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Post on 04-Jul-2020

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外観 教室・スタジオ 1F男性トイレ  1F多機能トイレ

津田塾大学5号館

創立90周年を記念して1990年に建設された5号館(視聴覚センター)は、 津田塾大学の語学教育等を担う施設。

CALL教室やスタジオをはじめ、ICTを活用した教室群では、さまざまなメディアを利用し、より実践的な教育が行われている。

尿流を検知して吐水するマイクロ波センサータイプの自動洗浄小便器を採用。前面板は、防汚性に優れたハイドロセラウォール(モザイク柄・黒マット)を採用している。

車いす使用者やオストメイトなど、さまざまな利用者に配慮し、多機能トイレを設置。年に一度、計画停電が実施されるため、停電用洗浄レバー付きタイプを採用している(黄色い丸部分)。

1F女性トイレ 1F女性トイレ 大便器コーナー 改修前 1F女性トイレ 図面

白とナチュラルカラーの木目調パネルが温かみを感じさせる空間。間仕切り壁を天井まで立ち上げることで、防犯対策を図るとともに個室感を高めている。ピクトグラムはオリジナルの物を現在学内で作成中。

連続使用が可能なフラッシュタンク式便器(掃除口付き)に、乾電池交換や配線工事が不要のエコリモコン搭載ウォシュレットを採用。器具カラーは内装イメージに合わせて、パステルアイボリーを採用している。

築20年以上経過し、水まわり器具の使い勝手やトイレの内装が時代にそぐわないものとなっていた。

改修にあたり、すべて洋式便器に変更。化粧配慮として、洗面器の器具数を減らし、パウダーコーナーを新設。多機能トイレは、さまざまな人の利用に配慮し、オストメイト対応とした。

1F女性トイレ 洗面コーナー 1F女性トイレ 洗面・パウダーコーナー 建築概要

<大学の概要と改修の経緯>

水まわりの特長

カウンター上部に荷物棚を設置し、高速両面タイプのクリーンドライ(ハンドドライヤ )を完備 気温が低 冬季 備え 湯が使用 きるよう カウ タ

新設されたパウダーコーナーと洗面コーナーには、隣からの視線に配慮して個別鏡を採用 学生からは「動線が使 やす と 声が上が る

津田塾大学5号館

東京都小平市津田町2-1-1

学校法人 津田塾大学

学校法人 津田塾大学管理課

株式会社 NAO建築設計

株式会社 鈴木工務店

(改修) 2016年9月

名 称

所 在 地

施 主

設 計 監 理

施 工

竣 工 年 月

和式をすべて洋式便器に変更。入試時など混雑緩和に備えて、連続使用可能なフラッシュタンク式便器を採用した。管理の行ないやすさを考え、乾電池交換不要で発電タイプのエコリモコンを搭載したウォシュレットを設置。大便器は掃除口付きとした。内装は、授業の合間などにほっとできるように、ホワイトと明るい木目を基調とした温かみのある空間とし、パステルアイボリーの器具を選定している。時代に即し、女性トイレは、落ち着いて化粧ができるように、洗面器の器具数を減らしてパウダーコーナーを新設。また、多機能トイレは、車いす使用者やオストメイトなどさまざまな使用者を想定。さらに年に一度実施される計画停電時にも使用できるように、停電対応品を採用した。改修後は、他の棟の学生からも利用されている。

<水まわりの特長>

1900年に津田梅子によって創立された「津田塾大学」は女子高等教育機関の先駆けとなる、日本を代表する女子大学である。1学部4学科から構成されており、少人数制英語教育を特徴としている(2017年4月に総合政策学部が新設予定)。語学教育の中枢施設である5号館は、築20年を超えて

水まわりの老朽化が見られたことから、女性配慮など時代に沿った教育・研究環境整備のため、このたび改修を実施した。

<大学の概要と改修の経緯>

イヤー)を完備。気温が低い冬季に備え、湯が使用できるようにカウンター下に小型電気温水器を設置している。

個別鏡を採用。学生からは「動線が使いやすい」との声が上がっている。

2016.12 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29311

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