digital data guide...1:原稿データ全般編 1.入稿データの形式 macintosh & windows...
TRANSCRIPT
Digital Data Guide
VER 3.1
デジタル入稿ガイド
Illustrator 編 データ全般編
Photoshop編 入稿チェック編
参考・Q&A編
この【新潟日報社デジタル入稿ガイド】は
新潟日報社は2016年4月1日掲載分よりPDFデータ(N-PDF形式)の受け入れを開始しました。
デジタル環境での広告原稿の制作や、入稿に携わる方が トラブルやわからない事のないようスムーズに 新潟日報紙面上に掲載いただくために、
その道しるべとなるよう、旧バージョンのものから 改訂したものです。
完全原稿の出稿に、お役立て下さい。
新潟日報社 広告事業本部2016.4.1. Ver.3.1
もくじ
1:原稿データ全般編 1.入稿データの形式 ・・・・・・・・・・・・1-1 2.Illustrator のバージョン ・・・・・・・・・1-1 3.Photoshopのバージョン・・・・・・・・・1-1 4.使用色 ・・・・・・・・・・・・・・・・・1-1 5.フォルダ・ファイル名 ・・・・・・・・・・1-1 6.入稿メディア ・・・・・・・・・・・・・・1-2 7.入稿締切日 ・・・・・・・・・・・・・・・1-2 8.原稿入稿時に必要なもの ・・・・・・・・・1-3 9.データ容量 ・・・・・・・・・・・・・・・1-410.データ圧縮 ・・・・・・・・・・・・・・・1-411.ウイルスチェック ・・・・・・・・・・・・1-412.原稿サイズ表 ・・・・・・・・・・・・・・1-5
2:Illustrator編 1.フォントのアウトライン化 ・・・・・・・・2-1 2.オーバープリントの設定 ・・・・・・・・・2-2 3.広告罫の設定 ・・・・・・・・・・・・・・2-3 4.不要なオブジェクト ・・・・・・・・・・・2-3 5.クリッピングマスク処理 ・・・・・・・・・2-4 6.色の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・2-5 7.フィルタ・効果の設定 ・・・・・・・・・・2-6 8.レイヤーの設定 ・・・・・・・・・・・・・2-8 9.文字サイズと線幅 ・・・・・・・・・・・・2-810.ライダー設定 ・・・・・・・・・・・・・・2-911.不可視オブジェクト ・・・・・・・・・・・2-912.出力解像度(アウトプット値) ・・・・・・2-913.原稿保存時の設定 ・・・・・・・・・・・・2-10
3:Photoshop編 1.新潟日報社のスクリーン設定・・・・・・・3-1 2.画像のトリミング・・・・・・・・・・・・3-1 3.モノクロデータの作成・・・・・・・・・・3-2 4.カラーデータの作成・・・・・・・・・・・3-3 5.クリッピングパスの使用・・・・・・・・・3-5 6.画像保存時の設定・・・・・・・・・・・・3-6
5:参考・Q&A編 1.原稿データの流れ・・・・・・・・・・・・5-1 2.印刷見本の流れ(カラー・単色)・・・・・5-2 3.色環境・・・・・・・・・・・・・・・・・5-3 1)ディスプレイの色環境・・・・・・・・・・・・・・5-3 2)カラープルーフ出力用プリンタ・印刷の色環境・・・5-3 3)NSAC(日本新聞アドカラー)について・・・・・・5-4 4)新聞用広告カラープルーフとは・・・・・・・・・・5-4 5)新聞のカラーパッチ(色見本)について・・・・・・5-5
4.UCR・GCR ・・・・・・・・・・・・・・5-5 5.新聞印刷での網点再現性・・・・・・・・・5-6 6.ファイルの互換性・・・・・・・・・・・・5-6 7.新聞印刷のドットゲイン・・・・・・・・・5-7 8.Q&A ・・・・・・・・・・・・・・・・・5-8
4:入稿チェック編 1.メディア入稿の確認・・・・・・・・・・・4-1 2.入稿原稿の確認・・・・・・・・・・・・・4-1 3.入稿前の確認事項・・・・・・・・・・・・4-2
6:集版用原稿編 1.原稿サイズ・・・・・・・・・・・・・・・6-1 2.原稿の保存・・・・・・・・・・・・・・・6-1 3.原稿のカラーモード・・・・・・・・・・・6-1 4. データ容量・・・・・・・・・・・・・・・6-2 5. フィルタ・効果の設定・・・・・・・・・・6-2
1:原稿データ全般編
1.入稿データの形式
○Macintosh & Windows 版 Illustrator EPS 形式
EPS保存 AI保存
2.Illustrator のバージョンCS5.5 / CS5 / CS4 / CS3 / CS2 / CS / 10.0.3 / 8.0.1※各バージョンを最新のものにアップデートしてください。
3.Photoshop のバージョンCS5.5 / CS5 / CS4 / CS3 / CS2 / CS / 7.0.1j / 6.0.1j / 5.5j ※各バージョンを最新のものにアップデートしてください。
5.フォルダ・ファイル名○フォルダ名
原稿データ:「広告主名・掲載日 .eps」「広告主名・掲載日 .pdf」
「広告主名・掲載日・刊種別・サイズ」
○ファイル名
○フォルダ名・ファイル名ともに半角記号、半角カタカナ 半角スペースは使用できません。○文字数は半角で 26字以内としてください。○ファイル名は必ず拡張子「.eps」「.pdf」を付けてください。
! ※「.」「_」は使用可能です。
4.使用色Illustrator・Photoshop ともにカラー原稿はCMYK、モノクロ
RGB、スポットカラー(カスタムカラー)は使用できません。原稿はグレースケールを使用して下さい。
!AI保存したものは、当社システム(以下RIP『RasterImage Processorの略』)では処理できません。
○入稿メディア内の1フォルダには1原稿を保存して下さい。
1-1
その他のバージョンで原稿制作する場合は、当社までお問い合わせください。
その他のバージョンを使用して画像の調整をする場合は、当社までお問い合わせください。
○N-PDF形式
!N-PDFは新聞広告に特化し策定されたPDF の規格です。原稿制作に関しては、日本広告業協会ホームページより「新聞広告デジタル制作ガイドN-PDF ver1.1(2012)」 をご参照ください。なお、入稿前には必ずプリフライトを実施してください。 念校データ:「広告主名・掲載日 _念校 .pdf」
1:原稿データ全般編
7.入稿締切日
○モノクロ・カラー・単色原稿
掲載日2日前正午まで(土日祝休日は含みません)
!○オンライン入稿、メディアでの入稿、ともに同じ入稿締切日です。
○単色原稿の場合、単色インクの発注の関係上、掲載日1週間前には色番号・原稿中の使用割合を当社に連絡して下さい。
(株)新
潟日報アド
6.入稿メディア(CD-R・USBメモリ) !
○各メディアともに標準規格でフォーマットして下さい。○メディアへの保存後、正しく開けるか確認して下さい。
○メディアには広告会社名を必ず明記して下さい。
○USBメモリは返却(掲載後一ヶ月ほどお時間をいただきます)しますが、CD-Rは通常当社で破棄します。
○2連版用原稿やタブロイド用原稿は現在オンライン入稿できません。上記メディアで入稿して下さい。○CD-R(CD-RWは不可)
追記不可の設定で原稿を書き込んで下さい。
○USBメモリ
追記不可の設定で原稿を書き込んで下さい。
※別刷、2連版の入稿締切日につきましては、別途お問い合わせ下さい。
イメージ
イメージ
1-2
(株)新潟日報アド
!
(株 )新潟 日報アド
3.5 インチMOによる入稿は受け付けておりません。
1:原稿データ全般編 8.原稿入稿時に必要なもの
!
○オンライン入稿の場合
原稿データから念校用PDFデータを作成し、原稿データと
一緒に送信して下さい。念校用PDFデータの出力見本の上
部に以下の情報を付加して作成して下さい。
1申込ID / 2 掲載日 / 3 刊種別(朝・夕・別) / 4 広告会社名
5 広告主名 / 6色指定 / 7 掲載サイズ / 8 ファイル名 / 9 備考
○メディアでの入稿の場合
印刷見本と新潟日報社デジタル入稿仕様書を添付して下さい。
カラー・単色原稿の場合、念校用PDFデータは原稿校閲用として使用します。
印刷見本の必要数 ○モノクロ原稿:1枚 (オンライン入稿の場合、念校用PDFデータ出力を使用します)
○カラー・単色原稿:3枚
!
○単色原稿の印刷見本は、指定した色番号を使用したもの をご用意下さい。
○カラー原稿の印刷見本は、NSAC(日本新聞アドカラー) JCN(新聞用ジャパンカラー)に準拠したものをご用意
下さい。
印刷見本は念校用PDFデータとは別に、掲載日2日前 16
念校用 PDFデータを原稿データと同じフォルダに保存して下さい。
1)010703010001 /2)2007/03/01 /3)朝刊 /4)新潟日報求人 /5)新潟日報アド /6)単色(OP230) /7)15段1/1 /8)新潟日報求人_20070301_朝.eps /9)三方罫トル
1)申込ID /2)掲載日 /3)刊種別(朝・夕・別) /4)広告会社名 /5)広告主名/6)色指定 /7)掲載サイズ /8)ファイル名 /9)備考
画像領域(念校データ)
記入項目例
時までに当社にお届け下さい。
イメージ
1-3
1:原稿データ全般編
!
11.ウイルスチェック
ウイルスはファイルの破壊をはじめ、ソフトやハードに多大
なダメージを与え、ネットワークを介し被害が拡大する恐れが
ウイルスチェックは必ず行って下さい。
オンライン入稿の場合は各ファイルごと、メディアでの 入稿の場合はメディアごとにチェックして下さい。
10.データ圧縮
圧縮・解凍時にデータ破損の恐れがあるためデータは圧縮ソフト
で圧縮しないで下さい。
9.データ容量
原稿データは400MB以内におさめて下さい。
!データ容量が大きすぎると、RIP 処理がタイムアウトし
入稿できなくなる恐れがあります。
あります。
1-4
1:原稿データ全般編 12.原稿サイズ表
!
縦(段)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
サイズ(mm)
534
498
462
426
391
355
319
283
248
212
176
140
105
69
33
横(割)
1/8
1/6
1/5
1/4
1/3
1/2
1/1
サイズ(mm)
385
192
127
95
74
62
46
○A1・A2縦サイズ
○A1横サイズ(2連版)
横(割)
1/1
サイズ(mm)
797
A1サイズもA2サイズも縦のサイズは変わりません。左・上表に記載のないサイズ(タブロイド用原稿等)
での入稿は当社までお問い合わせください。
○雑報広告(サイズの詳細は、当社までお問い合わせください。)
名称 縦(mm)横(mm)
朝刊題字下 33 75
突出し① 114 52.5
突出し② 69 52.5
突出し③ 69 35
記事中 42 70
記事ハサミ 33 10
○A2横サイズ (新聞1頁分)
1-5
2:Illustrator 編2:Illustrator 編1.フォントのアウトライン化
フォントはすべてアウトライン化
文字化けの原因になります。して下さい。
アウトライン化することでフォントからオブジェクトに変更されます。
通常のフォントスタイル
アウトライン化した場合
アウトライン化しないで文字化けした例
当社RIP処理後
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2-1
2:Illustrator 編2:Illustrator 編
!
2.オーバープリントの設定当社RIPでは入稿データのオーバープリント設定通りに紙面再現
事前に印刷見本に反映されていることをご確認ください。
印刷見本はオーバープリント設定を反映したものをご用意
メニューバー → 画面 → 『オーバープリントプレビュー』を選択
オーバープリントの原稿制作段階での確認方法(Illustrator9 以降)
されます。適宜設定してご使用下さい。
意図した表現
ヌキ処理で出力した場合 ノセ処理で出力した場合
○墨オブジェクトにオーバープリントを設定する場合
『属性』パレットの『塗りにオーバープリント』もしくは『線にオーバープリント』にチェックを入れて下さい。
背景色上の墨文字(オブジェクト)にオーバープリントを適用した場合、背景色の上に墨文字がのるため、背景色が透けて見えることがあります。適宜設定してご使用下さい。
オーバープリントON オーバープリントOFF(デフォルトの設定)
下さい。汎用のインクジェットプリンタやレーザープリンタでは設定を反映できないものもありますのでご注意下さい。
イメージ
イメージ
2-2
2:Illustrator 編2:Illustrator 編3.広告罫の設定
!
4.不要なオブジェクト
必ず規定のサイズ(サイズ表参照)で広告罫を巻いて下さい。
広告データ
罫ヌキを表現したい場合は、必ず塗りのない罫線で
線・塗りなしで広告データを囲ってください。
規定の広告サイズを囲ってください。
広告罫を太く表現したい場合には注意が必要です。当社RIP では罫線のパスではなく、罫線の外側から外側の実寸になります。罫の外側を原稿サイズに合わせて下さい。
広告罫の外側に孤立点や原稿制作時の部品等不要なオブジェクトが残っていると、当社RIPでは原稿の一部として認識し、それを
入稿原稿に不要なものは全て削除してください。含んだ範囲を入稿原稿として処理します。
!トンボ・ガイドライン・掲載情報等も入稿原稿には不必要なものです。これらを必ず削除して下さい。
トンボは削除
不要な部品は削除
ガイドは削除
原稿サイズは、罫の外側から外側の実寸
線で表現する場合
塗りで表現する場合
広告サイズ
イメージ
イメージ
イメージ
2-3
2:Illustrator 編 5.クリッピングマスク処理
画像等のオブジェクトや線が広告罫よりも外へ出てしまう場合、クリッピングマスク処理を行ってください。原稿サイズのエラーが発生し、入稿できなかったり、余白のついた原稿として当社R I P では処理します。
新聞広告の新しい可能性へ
意図した表現
オブジェクトが広告罫の外に出ている原稿を全選択すると原稿内の画像の
原稿サイズでクリッピングマスク処理した場合
クリッピングマスク処理しなかった場合
意図した表現になります。
広告罫外のパスを原稿の一部として認識する為、原稿に余白が出来てしまい原稿自体もその余白分の変形がかかってしまいます。 イメージ
2-4
!PhotoShopでクリッピングパスとして保存した画像であっても、Illustratorで配置する場合、広告罫外にパスが出ているならば上記の作業を行ってください。
2:Illustrator 編
!
6.色の設定
カラー原稿は『CMYK』、モノクロ原稿は『グレースケール』 を使用して下さい。
入稿時のデータにはスポットカラーを使用しないで下さい。スポットカラーでオブジェクトを着色している原稿は入稿できません。
単色原稿の場合、掲載面により単色インクで印刷する原稿(通常) とカラー対応(CMYK4版のカラー印刷で単色を表現)原稿があり ます。単色インクで印刷する原稿の場合、入稿データの色版をシア ン(C)版に置き換えて制作して下さい。 カラー対応単色原稿の場合、色版の%の比率は固定して下さい。 例えばC70%、Y100%の色を使用する場合、C35%、Y50%や C56%、Y80%にするのは良いのですが、C20%、Y80%等違う 比率の色が混在しないように制作して下さい。 カラー対応単色原稿の場合
サカタOP550をC70%Y100%の
通常の単色原稿の場合
色版をC版に置き換えて表現 比率で表現
! 通常の単色原稿の色版をC版以外に置き換えると、当社RIPでは 色版を認識しません。
カラー原稿は『CMYK』
モノクロ原稿は 『グレースケール』
イメージ
2-5
!
2:Illustrator 編2:Illustrator 編7.フィルタ・効果の設定
フィルタ・効果を使用する場合、以下のように設定して下さい。
に効果タブ内の『書類のラスタライズ効果設
設定ウインドウ内の解像度を『高解像度(300ppi)』を選択
!カラーモードは制作している原稿のカラーモードを選択して下さい。『書類のラスタライズ効果設定』内の他の
項目は変更不要です。
フィルタ・効果使用前
フィルタ・効果の一つである『ぼかし(ガウス)』を使用する場合、以下の注意が必要になります。
元画像
ラスタライズ解像度15ppi
ラスタライズ解像度300ppi
ぼかし半径1.5pixel
ぼかし半径35pixel
上のように解像度の設定値が低いとグラデーション再現が段階的(ステップ状)になる恐れがあります。他のグラデーションを表現する効果を使用する際も同様で、ステップ状の再現を意図しない場合、ラスタライズ解像度は300ppiを選択して下さい。
定』を選択
解像度の違いのイメージ
2-6
2:Illustrator 編2:Illustrator 編
また前頁の例のように画像のふちをぼかす等の効果を施すと、設定によっては画像の範囲が外側に大きく広がる場合があります。
見た目や最外のパスがこのくらいでも
実際は点線のサイズまで画像範囲が拡大されている
ぼかし効果の範囲が大きいため
透明パレット内のこの部分でおおよその範囲を確認できます。
!当社RIPは、画像の範囲が拡張されると、その拡張された範囲までを原稿として認識します。この状態のまま入稿されますと余白のついた原稿として出力されたり、又はサイズ異常のためRIP処理できなくなる恐れがあります。未然に防ぐ為にも、原稿サイズでクリッピングマスク処理をしたものを入稿して下さい。
イメージ
2-7
2:Illustrator 編2:Illustrator 編8.レイヤーの設定
○入稿原稿のレイヤーは全て結合して下さい。
○レイヤーオプション内の『表示』・『プリント』にチェックを必ず入れて下さい。
9.文字サイズと線幅
!
文字の大きさは黒字・白抜きともに6pt以上で制作して下さい。
制作時に画面上では文字をはっきりと確認できたとしても当社でのRIP処理後には下図のように文字が網点に埋まってしまい、見えにくくなることがあります。大きさ・フォントを適宜設定して下さい。
墨30%の上に6ptの明朝体
線幅は以下の設定で制作して下さい。
白抜き線:0.4pt(0.141mm)以上
実黒線:0.1pt(0.035mm)以上
!細い線は、画面上や印刷見本上では再現されていても、印刷条件次第で新聞印刷では再現されないことがあります。適宜設定して下さい。
イメージ
2-8
チェックが外れていると、RIP処理時に画像が抜けることや余白がついてしまう等のエラーが発生する恐れがあります。
2:Illustrator 編2:Illustrator 編10.ライダー設定
ライダー設定は使用しないで下さい。入稿原稿にライダーを適用すると、当社スクリーン線数、スクリーン角度や色分解等のRIP設定を無視して網点分解
されてしまい、意図しない出力結果になる恐れがあります。
12.出力解像度(アウトプット値)
800dpi以上に設定して下さい。極端に低い値が設定されていると、曲線がきちんと出力されません。※デフォルトの設定値では800dpiになっています。
800dpiでの出力 低い設定値での出力
800dpi以上に設定して下さい。
イメージ
11.不可視オブジェクト
不可視オブジェクトが原稿内に存在していると、上の図のように『すべてを表示』という項目が選択できるようになっています。不可視オブジェクトがないように全てを表示させて下さい。
2-9
Illustrator Ver.8での設定例
2:Illustrator 編 13.原稿保存時の設定
Illustrator EPS形式で保存して下さい。保存の際には、以下の設定に注意して下さい。
a).バージョン:作成したバージョンで保存!
b).プレビュー:『Macintosh (8-bitカラー)』を選択
c).オーバープリント:『保持』を選択
d).設定:『高解像度』を選択
e).フォント:特に指定はありません。
f).配置した画像を含む:ON
※配置した画像を全て埋め込み処理してある 場合、f) の項目はグレーアウトしています。
g).サムネールを作成:ON
h).CMYK PostScript を RGBファイルに含む:OFF
i).コンバチブルグラデーション&グラデーションメッシュプリント:OFF
j).Adobe PostScript:『3』を選択
ab
cd
e
fghi
j
画像埋め込み済みのマーク
Illustrator CS2 の場合
企画、記事下広告等で集版される小枠原稿についてのバージョンは別途当社までご相談下さい。
2-10
また、2次的に修正を加える場合も、はじめに使用したバージョンで修正・保存することをお勧めします。
! Illustrator CS6 以上をご使用の場合は、必ず、CS5(あるいはCS5.5)をバージョン指定し保存してください。
2:Illustrator 編
a).形式:『Macintosh (8-bitカラー)』を選択
!
b).オーバープリント:『保持』を選択
c).設定:『高解像度』を選択
d).他のアプリケーション用にフォントを埋め込む:特に指定はありません。
e).配置した画像を含む:ON
f).サムネールを作成:ON
※配置した画像を全て埋め込み処理してある 場合、e) の項目はグレーアウトしています。
g).CMYK PostScript をRGBファイルに含む:OFF
a
b c
d
e f g
画像埋め込み済みのマーク
Illustrator CS の場合
h i
h).コンバチブルグラデーション&グラデーションメッシュプリント:OFF
h).Adobe PostScript (R):『3』を選択
企画、記事下広告等で集版される小枠原稿についてのバージョンは、別途当社までご相談下さい。
2-11
!
2:Illustrator 編
a).互換性:作成したバージョンで保存
b).形式:『Macintosh (8-bitカラー)』を選択
c).配置した画像を含む:ON
d).サムネールを作成:ON
e).フォントデータを含む:特に指定はありません。
f).CMYK ポストスクリプト:OFF
※配置した画像を全て埋め込み処理してある 場合、c) の項目はグレーアウトしています。
g).ポストスクリプト:『3』を選択
a
b
c d e
f g
画像埋め込み済みのマーク
Illustrator 10.0.3 の場合
企画、記事下広告等で集版される小枠原稿についてのバージョンは別途当社までご相談下さい。
2-12
2:Illustrator 編2:Illustrator 編
a).互換性:『8.0』を選択b).プレビュー:『 8-bit (256色) Macintosh』を選択
c).配置した画像を含む:ON
※配置した画像を全て埋め込み処理してある場合、c) の項目はグレーアウトしています。
d).サムネールを作成:ONe).フォントデータを含む:指定無しf).CMYKポストスクリプト:OFFg).ポストスクリプト:『レベル2』を選択
aa bb
ccddeeffgg
画像埋め込み済みのマーク
Illustrator 8.0.1 の場合
2-13
3:Photoshop編 2.画像のトリミング
スキャナーで写真等を入力する際には、Illustratorに配置する時の 使用倍率・サイズ等を考慮して取り込みをして下さい。取り込み後 の画像を、Illustratorで無理に拡大・縮小することは避けて下さい。
Illustratorで、マスク処理をして画像の使用部分を生かすことは、
トリミング処理
使用したい部分
隠れている不要な部分もデータとして存在し、データ容量も大きく なってしまいます。余分な部分はPhotoshopにてトリミングを行っ て下さい。
画像容量:15.3M
画像容量:6.6M
1.新潟日報社のスクリーン設定
新潟日報社のスクリーン設定は以下の通りです。
○スクリーン線数 ( lpi )(1インチあたりの線数)
モノクロ:141 lpi ( line / inch )カラー:210 lpi ( line / inch )
※画像の出力解像度はスクリーン線数の2倍が目安です。
○網点角度(X軸を0度とします)
シアン ( C ):75度 マゼンタ ( M ):15度 イエロー ( Y ):0度 スミ ( K ):45度
○網点形状:ROUND(円)
○RIP時の出力解像度:1200 dpi ( dot / inch )
新聞印刷では解像度を高く設定しても、データ容量が 増加する反面、紙面品質差はあまりありません。
イメージ
3-1
3:Photoshop編3:Photoshop編3.モノクロデータの作成
○グレースケールを使用する場合
カラーモードは『グレースケール』
グレースケールモードでの画像解像度は
『8bit / チャンネル』にチェック
!16bit / チャンネルのデータは、モノクロ・カラーともに当社RIPでは出力できません。
200ppi (pixel / inch) 程度に設定して下さい。
を選択して下さい。単色画像を制作
されているか確認して下さい。
○モノクロ2階調を使用する場合(ロゴ等の制作)ロゴ等の制作は、通常下絵をグレースケールでスキャンし、Illustratorでトレースしたアウトラインデータを使用して下さい。モノクロ2階調モードでロゴを制作する場合、解像度出力を1200ppi (pixel / inch) に設定して下さい。
モノクロ2階調 Illustratorでトレース
する場合は、『ダブルトーン』は使用できません。
モノクロ2階調の場合、サイズは原寸または縮小を使用して下さい。
イメージ
3-2
200
3:Photoshop編3:Photoshop編4.カラーデータの作成
○写真等の画像を取り込み、Photoshopで原稿用画像として制作・補正する際には、注意が必要です。
Photoshopを起動しましたら、まずカラー設定を行って下さい。
※下記の内容は参考例です。新聞広告用に画像の色変換・色補正することに不安がある場合は、 新聞制作に対応した製版会社などをご利用ください。
1).カラー設定ウインドウ内の『作業用スペース』枠内のCMYKのリストの中から通常は『カスタムCMYK』を選択して下さい。
2).カスタムCMYKウインドウ内の保存名 (適宜設定)、UCR、黒インキの制限、インキの総使用量の制限を左の図を参考に入力して下さい。
※ RGBカラーからCMYKカラーへの色変換にこの設定が反映されます。
!カラー設定時に、NSAC,JCN準拠プロファイルなどを使用することは構いませんが、画像を保存する際にはプロファイルを埋
カラー設定の例
3-3
NSAC、JCN準拠の色変換をする際は、この欄に作成したNSAC、JCN準拠プロファイルデータを当てはめて下さい。
め込まないで下さい。
ただしUCRの数値は250%以下に設定して下さい。
3:Photoshop編
○取り込んだ画像をまずはRGB、Labカラーモードである程度おおまかな 色調補正をし、細かな調整をCMYKカラーモードで行うのが合理的です。
カラーモードは『CMYKカラー』を選択して下さい。 『8bit / チャンネル』にチェックされているか確認
CMYKカラーモードでの画像解像度は 250ppi (pixel / inch) 程度に設定して下さい。
! RGBカラーからCMYKカラーに変換した際、色域の 違いから、画像の色味が変わります。
RGB・Labである 程度調整した画像
して下さい。
CMYKで詳細な 調整へ
イメージ
3-4
3:Photoshop編3:Photoshop編5.クリッピングパスの使用
クリッピングパスを使用すると、Illustratorで配置する際に、描画オブジェクトを分離してその他の部分を透明にすることができます。
元の画像1.ペンツールを使用し、パスを作成2.クリッピングパスとして使用したい範囲を選択3.パスを保存(パス名は適宜設定)
4.クリッピングパスを選択
5.クリッピングパスメニューの平滑度を設定※輪郭を滑らかに切り抜くには0から0.2
6.クリッピングパスを保存
クリッピングパス
7.Illustratorに配置し、原稿制作へ
の範囲で適宜設定して下さい。
イメージ
3-5
あなたといっしょに
はしりたいなぁ
(株)新潟日報社(株)新潟日報社新潟市西区善久772-2
025-OOO-XXXX
3:Photoshop編3:Photoshop編6.画像保存時の設定
Photoshop EPS形式で保存して下さい。保存の際には、以下の設定に注意して下さい。
aabbccddeeff
a).プレビュー:『TIFF (8 bit / pixel )』を選択b).エンコーディング:以下を参照し、適宜設定して下さい。
ASCII 85:ASCII形式よりデータ容量がコンパクトになります。ASCII形式のOS-X以降の安定性に加え、データ容量も小さくできる事から、OS-X環境の推奨フォーマットです。
ASCII:コンピュータ用のコード体系として最も普及しており、UNIXベースとなったOS-X環境では安定した出力が可能です。ただし、バイナリ形式に比べ、データ容量が約2倍になってしまうというデメリットもあります。
バイナリ:OS-9環境までの最も安定した標準的なフォーマットです。UNIXベースとなったOS-X環境では、ポストスクリプトエラー等出力時におけるトラブルの恐れがあります。
JPEG:JPEG圧縮がかかってしまいます。また、この圧縮は非可逆圧縮(圧縮すると画像は劣化し、圧縮前の画像は再現できない)のた
c).ハーフトーンスクリーンを含める:OFFd).トランスファ関数を含める:OFFe).ポストスクリプトカラーマネジメント:OFFf).画像補間方式:OFF
!Windows環境で制作する場合、エンコーディングは、ASCIIまたはASCII85を選択
め、出力時に画像の劣化があります。
して下さい。Illusutrator CS、CS2に『バイナリ』エンコーディングの画像を配置すると、再び開いた時に、開けなくなる恐れがあります。
3-6
ここの部分のチェックは全て外して下さい。
4:入稿チェック編 1.メディア入稿の確認
!
2.入稿原稿の確認 (株)新
潟日報アド
メディアには1フォルダ内に1原稿であるか確認して下さい。
フォルダ内には入稿原稿の念校用PDFデータも忘れずに保存して下さい。1メディア内には、複数のフォルダを保存しても構い ませんが、フォルダ名をきちんと判別できるように して下さい。
Illustratorの『書類情報パレット』で原稿データの確認ができます。
書類情報メニューの中から各情報を確認し、入稿データが適切な 設定で作られているか、確認して下さい。
イメージ
4-1
(株)新潟日報アド
4:入稿チェック編 3.入稿前の確認事項
4-2
入稿原稿は適正なサイズか。Illustrator CS5.5 以下のバージョンのEPS形式で保存したか。
IllustratorとPhotoshopの色指定を正しく設定したか。(RGB・スポットカラーは使用していないか)
フォントデータは残っていないか。(フォントをすべてアウトライン化したか)オーバープリントは適切に設定し、印刷見本で確認したか。
原稿のファイル名に半角記号・半角カタカナ・半角スペースは入っていないか。データ容量は規定数値内か。ウイルスチェックを行ったか。
広告罫外に不要なオブジェクト・テキストボックス・トンボ等はないか。画像等のオブジェクトが広告罫外に出ていないか。(出ていたらクリッピングマスク処理をしたか)解像度は適切に設定したか。(ラスタライズ効果の解像度・出力解像度を適正に設定したか)Illustratorでレイヤーは結合したか。
入稿データは正しく開けるか。
Photoshopで画像にプロファイルを埋め込んでいないか。Photoshopで画像の解像度を適正に設定したか。
画像を使用範囲程度のサイズにトリミングしているか。(不要な部分はデータとして残っていないか)
インキ総量を250%以下に設定したか。念校用PDFデータに文字化け・画像のヌケはないか。念校用PDFデータに必要事項を記入したか。NSAC,JCNなど新聞色に準拠した印刷見本を添付したか。
リストチェック チェック内容 対象ページ
Photoshop EPS形式で画像を保存したか。
1-5
2-10
2-5、3-2~3-41-11-41-4
2-12-22-32-4
2-6、2-72-83-13-6
3-1、3-2、3-43-3、3-63-3
1-31-3、2-2
/
/
原稿データがN-PDF形式の場合、プリフライトチェックを行ったか。 1-1
※制作したIllustratorのバージョンが CS6以上の場合、CS5(あるいはCS5.5)で保存
!
NGデータ
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編1.原稿データの流れ
広告会社A
広告会社B
広告主
制作・製版会社
メディア入稿
オンライン入稿
新潟日報社 広告局
広告トータルシステムチェッカー
NGデータ
RIP処理
PDFゲラ出力入稿モニタ出力
内容査閲ゲラと入稿
NGデータ
モニタの照合
査閲済
紙面に組付け、CTPへ
申込受付
申込受付
申込と原稿をリンク付け
請求入金へ
原稿データの入稿締切は掲載日2日前の正午です。
5-1
新聞印刷へ
※ 新潟日報社はCTP * の導入に伴い、新聞製作工程がフルデジタル化となりました。 これまでの紙焼き・フイルム入稿は原則不可能となりますので、事前に広告会社・ 制作会社で原稿をデジタル化してからご入稿ください、
* CTP:Computer to Plateの略。 これまでの紙焼き・フイルム入力、フィルム出力の工程がなくなり、 オリジナルデータを網点化して刷版に直接再現するシステムのこと。
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編2.印刷見本の流れ(カラー・単色)
広告会社A
広告会社B
広告主
制作・製版会社
メディア入稿
オンライン入稿
新潟日報社 広告局
5-2
印刷見本を印刷現場へ 新聞印刷へ
広告トータルシステム
印刷見本とRIP処理後の出力紙を照合
紙 面
!
○単色原稿の印刷見本は、指定した色番号を使用したものをご用意下さい。
○カラー原稿の印刷見本は、NSAC(日本新聞アドカラー)、JCN(新聞用ジャパンカラー)に準拠したものをご用意
下さい。
新聞用カラープルーフ(印刷見本)
新聞用カラープルーフ(印刷見本)
新聞用カラープルーフ(印刷見本)
新聞用カラープルーフ(印刷見本)
※ NSACに準拠した新聞用カラープルーフ(印刷見本)を ご入稿いただくことで、紙面のカラー品質の安定や適正 な色再現を得ることができます。
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編3.色環境
!
1)ディスプレイの色環境
キャリブレーション*機器をご使用のうえ、ご使用のディスプレイを適正な色再現になるように調整を行ってください。
ラーバランス)、明度(ブライトネス)が適正になるよう調
※キャリブレーション:機器の色再現を整えること。
キャリブレーション機器がない場合は、グレーバランス(カ
整を行ってください。
R G BR G B R G BR G B
正常 経年劣化 正常キャリブレーション
2)カラープルーフ出力用プリンタ・印刷機の色環境
新聞用カラープルーフ(印刷見本)は、新聞色に準拠していることが原則です。カラーマネージメントソフトや測色器を使用して新聞色を再現できるよう色調整・設定したプリンタで印刷
当社は印刷見本としてNSAC(日本新聞アドカラー)またはJCN(新聞用ジャパンカラー)に準拠したものを推奨しています。
上質紙を使用したレーザープリンタ出力による色見本は
カラープルーフを添付してご入稿ください。
見本を出力(印刷)してください。
新聞の色再現とは大きく異なり、掲載紙面との色の差異で品質トラブルになることがありますので、必ず新聞用
新聞用プルーフ用紙、新聞色での印刷見本の出力環境がない場合は、新聞制作に対応した製版会社や出力センターをご利用のうえ印刷見本を添付して下さい。
5-3
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編
3)NSAC(日本新聞アドカラー)について
日本新聞協会 トップページ
日本新聞協会 カラー広告色見本プロファイル「NSAC」
日本広告業協会「NSAC運用GUIDE VOL 1.0」
http://www.pressnet.or.jp/
http://www.pressnet.or.jp/adarc/edi/nsac01.html
http://www.jaaa.ne.jp/
全日本新聞広告製版会 トップページhttp://www.seihankai.jp/
短時間に多量な印刷をおこなう新聞印刷は、機器(輪転機や製版機等)の特性や、用紙・インキ等資材の制約があるため他の商業印刷とは色再現性に違いがあります。きれいな新聞カラー広告を実現するためには新聞印刷特性を理解した上で、原稿制作する必要があります。日本新聞協会の技術、広告両委員会は、新聞輪転機の印刷特性を反映したカラー広告色見本プロファイル『NSAC』を策定しています。以下のWebページも参考にして下さい。
5-4
4)新聞用広告カラープルーフとは
※ 新聞用広告カラープルーフ(印刷見本)及び原稿データは、 NSACに準拠したものでご入稿ください。
左図のように新聞印刷紙面での色再現可能範囲が、レーザープリンタ出力紙の半分程度しかありません。このことからレーザープリンタ出力紙を印刷見本として使用しても、新聞印刷では同様には再現できません。
レーザープリンタ新聞印刷
※参考 L*a*b*表色系(彩度方向)
○レーザープリンタ出力と新聞用カラープルーフの違いについて
色差B:大
色差C:小
色差A:大
○色再現の比較
(紙面協力:菊水酒造様)
AA
CC
BB
○○
レーザープリンタ出力
新聞用カラープルーフ紙 面
紙 面 新聞用カラープルーフ
レーザープリンタ出力
・・==
※ NSACに準拠した新聞用カラープルーフ (印刷見本)、原稿データを ご入稿いただくことで、紙面のカラー品質の安定や適正な色再現を 得ることができます。
=
新聞用プルーフ用紙、新聞色での印刷見本の出力環境がない場合は、新聞制作に対応した製版会社や出力センターをご利用ください。
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編4.UCR・GCR
○UCR( Under Color Removal )について
4色のインキが刷り重ねられる事をトラッピングと言いますが
このため当社ではインキ総量を250%に制限しています。
インキの総量(網%)が多くなると紙への転移が悪くなり、良好なトラッピングが得られなくなり、色再現に影響します。また、余剰インキが対向面や余白等を汚してしまう事もあります。
UCRとはトラッピング不良を抑え、グレー再現を安定させたり、紙面をインキで汚す事を防止するため、CMYが重なっているグレー部分の一部を墨インキに置き換える事です。
CMY ( 減法混色 )
C
M Y
KR
GB
C M Y K KC M Y
5)新聞のカラーパッチ(色見本)について
夕刊で月一回程度、継続的にカラーパッチ広告を掲載しています。紙面上のカラーパッチの配合データ(CMYKの比率)も当社ホーム
作られているか参考にして下さい。掲載日はお問い合わせ下さい。ページ上で公開しています。新潟日報紙面の色がどのような配合で
ホームページ:www.niigata-nippo.com/ad-color/
イメージ
CMY混色のグレーの1部分をKに置換
5-5
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編5.新聞印刷での網点再現性
新聞印刷では他の商業印刷と比べ網点のつぶれ(ドットゲイン)が
C
M
Y
K
10 20 30 40 50 60 70 80 90 1005 (%)
イメージ
上のイメージ図のように80%を超える階調の再現は新聞印刷では困難で、80%を超える階調はベタと識別が難しくなります。
6.ファイルの互換性
Illustratorはバージョンアップされると新機能の追加や仕様変更がおこなわれる事があります。そのためバージョン間のデータの互換性について完全な保証がありません。
原稿を保存する際には、制作と同一バージョンでの保存を徹底して下さい。
○GCR( Gray Component Replacement )について主にCMYがほぼ等量ずつ重なってできたグレー成分を、墨インキに置き換える処理のことです。
C M Y KC M Y
C
M Y
○インキの理想と現実実際のインキは理想のインキよりCはM方向に、MはY方向に、YはM方向にずれています。そのため3色を均等に混ぜても黒にはならず、茶色がかったグレーになります。
理想のインキのCMY混色
実際のインキのCMY混色
イメージ
イメージ
5-6
大きいため、小刻みなステップの網%の差異が判別できません。
5:参考・Q&A編 7.新聞印刷のドットゲイン
『新聞印刷では写真が暗くなる』『中間調が出にくい』といった事が 言われる事がありますが、その多くは『ドットゲイン(印刷時の網 点のつぶれによる網点面積増加)』に起因するものです。
新聞印刷ではインキを紙に転写する際に、圧力(印圧と転写圧)が かかります。その圧力のため網点を表現する点につけられたインキ が広がってしまいます。例えばCMYK版の重なった網点面積率20% の網点が、30%になると、各色の混色や網点面積比の増加のため、 印面は暗い印象になってしまいます。
このため新聞用原稿は他の商業印刷用原稿に比べ、明るめに画像処 理する事がポイントになります。チラシ等の商業印刷用原稿のデー タをそのまま流用するのではなく、明るめに調整して下さい。
※参考 新聞印刷のドットゲインは、データ上で50%の部分に およそ20~25%のつぶれが発生し、75%程度の階調 (トーン) として印刷されています。
物理(機械)的ドットゲイン(イメージ)
圧力 中間調を明るく設定
元画像
明るめに調整
印刷イメージ
新聞印刷では写真が暗くなるという事を考慮し、 Photoshopのトーンカーブで中間調を明るめに 設定して画像処理する参考例です。
理想の網点面積
ドットゲインによる実際の網点面積
印刷イメージ
未調整
イメージ
5-7
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編8.Q&A
Q1)オンライン入稿時に『ICC指定あり』とメッセージが出てしまう。
A1)配置画像にプロファイルは埋め込まないで下さい。
います。プロファイルが埋め込まれていると、RIP処理後のデータで必要以上の濃度変化が起こる可能性があります。
Q2)オンライン入稿時に『RGBオブジェクト』とメッセージが出てしまう。
A2)RGBカラーは使用しないで下さい。原稿内にRGBカラー設定のオブジェクトが存在しています。RGBカラーのオブジェクトをRIP処理すると、本来再現したい色とは違う色で印刷されてしまう恐れがあります。
Q3)オンライン入稿時に『解像度XXXdpi × YYYdpi』とメッセージが出てしまう。
A3)規定の解像度での画像処理をお願いします。原稿内にレイアウトされた画像の解像度の数値に高すぎる
Q4)オンライン入稿時に『画像状況 リンク』とメッセージが出てしまう。
A4)配置画像は全て埋め込むか保存時の設定を確認して下さい。原稿内に配置された画像が埋め込まれていない、もしくは保存時に『配置した画像を含む』にチェックを入れていないためです。
Q5)オンライン入稿時に『カラーオブジェクトあり』とメッセージが出てしまう。
A5)モノクロ原稿内にカラーオブジェクトが存在しています。Illustratorで該当部分を削除またはグレースケールに変換して再保存して下さい。
Q6)オンライン入稿時に『グラデーション異常』とメッセージが出てしまう。
A6)原稿内の線や孤立点にグラデーションの塗りが適用されています。RIP処理時にグラデーションを反映させる領域が存在しないため、エラーとして報告されます。またはグラデーションのストップ(グラデーションパレットのスライダ)が同じ位置で重なっている場合もこのメッセージが出ます。スライダの位置を重複しない位置へ移動させて下さい。
Photoshopで処理した画像にプロファイルが埋め込まれて
もしくは低すぎるといった異常があります。
5-8
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編
Q7)オンライン入稿時に『孤立点あり』とメッセージが出てしまう。
A7)孤立点とは原稿内に1つの座標のみが残ってしまったオブジェクトです。孤立点があると原稿のサイズに変形がかか
Q8)オンライン入稿時に『使用フォント』とメッセージが出てしまう。
A8)原稿内にフォントデータが存在しています。文字化けを防ぐためにも、原稿内のフォントには全てアウトライン処理をして下さい。
Q9)オンライン入稿時に『スポットカラー』とメッセージが出てしまう。
A9)原稿内にスポットカラーで塗られたオブジェクトが存在しています。入稿原稿内にスポットカラーは使用しない
Q10)オンライン入稿時に『トリミングあり』とメッセージが出てしまう。
A10)原稿内の画像は使用範囲程度でトリミングして下さい。
Q11)オンライン入稿時に『PS エラー』とメッセージが出てしまう。
A11)Post Scriptで文法エラーが発生しています。このメッセージが出ましたらメディアでの入稿をお願いします。
ってしまう恐れがありますので孤立点は削除して下さい。
で下さい。
隠されている部分の面積に比べとても小さい原稿に対してこのメッセージが出ます。
クリッピングマスク・クリッピングパス処理した範囲の面積が、
Q12)オンライン入稿時に『ハーフトーン』とメッセージが出てしまう。
A12)配置した画像にハーフトーン(網点)が設定されています。このような原稿は入稿不可ではありませんが、注意が必要です。当社RIPでは意図した表現で出力できない恐れがあります。広告表現上で必要な設定であるならば、事前に当社へお問い合わせ下さい。
5-9
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編
Q13)オンライン入稿時に『パス解像度』とメッセージが出てしまう。
A13)パス解像度とはIllustratorで曲線を作画した場合、その曲線を直線に分割した際の滑らかさの度合いを表します。
Q14)オンライン入稿時に『非印刷レイヤーあり』『非表示レイヤーあり』とメッセージが出てしまう。
A14)レイヤーオプション内の『表示』『プリント』にチェックを入れて下さい。複数レイヤーがある場合は1つに結合して下さい。
Q15)オンライン入稿時に『不可視オブジェクトあり』とメッセージが出てしまう。
A15)原稿内のあるオブジェクトを隠した状態になっています。入稿原稿内のオブジェクトは全て見える状態に設定して下
Q16)オンライン入稿時に『UCRオーバー』とメッセージが出てしまう。
A16)原稿内にインキ総量250%を超える箇所があります。
Q17)オンライン入稿時に『ライダーあり』とメッセージが出てしまう。
A17)原稿にライダーが設定されています。ライダーの設定を外して下さい。
この値が小さいと曲線がガタガタになってしまいます。
さい。
こしたり印面のにじみ、つぶれ等が発生する恐れがあります。UCRを適切な値に設定して下さい。
新聞印刷でこのような原稿を印刷すると、紙面の汚れを引き起
Q18)データを適切に設定した原稿だがオンライン入稿できない。
A18)原稿ファイル名に半角スペース等使用できない文字、記号が含まれている可能性があります。ファイル名を確認して下さい。もしくはIllustrator EPS形式で保存されていない、バージョンをかえて保存してある等の原因が考えられます。
属性パレット内のアウトプット値、または書類設定の出力解像度の項目を適切に設定して下さい。
5-10
5:参考・Q&A編5:参考・Q&A編
Q19)白抜き文字が画面上では確認できたが新聞紙面上では見えづらくなっている。
A19)太めのフォント、もしくはフォントを大きくして下さい。新聞印刷では背景色のインキのつぶれ等により微細な白抜
Q20)掲載紙面でフォントに斜体がかかってしまっている。
A20)フォントがアウトライン化されていません。文字化けを防ぐためにも全てのフォントをアウトライン化して下さい。
Q21)意図しない余白がついたり、変形して新聞掲載されて
A21)広告罫線外に不要なオブジェクトがあります。掲載に必要ないものは全て削除して下さい。
Q22)余白付きを意図した原稿だったが、中身が拡大されて新聞掲載されてしまった。
A22)広告罫を巻かない場合でも、線・塗り無しの罫線で原稿サイズ
Q23)原稿内の画像が不自然な色合いになって新聞掲載されている。
A23)配置画像にプロファイルが埋め込まれている可能性があります。
き文字の再現が困難になります。
またはPhotoshopでクリッピングパス処理した画像等の
を囲って下さい。
Q24)色の異なるオブジェクトを重ねて配置したところ、掲載紙面で
A24)オーバープリント設定が不適切になっている可能性があります。オーバープリントONの場合、背景色との混色で印刷されます。または、乗算などの透明効果も背景色との混色が起こります。適宜設定して下さい。
5-11
範囲が広告罫線外に出てしまっている事が考えられます。掲載サイズでクリッピングマスク処理して下さい。
しまった。
プロファイルは画像の色変換にのみ使用可能ですが、保存時には埋め込まないで下さい。
意図しない色になってしまった。
6:集稿用原稿編1.原稿サイズ
6-1
収容する広告企画によりサイズは変わります。広告企画書に記載の連絡先へご確認ください。
!集版担当制作会社のIllustratorのバージョンより上位で保存したデータは開くことができません。必ず同位以下のバージ
2.原稿の保存
集版担当制作会社のIllustratorのバージョンによって保存のバージョンを決定してください。
ョンで保存してください。
※保存のバージョンに関しての問い合わせ先●新潟日報社編成部☎025-385-7424
●広告企画書記載の連絡先
3.原稿のカラーモード
収容する広告企画により変わります。異なるカラーモードでは入稿エラーとなる恐れがあります。
!●4色カラー・単色の広告企画の場合原稿のカラーモードは『CMYK』または『グレースケール』で制作してください。ただし単色広告を制作する際には
●モノクロの広告企画の場合原稿のカラーモードは必ず『グレースケール』で制作してください。
Illustrator編 2-5を参照してください。
6:集稿用原稿編4.データ容量
6-2
5.フィルタ・効果の設定
広告企画によっては集版後の原稿を回転処理する場合があります。そのため特殊な効果を使用する際には注意が必要です。
!使用画像の画像解像度や画像のトリミング等をPhotoshopで適正に設定・処理して容量を抑えてください。
※Photoshop編 3-1から3-3参照
データ容量をできる限り抑えてください。各原稿がそれほどのデータ容量でなくても原稿を集版し1つの原稿にすると大容量になり、入稿トラブルとなる恐れがあります。
※例1
Illustratorの『フィルタ』と『効果』にはほぼ同じような項目が並んでいます。この二つの違いは、元のオブジェクトに対して変形が加えられているかいないかです。フィルタを適用すると元となるオブジェクト自体を変形しま
す。効果を適用すると元となるオブジェクト自体は変形され
ないため、後でアピアランスパレットで効果の削除・変更が可能です。用途により適宜使用してください。
90度回転をかけると
!上図のように『効果』では元のオブジェクトに変形がかからないので回転をかけると回転後のオブジェクトに効果が適用されてしまいます。
イメージ
『アピアランスを分割』し90度回転をかけると
意図した再現になります
◎対処法
イメージ
6:集稿用原稿編 6-3
※例2
!上図のように『効果』では影の向きが矢印の向きと一致しません。対処法としては前述の『アピアランスを分割』や『フィルタ』を使用するなどがあります。
イメージ
『フィルタ』ドロップシャドウ
90 度回転をかけても影の向きは変わらない
『効果』ドロップシャドウ
90 度回転をかけると影の向きが変わる
イメージ
!『アピアランスを分割』等の処理をすると元のオブジェクトに対して変形を加えることになるので、アピアランスパレットで同効果の削除・変更ができなくなります。
※例左図のようなオブジェクトに『効果』のパンク・膨張処理を行います。
上図のように元のオブジェクトには変形を加えず見た目を変更している。効果の程度はこのパレットで削除・変更が可能。
『アピアランスを分割』処理をすると元のオブジェクト自体が見た目の形へ変わるため効果の削除・変更ができなくなります。
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【参考文献】
日本新聞協会ホームページ,カラー広告色見本「NSAC」 http://www.pressnet.or.jp/adarc/edi/nsac01.html
日本広告業協会ホームページ,NSAC運用GUIDE VOL 1.0 http://www.jaaa.ne.jp/
日本雑誌協会ホームページ,雑誌広告デジタル送稿 JMPA準拠データ制作ルール&制作ガイド http://www.j-magazine.or.jp/index.html
※参考文献は2007年12月15日現在のものです。
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