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福井県教育研究所 メールマガジン 第6号 今月の主な内容 ■各課より・・・教職研修課、教科研修課、科学情報課、 教育相談課 ■駐車場について ■当所HPについて 2013 年9月24配信 配信元 福井県教育研究所 TEL 0776-36-4850 E-mail mailtonews-ml[at]fec.fukui-c.ed.jp [at]部分を@に変更してご利用ください。 HP http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/

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福井県教育研究所

メールマガジン 第6号

今月の主な内容

■各課より・・・教職研修課、教科研修課、科学情報課、

教育相談課

■駐車場について

■当所HPについて

2013 年9月24日 配信

配信元 福井県教育研究所

TEL 0776-36-4850

E-mail mailto:news-ml[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

HP http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/

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教育研究所 メルマガ

1

朝夕に涼しさを感じ、木々の彩りの微妙な

変化から、秋の便りを感じとることができる

今日この頃となりました。

これからの季節、学校行事や研修の機会

もたくさん計画されていることと思いま

す。教育研究所では、後期にも多くの研修

講座を開講していきます。また教材研究支援

システムなどホームページのコンテンツも

日々充実を図っております。ぜひご利用ください。

◆各課より

○教職研修課より

◆ 初任者研修、10年経験者研修でのクロスセッション

8月 19 日(月)、22 日(木)、27 日(火)に初任者と10年経験者によるクロスセ

ッションを実施しました。基本研修において、初任者は10年経験者と2回、10年

経験者は初任者・5年経験者とのべ3回のクロスセッションを行います。クロスセッ

ションは、校種や経験年数を越えて、尐人数グループを作り、その中で各人の思いや

考えを語り合う場です。互いの実践に学び合い、刺激し合うことで、指導力とともに、

コミュニケーション能力向上を図ります。10年経験者の先生方には、3回のクロス

セッションを通して、学校の中核を担う中堅教員としての資質能力を高めてほしいと

考えています。

今回は、初任者が「10年後に目指す教師像」、10年経験者が「10年の振り返り」

のテーマでレポートを作成し、それぞれの思いを語り合いました。

【初任者からの感想】

☆ 10経年の先生方が口をそろえておっしゃっていたのは「学校内の先生方はもちろ

ん同期とのつながりは強くもっておくといい。」ということでした。同じ悩みを共有で

きる同期と共に成長していこうというスタンスを持ち続けることが何年経っても大事

なことだと教わり、私もこれから初任者同士の絆を大切にしていこうと思いました。

☆ 10経年の先生方は経験が豊富で、学級経営や教科、部活動指導等の話を聞くこと

ができ、大変参考になりました。悩みやわからないことなどを、職場の先輩にどんど

ん聞いたり、相談したりすればよいということが分かり、前向きな気持ちになりまし

た。

☆ 10経年の先生方が、「私も初任の時は失敗ばっかりだったよ。」とか「今思えばよ

く周りの先生が怒らなかったと思うよ。」などと初任の時を振り返られながら、優しく

声をかけてくださいました。また、「初任のうちにいっぱい失敗しておきましょう。」

とか「若いうちに何でもチャレンジしてください。」と、励ましてもくださいました。

実際に10経年の先生方とお会いして、自分も10年後はこんな風になれるのかなあ

と思いながらのクロスセッションでした。先生方のアドバイスを2学期から生かして、

がんばっていきたいと思います。

福井県教育研究所

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【10年経験者からの感想】

☆ 初任者の先生方の教師としての情熱、フレッシュさがひしひしと伝わってきて、自

分も1年目の頃の若さ、熱い気持ちを思い出しました。やはり、いくつになっても目

の前の子どもを大切に思う気持ちを大切にしていきたいと思いました。

☆ 今回振り返りを行って、今の自分に何が足りないのかがわかりました。初任者の方

にアドバイスをしているつもりでも、実は自分の課題を見つけるきっかけとなりまし

た。また、異校種の話を聞くことができ、新しいものの見方ができると思いました。

振り返ったことを今後の指導や実践に役立てていきたいと思いました。

☆ 自分が10年経った今、学校の一員として、後輩教員に示してあげられること、示

唆していかなければいけないこと、相談にのってあげたいことなど、一歩前を歩く立

場としてどうあるべきか考えさせられました。自校での自分の在り方をもう一度考え

直したいと思います。

初任者は10年経験者の先生方からの経験を元にした貴重な話を聞くことができ、

大きな学びに繋がったようでした。また、10年経験者は初任者の時の気持ちを思い

起こすと同時に、「中堅教員として自分がどうあるべきか」を考えるよい機会になった

ようです。先生方の今後の活躍を期待しています。

◆◆―― お問い合わせ ――◆◆

教育研究所 教職研修課 TEL 0776-36-4857

メール kyosyo[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

◆◆―――――――――――――――――――――◆◆

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3

○教科研修課より

-追加募集のお知らせ-

◆ B821高等学校英語科(Ⅰ)研修講座

-英語授業力の強化を目指して!-

日時:10月 29日(火) 9:30-16:30 会場:福井県教育研究所

○ 今回の指導要領改訂では、高等学校・中学校の両校種を通じて、「発信力」の育成に

主眼がおかれています。このことを踏まえ、今回は講師に前東京学芸大学教授の金谷

憲先生をお迎えし、研修講座を開催いたします。中学校と高等学校を見通した授業と

は何か、そして「発信力」を高めることを目的に、言語活動を軸として授業を改善してい

くには具体的にどうすればよいかを、ワークショップをまじえながら考えてまいります。ま

た、高等学校において最近よく話題となる「評価」に関しても考察したいと思います。

受講希望の方は、教育研究所 HP の「学びの扉」を通じてお申し込みください。多数

の先生方のご参加をお待ちしております。

[講師について]

東京大学英文科卒。同大学院人文科学研究科修士課程(英語学)、教育学研究科博

士課程(学校教育学)及びスタンフォ-ド大学博士課程を経て、1980 年より東京学芸

大学で教鞭を執られ、退官。現在も各地の研修で精力的にご活躍中。

関東甲信越英語教育学会副会長、語学教育研究所理事。1986 年より3年間NHK「テ

レビ英語会話1」講師、1994 年から2年間NHKラジオ「基礎英語2」監修者。

[近年の主な著書・共編著]

「英語授業ハンドブック」共著 大修館書店

「教科書だけで大学入試は突破できる」共著 大修館書店

「高校英語教科書を2度使う!」編著 アルク

「高校英語授業を変える!」編著 アルク他

昨年度の講座の様子

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◆ B711中学校技術・家庭科(家庭Ⅰ)

-実験を通して身近なエコを体験しよう!洗濯編-

日時:10月 11 日(金) 13:30-16:30 会場:福井県教育研究所

○ 多様な視点で題材をとらえ実験・実習の手立てを

学び、授業力向上を目指す講座です。

講師は花王(株)の出張授業「環境講座」を全国

各地で講義・演習されている深澤純一先生です。

生活と地球環境との新たな“調和”を目指すモノ

づくりを、開発技術者からの視点で教えて頂くので

キャリア教育としても参考になります。模擬授業で

は、岡山県総合教育センターでの家庭科研修講座を

もとに開発された教材の紹介もあります。

小学校や高等学校での授業づくりにも生かせます

ので、他校種の先生方にも、受講して頂きたい研修

講座です。受講希望の方は担当者までご連絡ください。

◆◆―― お問い合わせ ――◆◆

教育研究所 教科研修課 TEL 0776-36-6192

メール kyoka[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

◆◆―――――――――――――――――――――◆◆

○科学情報課(情報)より

-追加募集のお知らせ-

◆ C718もっと使える!ワープロソフト

-多彩な機能を活用し進んだ文書を作成しよう-

日時:10月3日(木) 13:30-16:30 会場:福井県教育研究所

→ 「Word2007」で差し込み印刷やラベル印刷や、目次の自動作成を行います。

◆ C703意欲を引き出せ!ICT授業術

-大きく映して、スキルアップと授業研究-

日時:10月8日(火) 13:30-16:30 会場:福井県教育研究所

→ 実物投影機とプロジェクタを活用した模擬授業やグループ討議による授業研究を行

います。

C702を受講されてない方も受講できますので、お申し込みをお待ちしております。

◆ C721B 挑戦してみよう!サーバー管理の基礎B

-ドメイン環境でのユーザー管理と共有フォルダ-

日時:10月 16日(水) 13:30-16:30

→ ユーザーと校務データを一元管理する方法を理解し、校内LANの管理に活用でき

る技術を習得します。

◎ 受講希望の方は担当者までご連絡ください。

昨年度の講座の様子

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実施講座報告

◆ C716 校務に活かそう表計算!成績処理に挑戦

-関数の活用とマクロの利用に挑戦しよう-(8月 28日)

◇ 内容:Excel2007を使って、校務処理

に利用できる関数(VLOOKUP など)

を理解し、成績一覧表から通知表を

作成しました。また、成績表から成

績順のシートを作成するマクロを

作成しました。

◇ 感想:「マクロが組まれているものの仕組

みが分かりました。簡単な修正くら

いは出来るようになり役にたちま

す。」「VLOOKUP 関数について初

めて聞き、非常に便利だと感じた。」「『串刺し』を教えてもらってよかった。」

などの感想がありました。

◆情報教育に関する要請研修の報告◆

福井市小中学校養護教諭研究会

◇ 日時:8月 12 日(月)

◇ 会場:県立武道館

◇ 内容:始めにスマートフォンの機能や危険

性について講義を行い、次にスマート

フォンのウイルスなどについてのビ

デオを鑑賞しました。最後に、iPad

の簡単な使い方の講義を行い、

keynote を使って今日の感想を班ご

とに発表しました。

◇ 感想:「世の中の動きを知るよい機会になりました。LINE など言葉は聞いていまし

たが、使い方については分かりませんでした。今回分かりやすい説明で楽し

く学ぶことができました。」「Facebook、LINE などのメリット、デメリット

を子どもたちにも伝えたいと思いました。」「初めて iPadを触りました。い

ろいろなアプリを知ることができて、楽しかったです。これからの時代につ

いていけるようにがんばりたいです。」

☆ 「学校情報セキュリティ」「情報モラル教育」「ICT機器活用支援」「学校HP運営

支援」などへの要請研修に応じています。当研究所所員が実施校に訪問し、PC 室等で

講義・演習等を行います。希望される学校は、電話かメールでお問い合わせください。

詳しくは、「平成 25 年度 教職員研修講座案内」P44 をご覧ください。

◆◆―― お問い合わせ ――◆◆

教育研究所 科学情報課 TEL 0776-35-5070

メール joho[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

◆◆―――――――――――――――――――――◆◆

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○ 科学情報課(理科)より

実施講座報告

◆ B333 理科におけるエネルギー環境教育(Ⅱ)

-知ろう!守ろう!ふくいの環境- (8月2日)

この講座は、自然環境保護の大切さを、児童・生徒が理解し、環境保全の意識

を高めることができるように、先生方に環境教育の指導力を高めていただくこと

を目標に行われました。

はじめに、県安全環境部自然環境課獣医師木村美貴さんから「コウノトリの生態と

福井県の取り組み」の講義がありました。続いて越前市農林振興課里地里山再生推進

室主事の藤長裕平さんと日和佳政さんから、「コウノトリをシンボルとした自然再生」

や「コウノトリ(生物多様性・自然再生のシンボル)による環境教育」の講義を受け

ました。

講義や受講者による協議の後、全員が観察・実習場所へ移動して、コウノトリの観

察や、コウノトリが生息できる里地(主に水田)の生き物調査などを行いました。

参加者からは「身近なことを教材にして、児

童の五感を刺激して、環境への関心を高めてい

くことが大切だと思った。」「職場の先生方に伝

え、今後の取り組みにいかしていきたい。」「水

田が生物的視点から見るととても価値のある

ものだということを知った。」「なかなか見るこ

とができないコウノトリを観察できてよかっ

た。」「来年度以降もこのような体験的なものが

あるとよい。」という感想が寄せられました。

3人の講師の先生が、それぞれの持ち味を充

分発揮されて、とても分かりやすく内容を説明してくださったので、受講者の理解が図れ

たと思います。また、「しらやま」だからできるではなくて、現場での取り組み方を説明し

ていただいたことは、受講者が今後学校に戻って環境教育を進める重要な視点となること

が期待できます。

◆ B301小学校理科3年生(Ⅰ)・B302小学校理科4年生(Ⅰ)

-これで安心!基礎からの実験指導-(8月 13日)

教科書に記載されている実験を中心に、実験器具や教材の準備、具体的な指導法、

失敗しやすい実験における指導上の留意点などについてご提案いたしました。

初対面の先生方ともすぐに打ち解け、和気

藹々と実験を進められました。受講後には、

「どの実験も純粋におもしろいと思った。」

「実験を主体とした授業の見通しが立てられ

た。」「子どもたちが失敗しやすいところがわ

かってよかった。」「予備実験の大切さを感じ

た。」などの感想をいただきました。

前回の5・6年の講座と合わせ、のべ 105

名の先生方に受講いただきました。

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◆ B312中学校理科第2分野

-中・高を意識した2分野の授業づくり-(8月 20日)

3月に県内の全中学校・高校に配布された中高授業接続ガイドをもとに、高校の先

生が講師になり、中高の連携を意識した授業づくりに関する研修を行いました。研修

内容は、このガイドの授業改善事例をもとに、前半に藤島高校の斉川清一先生から地

学分野の講義と実習を、後半に大野高校の高谷亮先生と島田美津子先生から生物分野

の実習を行っていただきました。地学分野では、金津・丸岡・藤島高校に設置してあ

る地震計のデータから、地勢図にコンパスと定規で震央を求め震源の深さも測定する

実習などを行いました。生物分野では、新学習指導要領で追加された「無脊椎動物の

仲間」の学習内容である軟体動物の観察を行いました。この授業に慣れている高校の

先生から指導計画、導入の例、解剖実習の留意点などを聞き、実際に一人ずつ消化管

などを確認しながら実習を行いました。

受講された先生方からは,「地震は生徒がつまずきやすいところなので、本日の身近

なデータを使って、興味・関心を深めて授業をす

すめたい。」「以前からイカの解剖はやってみたい

と思っていたが、よく分からない部分もあったの

で、実際に自分で体験してみて、知識、技能や指

導方法を学ぶことができた。」「高校の先生の話を

聞くことで、中学校の授業でおさえるべきところ

がわかった。」「小中の連携も大事だが、中高も今

回の研修を参考に重視していきたい。」などの声

が寄せられました。

◆ B332理科におけるエネルギー環境教育(Ⅰ)

-教えよう!太陽光の恵み-(8月 21日)

太陽光発電の研究開発について、福井大学大学

院工学研究科の特命教授、山本暠勇先生からご講

義をいただきました。私たちが受けとっている太

陽光のエネルギーは、熱エネルギーに換算すると

とても膨大であること、太陽光発電は電子のエネ

ルギー差によって生じること、福井での太陽光発

電の現状と将来などについて、とても具体的にお

話をいただきました。その後、小学校の教科書に

も出てくる「ソーラークッカー」をご紹介しました。しかし、天候が悪く、思うよう

に調理できなかったのが残念でした。最後に、太陽光発電所を見学し、北陸電力の担

当の方より発電の現状について説明をいただきました。

受講された先生からは、「太陽光発電についてこれほど考えたことはなかった、発電

の仕組みも含めてもっと学ばなければと感じた。」「学校にも太陽光発電が設置されて

いるが、それを教材に使っていないのがもったいないと思った。」「太陽光発電や風力

発電は環境に良いというように児童生徒は感じるが、メリット、デメリットを考えて

指導していかなくてはならないと思った。」などの感想が寄せられました。

◆◆―― お問い合わせ ――◆◆

教育研究所 科学情報課 TEL 0776-35-5070

メール kagaku[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

◆◆―――――――――――――――――――――◆◆

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○ 教育相談課より

「Q-Uによる学級集団づくりーいじめや不登校を生まない学級

集団をめざしてー」が8月20日(火)に行われました!

講師に県立鯖江高等学校定時制教頭、向井

清和先生をお迎えしての 1日講座でした。

前半はじっくりとQ-Uの基礎概論を学

び、後半はグループになって「模擬事例検討

会」をしました。

研修講座の後、このような声が聞かれ、2学期新たにQ-Uを実施すること

にした学校や、Q-Uについての要請研修を希望される学校がありました。

研修講座が参加された方の学校ですぐに生かされていることをうれしく思い

ます。

スーパービジョン(「学級をどうし

ていくといいか」についての話し

合い)を学校でもできるといいな

と思いました。

学校でQ-Uをぜひ実施し

たいと思いました。

先日、全クラスでQ-Uをしました。各

クラスの結果をもう一度みて、一人ひと

りの子どもの指導に役立てたいです。

~ 教育相談課の今年度最後の研修講座です ~

◎ C611 子どもの心の治療と教育

-子どもの心と身体の育ちを見つめる-

10 月 23 日(水) 15:00-17:00 会場:教育研究所

ぜひ、受講をご検討ください!

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~ 8月のフレンド学級 ~

◆◆―― お問い合わせ ――◆◆

教育研究所 教育相談課 TEL 0776-36-4852

メール sodan[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

◆◆―――――――――――――――――――――◆◆

藤島高校ジャグリング部のみなさ

んといっしょにいろいろな技に挑

戦してみました。意外と難しかった

です。

担任の先生とチー

ムになって,フレ

ンドホッケーを楽

しみました。

はつらつとした

プレーを見せるこ

とができたかな。

本日で前期のフレンド学級も終

わりです。楽しい思い出がいっ

ぱいできたかな。

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小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、

相手の話を聞くことでした。

(ミヒャエル・エンデ作、大島かおり訳、「モモ」1976)

「なあんだ、そんなこと、とみなさんは言うでしょうね。話を聴くなんて、誰にだってでき

るじゃないかって」とエンデは続けます。児童文学の名作「モモ」をご存知の方も多い

でしょう。ここには、人の話を聞くことがいかに人を元気にさせるかが描かれていま

す。

「モモに聞いてもらっていると、どうしてよいか分からずに迷っていた人は、急に自分の

意思がはっきりしてきます。ひっこみじあんの人には、急に目の前がひらけ、勇気が出てき

ます。不幸な人、悩みのある人には希望と明るさがわいてきます。」

教師はティーチングに長けています。発信能力と言いかえてもよいかもしれませ

ん。しかし今、“児童生徒は教師の教えることを学ぶ”ことが当たり前のように成り

立っていた時代からは大きく状況が変わりました。“学ぶ”ための条件(学級集団作

り、学校におけるソーシャルスキル教育、保護者との連携等)を作っていくことが必

要になってきています。例えば、学級集団づくりにおいては、まず教師と児童生徒の

信頼関係を構築することから始まります。保護者と良好な連携をとっていくことも同

様です。信頼関係を構築するうえで、児童生徒が“先生は自分のことをわかってくれ

ている”と思えるような教師の受信能力の高さがより一層求められています。“聴く”

ことのできる先生は受信能力が高い先生であるといえるでしょう。エンデはさらに続

けます。

「たとえば、こう考えている人がいたとします。おれの人生は失敗で、何の意味もない、

おれは何千万もの人間のなかのケチなひとりで、死んだところで壊れた壺とおんなじだ。

(中略)この人がモモのところに出かけていって、その考えをうちあけたとします。すると、

しゃべっているうちに、不思議なことに自分が間違っていたことがわかってくるのです。い

や、おれはおれなんだ、世界中の人間のなかでおれという人間は一人しかいない。だから

おれはおれなりに、この世のなかで大切なものなんだ。こんなふうにモモは人の話が聴け

たのです!」

現代の日本の子どもたちは、世界的に見ても自己肯定感が低いという調査結果があ

ります。先生方の聞く力が子どもたちの自己肯定感とやる気と元気を引き出せるとよ

いですね。

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◆駐車場について

○ 運動公園駐車場の駐車箇所が変更になりました。

研究所へ車でお越しの際は、「研究所本館前駐車場」、

「情報教育センター前駐車場」をご利用ください。満

車の場合は、「運動公園駐車場」をご利用ください。

「運動公園駐車場」を利用する場合は、管理室前は避

けて、陸上競技場のまわりに駐車してください。

情報教育センター前駐車場

運動公園に駐車する場合は、陸上

競技場(左図に示したところ)に

駐車してください。

◆HPについて ○ 当所HPをご活用ください!

福井県教育研究所のホームページがリニューアルしました。(H25年4月1日)

研修講座の詳細、学習支援教材、各種様式、教育データベース、リンク集など、情

報満載です。

http://www.fukui-c.ed.jp/~fec/

◆お問い合わせ先

福井県教育研究所 TEL 0776-36-4850 (代表) FAX 0776-36-4851

メール info[at]fec.fukui-c.ed.jp

※[at]部分を@に変更してご利用ください。

※ メールマガジンについて(アドレス変更等)は、メルマガ担当までご連絡ください。

news-ml[at]fec.fukui-c.ed.jp

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