1

50人が参加。躯体から

仕上げの各工程やCAD

図制作などを体験し、建

設業への関心を高めても

らう機会とした。

 期間中は竹和会の若手

経営者で構成するユース

から、鉄筋、型枠大工、

左官、タイル、塗装、内

装、電気設備、造作・住

設の専門工事会社が、そ

れぞれブースを設けた。

また、今回からCADに

よる建築施工図の体験授

業も取入れた。

 1月

31日は東京都立墨

田工業高校から

35人、2

月1日は埼玉県立大宮工

業高校から

80人、2月2

日は東京都立蔵前工業高

校から

35人の生徒が、そ

れぞれ1日で各ブースを

まわる。ユースの委員長

を努める栗原教史氏(栗

原工業代表取締役)は「

築科でも、工程を一通り

経験できる機会は中々な

い」と話す。生徒たちは

指導を受けながら、実際

に手を動かして各工程に

取り組んだ。

 建設技能労働者が減少

する中、技能体験会が若

年層とのマッチングをサ

ポートしている面もあ

る。初回の

16年開催時に

高校1年生だった参加者

のうち7人が、

18年4月

から竹和会所属会社など

に就職する。体験会のの

ち、現場見学会やインタ

ーンへ参加、入社に至っ

た。「いい結びつきがで

きている」(栗原委員長)

という。

高校生ものづくり体験

中央技術研修センタで訪問受入れ

協和エクシオ

賀賀詞詞

交交歓歓

会会

情報とらえ働き方改革

東京建設重機協同組合

高校生に技能体験会

建設業の関心高める機会に

竹中工務店・竹和会

1日の大宮工業高校生徒

たち

MR

技術

活用トンネル維持管理システム

鳥取西気高第2で実証実験

鴻 池 組

Microsoft社製 HoloLens(ウェアラブル端末)

ピーエス三菱

柵の瀬橋上部工

で年頭安全パト

 国土交通省

 (2月5日)港湾局付(独立行

政法人国際協力機構社会基盤・平

和構築部技術審議役)薮中克一▽

辞職2月4日付・独立行政法人国

際協力機構社会基盤・平和構築部

技術審議役(港湾局技術企画課技

術基準審査官)西園勝秀▽港湾局

付(下関市港湾局長)川﨑俊正▽

九州地方整備局港湾空港部付・即

日辞職2月4日付・下関市港湾局

長(中部地方整備局港湾空港部港

湾空港企画官)工藤健一

人人人事事事

 フジモリ産業(東京都

品川区、藤森行彦会長兼

社長)は、丸型分岐チャ

ンバー「F‐ONEター

トル」を開発した=写真。

一般空調工事でのダクト

接続をワンタッチででき

るようにして、品質を安

定させつつ、施工時間を

同社従来工法から約

30%

削減する(特許出願中)。

大規模再開発やリニュー

アル工事などでの普及を

図り、年間1万台の販売

を目指す。

 高層ビルやオフィスな

どのダクト経路の設計

で、レイアウト対応がし

やすい分岐チャンバー方

式が採用されることが多

くなった。それに応じて

ダクト接続箇所は増え、

作業工数も増加する傾向

にある。高所での複雑な

ダクト接続は、接続不良

を起こす可能性がある。

 今回開発の「F‐ON

Eタートル」は、同社の

丸型分岐チャンバー「タ

ートルチャンバー」の分

岐口を改良した製品。接

続するダクトの端部にバ

ネ上のツメを付け、「F

‐ONEタートル」の分

岐口に差し込むだけで施

工が完了する。

 従来のタートルチャン

バーでは、▽保温フレキ

装着▽専用バンド締め▽

ビス3点止め▽専用テー

プ接着、の4工程

で施工する。特に

分岐口同士が接近

していると、高所

での一連の作業は

容易でなく、技能

・時間を要してい

た。付属部材や工

具が不要なワンタ

ッチ接続の「F‐

ONEタートル」は、1

か所あたりの接続作業時

間を従来より約

90%削

減、吊り込みを含めても

全体で約

30%を削減でき

る。接続部の気密性も、

従来工法と同等以上の性

能を確認している。

空調ダクト施工

30%時短

ワンタッチ接続の分岐チャンバー

フジモリ産業

建設技術研究所

ISO55001

の認証取得

 三機工業

2月に3展示会へ出展

 東光電気工事は、年度

末へ向けて役員による

全国各地の工事現場を

対象にした督励巡回を開

始した=写真。1月

30日

を皮切りに、3月2日ま

での約1か月間、

青木宏

明社長をはじめとする各

役員が

12現場を巡回す

る。

 対象現場は、内線工事

7件、

送電線工事3件、

電車線工事1件、再エネ

ルギー1件。同巡回では、

安全作業の

徹底や働き

方改革の推進を

促すとと

もに、年度末に向けて繁

忙を極める各現場の社員

や従業員を

激励してい

く。

 東光電気工事

年度末役員

督励巡回を開始